2014年07月18日

耳鳴、耳のつまり感、頭痛が治った。聴力も回復。

前回の書き込みは6月19日でしたから久しぶりの発行となります。お知らせ2つ。

◆7月24日と31日木曜は午後5時から開けます。午前は東京衛生学園専門学校臨床教育専攻科(教員を養成する学科)での講義のためお休みさせていただきます。
◆5月から水曜休みにしています。電話予約や変更は診察時間外、定休日も含め、8時30分〜21時30分頃まで受け付けるようにしました。

☆耳鳴、耳のつまり感、頭痛が治った。聴力も回復。

津田清美(仮名)さんは40代の女性です。2月下旬に左耳がおかしくなり、1週間耳鳴が続きました。耳鼻科を受診し突発性難聴と診断されステロイド剤の治療を開始。その後、投薬は終わりましたが、耳鳴が再発、高い音が響いて、耳がつまるようになりました。低音が難聴となっていています。後頭部の頭痛が続いていて首もこります。
4月から治療を開始し、3回目でアンケートをいただきました。

◆アンケートには「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。」「治療前の苦痛を10とすれば今は2」と回答いただきました。

◆コメント
かかりつけの耳鼻科では完治しないと言われかなり落ち込みましたが、耳鳴やつまり感、頭痛が改善され希望がもてるようになりました。

治療開始から約一ヶ月、5回の鍼灸治療で耳鳴、耳のつまり感、頭痛等すべてなくなりました。耳鼻科で聴力の回復を確認しました。3ヵ月後に再度、津田さんに連絡し耳の諸症状の再発がないことを確認しています。
津田さんは中間管理職、仕事のやり方が変わり、ぎくしゃくしているところで発症したと聞いています。今も忙しさは変わらないそうですが、元気です。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

アンケートは以下から140718mimi.JPG

2014年01月27日

しつこい小児の鼻炎が治りました、自宅での温灸と併用して治療

今回は4歳の男の子の鼻炎、鼻づまりの治療のお話です。

☆しつこい小児の鼻炎が治りました、自宅での温灸と併用して治療

すぐに耳や鼻の調子が悪くなり耳鼻科に通い続けている子どもさんがいらっしゃいますね。今回ご紹介する正人(仮名)くんもそんなお子さんでした。鼻炎がなかなか治らない。すぐに中耳炎にかかってしまう。なんとかならないだろうかとお母さんといっしょに来院されました。待合室を走り回っている元気な子どもさんです。

小さな子どもさんの治療は親も付き添うので通院も大変。週に1回来院してもらい、自宅では毎日、無煙タイプの温灸等の治療をしていただくようにしています。今回もそうして治療しました。子どもさんには小児鍼というささない鍼、なでるような鍼を中心に治療しました。
ただし大人にするような刺す鍼も1〜2本しました。
子どもがこわがらないか、泣きはしないか。大丈夫です。子どもに大人のような恐怖心はありません。すっと刺すと平気な顔をしています。結局、9週間10回で治りました。
自宅での温灸も結(ゆい)での鍼もたいてい子どもさんの方でせがむようになります。

アンケートではお母さんから

◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。
という回答と以下のコメントをいただきました。

子供に針灸があっていたようで大変効果がありました。又何かあればよろしくお願いします。

自筆のアンケートの写真はこちらから
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小児鍼と無煙タイプの温灸器の写真はこちらから
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◆小児鍼の治療費は1200円です。
◆無煙タイプの温灸器は無煙もぐさ込みで9765円です。煙のでる普通の棒灸でよければ器具といっしょに3000円弱でお分けしています。

2013年12月19日

耳のつまり感、耳鳴、つばを飲み込んだとき音が治った

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。結(ゆい)のホームページ http://yuisuita.com をリニューアルしました。旧HPではスマホ対応は一部でしたが今度は全てのページがスマホに対応しています。今回も耳のお話です。

☆耳のつまり感、耳鳴、つばを飲み込んだとき音が治った

織田(仮名)さんは20代前半の女性、20XX年の3月にいらっしゃいました。
耳のつまり感、耳鳴、つばを飲み込んだとき音がするというのが耳に関する症状です。両耳がつらいけれどとくに左がつらい。肩や首のこりがひどく、ニキビもたくさん出ていました。頭もよくかゆくなるそうです。

昨年夏に両耳がひどく痛み出し、聴力も低下しました。その後聴力は回復し、痛まなくなりましたが上記の症状が残ったというわけです。気圧の変化で耳の症状は悪化します。
1ヶ月8回の治療で耳の症状はほぼなくなりました。つばを飲み込んだとき音がするというのが残ったので週1回にきりかえて治療継続、1ヶ月でほぼ音もなくなり、肩や首のこりもなくなりました。ニキビもずいぶん減りました。

8月になって耳のつまり感が再発し、再度いらっしゃいましたました。肩や首もこってきたそうです。これも1ヶ月治療してなくなりました。この段階でアンケートをいただきました。約4ヵ月後、目が疲れるということで来院されましたが、耳の再発はありません。ニキビも減って喜ばれています。少々無理をしても以前ほど疲れることもなくなりました。

◆アンケート回答

よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2である。

織田さんのコメント
去年の夏から耳のつまり肩こり、首のこりをくりかえしてきました。また耳鳴やめまいもありました。しかし治療により首肩がこりにくくなりました。忙しい時は少し出る時もありますが、以前よりだいぶ楽になりました。ありがとうございます。

自筆のアンケートはこちらから
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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2013年12月17日

4年間続いた耳のつまり感が治った

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。じつは今、結(ゆい)のホームページ http://yuisuita.comは リニューアルに伴いサーバーを移っています。一部に画像が乱れるなどうまく見れない現象が生じています。18〜19日には落ち着きますので、リニューアルした新ホームページをお楽しみください。旧HPではスマホ対応は一部でしたが今度は全てのページがスマホに対応しています。今回は耳のお話です。

☆4年間続いた耳のつまり感が治った

森本(仮名)さんは60代前半の女性、20XX年の10月にいらっしゃいました。
8月に左耳で自分の声も他の人の声もひびくようになり、朝はめまいも出ました。耳鼻科に行くと突発性難聴といわれ、一週間の点滴を受けたが回復せず。そこで有名な総合病院に行くと、今度はメニエール症候群といわれ一ヶ月、薬を飲み続けることに。それでも治らなかったので結(ゆい)に来たというお話。結(ゆい)ではよくある話です。
頭全体がわんわんと鳴るような感覚もあるそうです。じつは4年前に右耳の突発性難聴にかかり、聴力は回復したが右耳のつまり感はずっと続いています。肩こりもあります。

2回治療すると左耳のつまり感はあっさりとれましたが、頭全体がわんわんと鳴るような感覚は残りました。さらに治療を続け3ヶ月で、頭鳴りも4年間続いていた右耳のつまり感もなくなりました。

5ヵ月後、仕事上のストレスが強くなってから、右耳のつまり感がもどってきましたが、2ヶ月治療して治りました。それからは再発しなくなりました。
森本さんの症状は雨のふる前や、雨の日、仕事でストレスが高まった時にひどくなる傾向がありました。寝不足でもひどくなるので、十分な睡眠時間の確保をお願いしました。
いったん再発しなくなってからは、少々の寝不足も雨も影響しなくなりました。

メニエール症候群と診断されていようが、突発性難聴と診断されていようが、私の治療にとってはさほど意味はありません。森本さんに合うオーダーメードの針灸治療をするだけです。

◆アンケート回答
非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。

森本さんのコメント
仕事にも支障があった耳が安定して気持ちも楽になりました。

自筆のアンケートはこちらから131218mimi.JPG

2013年12月05日

花粉症もあった中年男性の耳管開放症の治り方

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。今回は耳管開放症のお話です。
耳管は鼻の奥と耳をつないでいる管で、ふだんは閉まっています。これがいつも開いた状態になり、戻らなくなるのが耳管開放症です。自分の声がそのまま聞こえたり、呼吸音がはっきり聞こえたりして不快なものです。詳しくは以下をご覧下さい。
http://hari.yuisuita.com/category/1461796.html

◆花粉症もあった中年男性の耳管開放症の治り方

田口(仮名)さんは40代後半の男性です。20XX年の12月にいらっしゃいました。経過は以下のようなものでした。
5月に風邪をひき何回も鼻をかんでいたら、自分の声が響くようになった。耳管開放症に効くといわれている漢方薬、加味帰脾湯(かみきひとう)を半年ほど飲んだが一向に効果がなかった。それどころかおなかの調子が悪くなり、不整脈もでるようになった。加味帰脾湯をやめたらもとにもどった。両耳ともつらい。手足は以前から冷える。最近は咳が出るようになり、のどもいがらっぽくなった。
経過以上

田口さんは最初の治療で自分の声は響かなくなり、咳もなくなりました。たいていは週2回の治療を一ヶ月ほど続けていただき、治っている身体の状態を維持しながら、症状がぶり返さないようにしながら治していきます。ですが田口さんは症状がでると来院されるという形で来院されました。1〜2週間に1度の来院です。結局3ヶ月で6回治療し、当初の症状を10とすると今は1〜2というところまで、治りました。3〜4月は花粉症がひどいとのことだったので3月に4回治療して治し、アンケートをいただきました。6月に一度再発しましたが、これは1回で治りました。手足も以前ほどは冷えなくなりました。

☆アンケート回答
よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2である。

田口さんのコメント
耳管開放症の症状はほとんど消え感謝しております。日常からお腹などをあたためるようにすることでより効果があったようです。
自筆のアンケートはこちらから
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※加味帰脾湯はすべての耳管開放症に効くわけではありません。あるタイプには効きますが、別のタイプには効かないのです。そこは漢方薬の専門知識が必要ですが、耳鼻科のお医者さまがみんな漢方薬の専門家というわけではありません。漢方薬は正しく使えば副作用はでませんが、合わなければ具合が悪くなることもあります。詳しくは以下をどうぞ。
http://yuisuita.com/text/k-5.shtml

◆年末年始のお休みのお知らせ

12月29日日曜〜1月5日日曜までお休みさせていただきます。調子の悪い方は早めにおこしください。体調を整えて新年を迎えましょう。

2013年09月11日

1回で治った突発性難聴。やっぱり早めの治療が一番

結(ゆい)針灸院 、関西中医鍼灸研究会の藤井です。今回は突発性難聴のお話です。

☆1回で治った突発性難聴。やっぱり早めの治療が一番

難病医学研究財団によると突発性難聴は「生来健康で耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、あるとき突然に片方の耳が聞こえなくなる病気」と定義されています。急に片方の耳の耳鳴りが始まった、耳も聞こえづらいといった具合です。めまいや吐き気を訴える方もいらっしゃいます。西洋医学的には原因不明で、ウィルスが感染したものか、あるいは耳の中の血管がつまったり、出血しているのではないかといわれています。西洋医学ではステロイド剤や血管をひろげる薬、血が固まりにくくする薬などを使って治療します。

針灸治療をすると、たいていは数日から1〜2週間で治ります。今回は1回で治りました。
栗原(仮名)さんは30代の男性。朝起きたら左耳の突然の耳鳴り、あわてて耳鼻科に行くと突発性難聴と診断されました。聴力検査をすると低音部の聴力が低下しています。結(ゆい)には翌々日に来院されました。鍼灸治療するとその場で耳鳴りはなくなりました。
翌日、再度耳鼻科へ。聴力検査で低音部の聴力も回復していることを確認しました。
栗原さんは「左耳の方がよく聞こえるみたいだ。」と喜んでくださり、以下のようにアンケートに回答してくださいました。

アンケート回答
◆非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
◆治療前の苦痛を10とすれば今は0である。

朝に突然耳鳴りがおきそれが続いていたのでこちらに寄せてもらいました。耳鼻科で突発性難聴と診断され、早期でも治療に時間が少しかかると言われましたが、こちらの治療で1回してもらったら、ウソのように耳鳴りも治り、普通に音が聞こえるようになりました。早めに来て良かったです。以上

突発性難聴はストレスからおこることが多いようです。栗原さんも職場のトラブルがちょっと長引き、やっと解決した後に発症されました。

◆自筆のアンケートはこちらから
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◆突発性難聴についてはこちらもご覧下さい。

発症して1ヵ月の突発性難聴が1ヵ月で治った
http://yuisuita.com/text/voice_pop_16.shtml

耳鳴り難聴に吐き気もあった患者さん
http://yuisuita.com/text/1-17.shtml

突発性難聴、ついでに右耳の聴力もよくなった女性
http://yuisuita.com/text/4-5.shtml

メニエール病や突発性難聴 ストレスが原因
http://yuisuita.com/text/4-4.shtml

腰痛と突発性難聴セットの話
http://yuisuita.com/text/4-3.shtml

突発性難聴のお話
http://yuisuita.com/text/4-2.shtml

☆午前の臨時休診のお知らせ
10月のみ東京衛生学園 臨床教育専攻科で講師をつとめます。そのため10月10日、17日、24日、31日いずれも木曜の午前を休診、午後は5時から開けます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。


2013年08月19日

突発性難聴、聴力がもどり耳のつまりも治った

結(ゆい)針灸院 、関西中医鍼灸研究会の藤井です。お盆はいかがお過ごしで
したか。旅行や帰省でお疲れになった方、いつもどおりお仕事を続けられた方、
みなさまご苦労様です。
結(ゆい)は今日から開けています。お疲れの方はどうぞご来院ください。

☆突発性難聴、聴力がもどり耳のつまりも治った

中田(仮名)さんは30代の女性です。風邪をひき、咳が出るようになりました。そ
のうち左耳が聞こえづらくなり、聴力検査をすると聴力が低下していました。耳
鼻科で治療してもいっこうによくならず、結(ゆい)にいらっしゃいました。左
耳のつまるような感じが一番気になるそうです。電話はいつも左耳で聞いていた
のが、今は右で聞いています。首や肩はいつもこっています。
一度、治療した後、聴力検査を受けるとよくなっていました。ただ左耳のつまり
感は残ります。4回ほど治療すると左耳の症状は消え、電話を左耳で聞くことも
増えてきました。首や肩も軽いそうです。
その後 のどのつまる感覚や気分の落ち込みなどを治し、結局2ケ月で8回治療し
て治療を終了しました。
直後に郵送したアンケートが10ヶ月後に帰ってきましたから、10ヶ月の間の再発
はなかったことになります。
突発性難聴になる方は、のどのつまり感やしつこい肩こり、気分の落ち込み、不
安感などをいっしょにお持ちの方が多いようです。もちろんいっしょに治してい
きます。

◆中田さんのアンケート回答

片耳が突然聴こえづらくなり、耳鼻科でステロイドの点滴や内服をしてもなかな
か改善せずとても不安な日々でしたが、インターネットで貴院を知り、治療を受
けた所 思っていたより短期間で完治することができました。正直 針治療は痛
いですが痛くても必ず効果があるので通うことができました。費用も決して安く
ありませんが、聴力というお金では買えない大切なものを取り戻せた事を思うと、
高い安いよりも感謝の気持ちでいっぱいです。きちんと治すことをかなえていた
だき本当にありがとうございました。
その後再発もせず聴力に全く問題なくすごせています。
先生、スタッフの皆様もご自愛下さいませ。返信が大変おそくなり申し訳ありま
せん。

◆院長 藤井より

針の感覚は人それぞれです。「気持ちいい」と感じる患者さんもいれば、「いた
気持ちいい」と感じる人、「痛い」と感じる人もいます。ほとんど感じない針を
する治療家の方もいらっしゃいますが、私は感じる針の方が効くと信じているの
で、感じる針をしています。
ちゃんと治す、できるだけ早く治すことが、私にとっての「効く」です。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範
囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。


◆突発性難聴をはじめとする耳の病気の治療についてはこちらもご覧ください。
http://yuisuita.com/text/004.shtml

◆中田さんの自筆のアンケートはこちら

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2013年06月05日

10年以上続いている顎関節症が治りました。耳管開放症もだいたい治りました。

今回は顎関節症と耳管開放症をお持ちの患者さんのお話です。あごと耳がおかしいという訴えはよく聞きます。ずいぶん前から悪くても簡単に治ることも結構あります。

☆10年以上続いている顎関節症が治りました。耳管開放症もだいたい治りました。

30代半ばのフルタイムで働いている女性です。毎晩22時くらいまで会社にいるとのこと。20代初めから左のあごがカクカクとなるようになり、続いています。左側の肩こりがひどく、左側の目の奥が時々痛みます。疲れたときに左耳で自分の声がひびくようになりました。ごおっという音がしたり、耳がつまったりします。
3回ほど治療すると、あごのカクカクする感覚がなくなり、耳もよくなりました。もちろん肩こりもありません。
一ヶ月ほどして再度、来院。「あごは大丈夫だが、疲れてくると耳にまくがはったようになり呼吸音が聞こえてくる」という症状。数回治療して耳も楽になり、その後もひどくなることはないようです。
10年以上続いていたあごの症状は3回ほどで消えたことになります。東洋医学からみるとカクカクする感覚は気滞、気のとどこおりです。気がうまく回る身体の状態をつくってあげれば再発しにくいのです。もちろんあごの周囲だけに鍼をして治したわけではありません。あごの周囲を指圧したりすると一瞬はよくなるけれど、すぐに症状がもどるのは気がうまく回る身体の状態にしていないからです。
よく患者さんに「どこを押せば治りますか」と聞かれて困ることがあります。専門家は季節や天候を考えながら、鍼をしていきます。どこから鍼をしてどこで終わるかということも大切です。患者さんのその日の体調も観察して加減しています。
世の中、単純さ、わかりやすさがもてはやされていますが東洋医学の治療はそんなものではありません。

◆アンケートでは
「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」とされ「治療前の苦痛を10とすれば今は2」と回答をいただきました。
コメントは
顎の音が気にならなくなりました。耳はまだたまに聞こえ方がおかしくなることがありますが以前ほどではなくなりました 。1回目に背中にうっ血があると言うことで吸い玉をしてもらいましたが全体的に体の調子が良くなり驚きました。
以上
自筆のアンケートはこちらから
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2012年09月24日

左耳のつまり感が治った、右耳の「ひっぱられるような」感じも

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。今回も耳のつまり感が治った話です。

◆左耳のつまり感が治った、右耳の「ひっぱられるような」感じも

原田(仮名)さんは40代の女性です。数日前から右耳が「ひっぱられるような」感じがしてきたと来院されました。10数年前から左耳は耳鳴りがひどい状態で、主に右耳で聞いていらっしゃいます。
左耳は3ヶ月前から耳鳴りに加えつまるようになり、あごもカクカクするようになっています。耳鼻科の治療を受けても治りませんでした。両耳が聞こえなくなったらどうしようという不安にとらわれていらっしゃいました。車の音が妙に大きな音で響くという症状もあります。
3回ほど治療したところ、右耳の「ひっぱられるような」感じはなくなり、左耳のつまり感も消えました。あごのカクカクした感覚もなくなりました。私としては10数年前から続く左耳の耳鳴りももう少し治療してみたかったのですが、遠方ということもあり5回で治療を終わりました。8年前から続いていたという腰痛も治っていました。1ヵ月後のアンケートで左耳のつまり、右耳の「ひっぱられるような」感じも再発していないことを確認しました。

※原田さんの自筆のアンケートの写真はこちら
「1. 非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」を選択され、治療前の苦痛を10とすると今は0と回答されています。
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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
※「治らない古傷が、次の痛みを呼ぶ。経絡と気の流れの話」をHPに追加しました。以下よりどうぞ。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_knee_ankle/entry_1018/

2012年09月21日

耳管狭窄症が治った

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。今回は耳管狭窄(きょうさ
く)症の治った話です。
鼻の奥と中耳(鼓膜の奥)は耳管でつながっています。この耳管が風邪や副鼻腔炎
などで炎症をおこして狭くなった状態が、耳管狭窄症です。耳がつまった感じが
続いたり、自分の声がひびいたりします。じつは耳のつまる不快感は耳管開放症
でも出現する症状。狭窄と開放はずいぶん違うように思えますが症状は似ていて、
鍼灸の治療のやり方も共通するところがあります。

◆耳管狭窄症が治った

山脇(仮名)さんは40代の男性です。右耳がつまり、右の鼻もつまります。耳鳴り
もあり肩もこります。足は冷えます。3年前から耳がつまりはじめ、耳管狭窄症
と2年前に診断されましたが、耳鼻科の治療を受けても治りませんでした。
日頃から眠りが浅く、大好きなお酒をたくさん飲んでしまうと全然眠れなくなる
のが悩みの種です。あごの違和感もあります。
治療を始めて2〜3回たつと治療後2〜3日は症状が出なくなりました。肩こりはす
っきり消えました。1ヵ月半もすると出張に行っても悪化することがなくなりま
した。山脇さんは福井方面への出張が多く北陸本線の長い長いトンネルが今まで
は耳のつまり感をひどくしていたのです。
2ヶ月15回の治療で耳管狭窄症の症状は消えました。数ヶ月たった今も再発する
ことなく過ごされています。不眠もなくなりました。鼻は時々つまるが、すぐに
治ります。現在の悩みはお酒を飲みすぎてしまうこと。たくさん飲んでも眠れる
ようになったため、つい飲みすぎてしまうそうです。
専門家の皆さんにお伝えしておきます。山脇さんの証は痰湿でした。

※山脇さんの自筆のアンケートの写真では
「1. 非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」を選択さ
れ、治療前の苦痛を10とすると今は0.5と回答されています。
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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範
囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2012年02月24日

今日は健康な人にとっては気持ちのいい日ですが、自律神経の調整がうまくいっていない人にとっては不都合な日です

今朝のNHKあさイチで漢方の抑肝散が認知症の周辺症状のひとつ、なんでも拒絶する傾向やイライラに効くとやっていました。漢方を少し知っている人の間では常識ですが、一般にはまだまだ知られていないようです。漢方の処方は専門性が必要です。素人判断で通販で漢方薬を買うようなことは控えてください。詳しくは結(ゆい)のHPの伝統医学の知識のある医者の見分け方をご覧ください。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_karakuchi/entry_1054/
針灸も認知症の周辺症状にはよく効きます。怒りっぽい、しゃべり続ける等の症状が数回の治療で消失し、介護しやすくなります。

☆今日は健康な人にとっては気持ちのいい日ですが、自律神経の調整がうまくいっていない人にとっては不都合な日です

今日の吹田は暖かくなりました。健康な人にとっては気持ちのいい日ですが、自律神経の調整がうまくいっていない人にとっては不都合な日です。
気温があがる春先の今日のような日は、めまいがおきやすいのです。吐き気、頭痛などもおきやすい日です。突発性難聴のような耳の疾患もおきやすくなります。耳がつまるような感じがでるかもしれません。耳鳴りになることもあります。
今日は夜更かしせず、眠くなったらさっさと寝てください。眠るタイミングを逃すと寝つきの悪くなりやすい日です。明け方の4時5時に目が覚めてしまっても「天候が悪かった、たぶん今日だけのことだ」と楽観的になってください。胃腸の弱い方は、今日はとくに胃に負担になるようなものは避けてください。

今日のめまいは、自分で頭や首をもんだりしてもよくならないことが多いでしょう。足を触ってみて冷たくなっている人や足の冷えを感じる人は足湯をしてください。
今日、めまいや耳鳴りがおきたからといって悲観しないでください。あなたの状態が急に悪化したわけではないのです。天候がわざわいしているのです。
週末にかけて再び寒くなると、比較的健康な人も首や肩、腰の痛みが出てくる可能性があります。
鍼灸がめまい、吐き気、頭痛、各種の痛みに効くことはいうまでもありません。おつらい症状が続くようなら信頼できる鍼灸院で治療を受けてください。

2012年01月09日

耳管開放症の方は、寒波にご注意ください

寒波はいろいろな身体の不調をもたらします。寒いと感じなくても不調になる場合があります。ご注意ください。

☆耳管開放症の方は、寒波にご注意ください

耳管開放症の患者さんの一部に正月明けの寒波で、調子を崩した方がいらっしゃいました。耳管を閉じる、必要な時には開けるという身体の機能が寒さで働きが鈍くなることがあります。耳のつまり感もひどくなることがあります。帽子や耳あて、マフラー等を使って頭と耳を冷やさないように気をつけてください。
風邪をひいて鼻がつまったり、鼻水が出たりすると耳の調子は一時的に悪くなります。風邪予防のためにも、頭や耳を冷やさないように気をつけてください。

☆耳管開放症の鍼灸治療中の方は、風邪の時こそ鍼灸治療を

ただし耳管開放症の治療には風邪にかかった状態をうまく使って鍼灸治療をするという 高等戦術もあります。身体の風邪から治ろうとする免疫反応をうまく利用するのです。耳管開放症の鍼灸治療中の方は、風邪の時こそ鍼灸治療を受けるようにしてください。

◆2月11日土曜は祝日ですが平常通り診療します。

◆専門家、鍼灸学校学生の方へ

☆関西中医鍼灸研究会の会員の座談会が雑誌「鍼灸ジャーナル」2012年1月号、2月号にわたって掲載されます。どうぞお読みください。1月号は発売されました。
関西中医研究会メンバーの座談会の時の写真、鍼灸ジャーナルより。
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☆「帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛の治療」という私の臨床報告が雑誌「鍼灸ジャーナル」2012年1月号に掲載されています。こちらもどうぞお読みください。

☆1月の関西中医鍼灸研究会
賀偉先生による 特別講義 1月22日日曜 17時〜20時
『針灸三通法』監修 著書に『針灸の医学』講談社 
◆会場 貸し会議室ティオージ
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-1-3-1700 大阪駅前第3ビル17F
電話:06-6344-0205 いつもの大阪市立総合生涯学習センターは大阪駅前第2ビルです。隣のビルになります。

ホームページは http://yuisuita.com/
耳鼻のどの専門サイトは http://hari.yuisuita.com/
携帯用ホームページは http://yuisuita.msc.ms2.jp/


2011年10月02日

秋になった。不眠になった。季節の変化にあわせた養生法。

最近、耳管開放症の方の治癒までの治療期間が短くなっています。多数の患者さんを治療して私が習熟してきているという面もあるのですが、発症後に比較的早期に来院される患者さんが増えているというのが、1番の原因でしょうか。早い方が治りやすいのです。ネット上では耳管開放症が治りにくいという情報が多いようですが、実際はそうでもありません。耳以外の症状が多くある方は治るのに時間がかかり、耳だけの症状の方は早く治ります。

☆秋になった。不眠になった。季節の変化にあわせた養生法。

不眠を訴える方が来院されるようになりました。
中国伝統医学では秋は収める時期です。作物が収穫の時を迎えるように、人の身体も冬に向かって収斂(しゅうれん)していきます。身体が静まっていきます。人の身体は陰と陽でバランスを保っていますが、収斂させていく時期には陰の要素がより必要とされてきます。鍼灸治療では、秋は陰を補う作用のあるつぼを使い、患者さんの身体が健やかに冬を迎えることができるように手助けしています。患者さんの訴える症状と直接の関係は薄くても、秋には隠し味のように陰を補う作用のあるつぼを使い、患者さんの身体の陰陽のバランスをとっていきます。

●陰の要素が足りないとどうなる

日頃から陰の要素、あるいは陰の要素に似た働きをする血の少ない方(西洋医学の貧血のことではありません)に症状が出ます。陰がたくさん求められている秋だからこそ、陰の足りないためにおこる症状が出てくるのです。陰の要素の足りないためにおこる症状の代表的なものが不眠です。明け方、身体が熱くなり寝汗をかいて目が覚めることもあります。
めまいになることも。ほかには目や口やのどの乾燥、便秘、午後から夜にかけての熱がでてくるなどの症状があります。腰がだるくなる場合もあります。
人によっては妙に臆病になったり、逆にイライラしてちょっとしたことでひどくおこるようになったりする場合もあります。じつは精神疾患の発症する季節的な第一のピークは春ですが、第二のピークは秋です。 陰の要素に似た働きをする血の少ない方の場合は、手足がしびれる場合もあります。

●眠らない生活を続けていると眠りにくくなる

眠りは陰の要素を養うもの。眠れないといよいよ陰が足りなくなり、陰の要素の足りない状態=陰虚(いんきょ)が悪化していきます。季節が変わり楽になればいいのですが、悪循環から悪化する場合もあります。
眠りは陰の要素を養うものですから、日頃から陰虚(いんきょ)の方でなくても睡眠時間を削った生活を続けていれば、陰虚(いんきょ)となり不眠をはじめとする諸症状に苦しむ場合もあります。眠らない生活を続けていると眠りにくくなるのです。十分な睡眠時間を確保されるよう気をつけてください。

◆Twitterユーザー名、hariyuiでツイートしています。メールアドレスmogusa@cb3.so-net.ne.jp からでも私を探せます。よかったらフォローしてください。


ご感想はmogusa@cb3.so-net.ne.jpまで
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2011年09月08日

先週末、耳の調子が悪くなった人はいませんか、その理由は?

先週の台風で耳の調子が悪くなった人は多いのではないでしょうか。耳は気圧の影響を受けやすいところ。エレベーターで高層ビルを登った時に耳がキーンとなった経験はありませんか。台風の気圧低下も同じです。やっぱり耳にきます。
とくに大阪は長年、台風の直撃を免れていた地域。みんな台風の上陸予想が出ても「どうせ今度もこない」とたかをくくっていました。そこにしっかりした低気圧、台風が4日も居座りました。関西人にとってはほぼ初めての経験です。
なぜ耳の調子が悪くなったかわからないと不安です。からりと晴れて不調から脱した方も多いでしょうが、不安から調子の悪さを引きずっている方もいらっしゃることでしょう。
先週末に耳の調子が悪くなったのは気圧のせいです。急にあなたの身体の内部で何かがおこったわけではありません。安心してください。調子が悪いのが続くようであれば、鍼灸をお試しください。
棒灸を使った耳の治療の様子

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2011年02月27日

慢性鼻炎、耳鳴り、耳のつまり、難聴が治った

大阪はおだやかな晴天の日曜日、みなさんゆっくり休めましたか。

☆慢性鼻炎、耳鳴り、耳のつまり、難聴が治った

「今思えばもっと早くハリ治療に伺えばよかったと感じています」木崎(仮名)さんのアンケートへの回答の言葉です。
60代の女性で、耳鳴りと耳のつまり、難聴と首のこりがありました。自分の声やテレビの音が反響して聞こえ聞きづらいという訴え。長時間ヘッドホンをつける仕事です。ヘッドホンがつらいために来院時は仕事をお休みされていました。
顔がほてりやすい方で、肩こりを楽にしようとマッサージを受けると後で必ず頭痛がするそうです。足は冷えます。
不調は5ヶ月前から始まりました。最初はめまいと動悸、よくなったり悪くなったりを繰り返しているうちに一ヶ月前から耳鳴り、耳のつまり、難聴それに吐き気がでてきました。耳鼻科で半月治療して、吐き気はおさまったものの耳鳴りと耳のつまり、難聴は続いています。慢性鼻炎で鼻が以前からつまっているとのこと。慢性鼻炎はあきらめていらっしゃいました。
結局、1ヶ月治療して慢性鼻炎、耳鳴り、耳のつまり、難聴が治りました。1ヶ月後のアンケートで再発のないことを確認。「今思えばもっと早くハリ治療に伺えばよかったと感じています」というお手紙をいただきました。仕事も再開されていました。おそらくめまいと動悸が始まった段階で治療に来ていただければ耳鳴り難聴に苦しむことも、仕事をお休みすることもなかったでしょう。最初冷たかった足が、数回の治療で温かくなっていく中で治癒を確信しました。

自筆のアンケートの回答はこちらから読めます。
http://hari.yuisuita.com/article/13923020.html

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

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2011年02月21日

急性中耳炎の治り方

針灸はいろんな病気を治すことができます。ただ現代日本では主流の西洋医学と比較して費用対効果にすぐれたものに限定されてくると考えています。
例えば漫然と痛み止めを出されているだけの腰痛や肩の痛み。痛み止めは自然と治癒していくまでの時間かせぎですから、針灸できちんと短期間に治癒させた方が効果的です。椎間板ヘルニアもまず針灸を勧めます。一方、白内障は針灸も効果的ですが、手術が比較的安全にできて治療効果も上がるようになっているので眼科で相談するようお話しています。急性中耳炎は耳鼻科にかかるものと思われていますが、針灸も早く治すことができます。

☆急性中耳炎の治り方

なにか変調があったら結(ゆい)にいらっしゃる40代の女性、今回は首と肩が痛いといって来院されました。耳周囲も痛い、昨夜耳鼻科で急性中耳炎と診断されています。すぐに治療し翌日には楽になりました。
頭痛の予防にと首のつまりがひどくなってきたら来院される30代の女性、今回は前回の治療から数日しかたっていないのにいらっしゃいました。「出張から帰る列車の中で左耳が痛くなってきた、ズキズキしてきた。耳鼻科に行こうかと思ったが、針灸の方が治りが早いと思ってやってきた」とのこと。その場で治療し、夜の痛みも発熱もでることなく治りました。夜も眠れないような痛みをとり、炎症を鎮め早期に治す。抗生物質が発見されるはるか昔から、急性炎症は治療されてきました。急性中耳炎の針灸治療は費用対効果にすぐれているもののひとつです。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆2月22日火曜は午後6時までの受付とします。ご注意ください。本日はいつも通り午後8時までの受付です。

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2011年02月18日

耳鳴り、めまい、吐き気のキャリアウーマン

春は花粉症ばかりではありません。耳の病気も出やすい季節です。

☆耳鳴り、めまい、吐き気のキャリアウーマン

柴崎(仮名)さんは子育て真っ最中のキャリアウーマン、仕事も子育ても全力投球の40代の女性です。20xx年の5月に発作のように耳鳴り、めまい、吐き気が襲ってきました。いったん落ち着いたものの6月に再発。結(ゆい)針灸院にいらっしゃいました。医師からはメニエール症候群の疑いがあるという診断。「視界がワイパーのように揺れて、立ち上がることができない」との訴え。少し身体を動かすと吐いてしまうため、いったんふらつき始めるとじっと横になるしかありません。耳鳴りもあります。聴力検査に異常はないのですが人の声が聞き取りにくくなっています。首や肩もこります。
隔日で2回続けて治療したら耳鳴り、めまい、吐き気は消失、2週間4回の治療ですっかり元気になりました。人の声もはっきり聞こえます。半年後にめまいが再発しましたが、今度は軽いうちに来院されたので1回で治りました。
柴崎さんは中医学的には、清らかな陽の気、清陽が十分に頭に昇らずめまいが生じたと考えられます。気の循環がうまくいかなくなり、さがるべき気がうまくおりず、吐き気にも苦しめられました。上逆(じょうぎゃく)です。
子育て真っ最中のキャリアウーマンに無理をするなといっても無理な話。無理をささえるのが治療家の役割と心得ています。身体をこわして休職とかいう事態に陥らないように、体調が落ちてきたら治療することをお勧めしています。

ところで聴力検査に異常はなくても人の声が聞き取りにくいというのは、臨床でよく遭遇する訴えです。身体を壊して休職という段階まで至っていない人、3ヶ月ほど休みなく働くといった無茶な働き方をしていない人の場合はたいてい数回で治ります。聴力検査で異常があり、検査値が変わりなくても人の声が聞きやすくなる場合もあります。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

2011年02月03日

耳鳴り難聴に吐き気もあった患者さん  突発性難聴の治り方、2010年の症例から

結(ゆい)針灸院の藤井です。少しだけ暖かくなりました。一部の患者さんで鼻のむずむず感を訴える方もいらっしゃいます。花粉症の治療もそろそろ始める時期のようです。みなさまもお体にお気をつけください。今回はがんばり屋さんのお話です。今日は節分、明日は立春です。突発性難聴は春に発症することが多いと感じています。

突発性難聴とは「生来健康で耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、あるとき突然に片方の耳が聞こえなくなる病気」と定義されています。
急に片方の耳の耳鳴りが始まった、耳も聞こえづらくなったといった具合に始まります。西洋医学的には原因は不明で、ウィルスが感染したものか、あるいは耳の中の血管がつまったり、出血しているのではないかといわれています。

30代の女性、篠田さん(仮名)は職場を休むことになりました。耳ではなく頭痛と吐き気から突然始まり、仕事に行けなくなったからです。
後でいただいたアンケートによると「当初は頭痛と吐き気の症状が強かったため、内科で緊張型頭痛と診断されました。痛み止めのロキソニンも効かず、そうこうしているうちに聴こえの悪さ、耳鳴り音割れが始まりました。どこまで悪くなっていくのか不安になる中、先生に「治りますよ」といわれた時は本当に救われた気がしました。」という状態でした。
低音も聞こえにくくなっています。
治療途中で職場復帰しながら1ヶ月ほど治療したところ耳はすっかりよくなりました。職場復帰当初は腰がだるくて、1日の立ち仕事がつらかったのですがそれもなくなりました。
突発性難聴は原因不明といわれていますが、中国伝統医学は主な原因を、耳の周囲の気の滞りと考えています。気の滞りのおこる理由は各人それぞれですから、耳の周囲の気の滞りをとるつぼに加え、患者さん個々に合わせてつぼを選びます。
篠田さんの場合は無理に無理を重ねた結果でした。職場での責任が重くなり子育ても忙しい。がんばり屋さんが気力で乗り切ろうとしたけれど身体が悲鳴を上げたのです。顔はほてりやすく足は冷たい。身体の上と下の気がうまく巡っていません。上逆(じょうぎゃく)といいます。上逆から吐き気もおこります。こういう人は疲労を感じにくいタイプ、無理ができるけれど突然倒れたりもしやすいのです。篠田さんには「あなたは人よりも疲労を感じるセンサーが弱いのだから、80パーセントぐらいのがんばりで実は100パーセントやっているのですよ」と助言させていただきました。

篠田さんのアンケート回答の原文は下記で読めます。
http://hari.yuisuita.com/article/14552046.html

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2010年09月27日

疲れる。食べられない。耳がつまる。耳管開放症。

40代の男性が耳のつまりを治したいと来院されました。3年前から続いています。両耳がつまるが、難聴はありません。耳鼻科では耳管開放症の可能性ありとのこと。数年前に5キロやせてからは、疲労感が強くなりフルタイムで激務をこなすのが無理になりました。仕事量も減らされています。疲れて声も出しにくい。胃腸の調子も悪く、食べようとしても食べられない状態です。典型的な気虚(ききょ)です。エネルギー不足です。耳も治すのですが、胃腸を治して食べたものがきちんと身体をつくるようにもっていくことが大切とお話しました。
 約1ヶ月の間に8回治療して、耳のつまりはなくなりました。なにより喜ばれたのがきちんと食べられるようになって、疲労感を感じなくなったこと。体重も2キロ回復しました。この男性は百会という頭のてっぺんのツボにお灸をすると「お腹に感じる、腹が温かくなる」とたいそうお灸を好まれていました。針灸は耳だけを治すのではありません。身体全体を治していく中で耳も治すのです。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆メールで質問が来た場合すべて回答していますが、時々こちらから返信しても届かない場合があります。住所、電話番号等があれば別の方法でお答えできるのですが、匿名の場合は連絡できません。ご了承ください。

◆臨時休診のお知らせ
9月29日水曜を臨時休診させていただきます。

2010年08月01日

サングラスも疲労防止に

これからは強い光を見ることも増えてきます。
中医学では強い光を見続けると疲れをよぶといわれています。日頃から日射しをまぶしすぎると感じたり、まぶたがけいれんしたり、軽くめまいがしたり、こむら返りがよくおこったりするタイプの方にはサングラスはとくにお勧めです。
ある耳管開放症の女性を治療した時の話です。数回の治療でずいぶんよくなり、このまま治りそうなきざしも見えていました。ところが「今週はちょっとよくなかった」とおっしゃいます。詳しく聞くと「体調がよくなって元気も出たので家事をいつもよりがんばった」「子どもが夏休みになって忙しくなった」「海水浴に行った。海には入らなかったけれどなぜか疲れた」とのこと。「サングラスをかけてください」とお願いしました。家事も子どもの世話も避けて通れない大切なことですが、強い光はサングラスで避けられます。避けられるものは避けていきましょう。