2022年09月01日

耳と鼻がつまり、息苦しくて運転できなくなった30代男性 副鼻腔炎 蓄膿

〇〇年10月に30代の男性が来院されました。7月に工場で脱水症になった後、鼻の左側で鼻呼吸するのが苦しくなったという訴えです。鼻呼吸はできるようになりましたがレントゲンで副鼻腔炎と診断されています。
左耳もつまります。頭がぼおっとしてきて何もできなくなります。左手もしびれてきます。胸が苦しくなります。車を運転すると症状がきつくなります。上も向けません。上を向くと苦しくなります。中医学的には鼻と耳周囲の経絡、気の流れが滞っている状態です。鼻の流れ、経絡は胸にも通じているので胸も苦しくなります。症状は違うのですがパニック障害と似た治し方で治ります。
いったんは2回の治療で治りました。アンケートでは以下のコメントをいただきました。

【コメント】 耳鼻科に行っても全然 治らなかったのですが1度 治療していただいただけで耳のつまり感がすごくよくなり車の運転も問題なくできるようになりました。

ただ2週間後にまた鼻がつまり、左耳がつまるようになったので治療を再開、今度は一か月に5回治療して再発のないことを確認してから、治療を終わりました。
【コメント】おかげで車の運転も気にせずできるようになりました。鼻がつまると少し耳が気持ち悪いですがすぐに気にならなくなりますし本当にありがとうございました。

【考察】
蓄膿 副鼻腔炎と診断されていますが、それはあくまで気の流れを滞らせるきっかけにすぎません。副鼻腔炎で耳はつまりますが、普通は車の運転はできます。脱水症の前から自覚症状は少ない副鼻腔炎はあったのかもしれません。脱水症から自律神経が不調になり手がしびれたり胸が苦しくなってきたのでしょう。耳鼻科で治らないと今度は心療内科を紹介されるようなケースです。鍼灸は耳鼻科も心療内科の領域もカバーできます。
発症してからの期間が短かったこともあり2か月に8回の治療で治りました。
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2022年08月27日

メニエール病の進行を止めて治す治療

40代の女性が聴力の低下と耳鳴りで来院されました。メニエール病の疑いがあると耳鼻科ではいわれています。8年前にも同じ「メニエール病の疑いがある」と来院された方です。
8年前は耳が響く、耳鳴りがする、低音が聞こえにくいという訴えでした。発症直後で10日間に4回の治療をして諸症状がなくなり、治療を終わっています。めまいが少ないので「疑い」とされているのでしょう。

今回も右耳が耳鳴するのはいっしょでしたが、加えて左耳に拍動性の耳鳴りがするという症状がありました。拍動性の耳鳴りは1回でなくなりましたが、首や肩が凝ったりするのが8年前とは違いました。
再発から時間がたっていたことと仕事の関係もあり月に2回の治療しかできなかったため ちょっと長引きました。治療後はよくなるのですが、10日ほど経過する中で症状がもどってくるのです。なんとか8か月で治りましたが、週1〜2回の治療ができたら2か月ほどで治癒に持ち込めたのではと考えています。
今回に限らず、つらい症状が鍼灸でいったん楽になったら再度つらくなりそうになる前か つらくなってすぐに治療して身体をいい状態に保つのが賢い治療の受け方です。しばらくいい状態が保てれば治癒です。
低音部125ヘルツ、250ヘルツの聴力も50〜40デシベルから20デシベルに改善し聞こえにくさもなくなりました。20デシベルあれば聴力異常なしです。
治療後にいただいたアンケートでは以下のコメントが書かれていました。

◆非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である。
聴力の低下や耳鳴りがありましたが、根気よく治療をしていただき、ほぼ苦痛はありません。
鍼治療をした次の日は特によくなっていたことが多く 体も気持ちも楽になっていました。ありがとうございました。以上アンケート

医学書にはメニエール病はだんだんと聴力がおちていき、やがて聞こえなくなる可能性があると書かれていますが、鍼灸は進行をくいとめ、治す力があると私は思っています。
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2022年07月28日

ステロイド使えない! でも治りました突発性難聴

神戸市の自宅療養フォローアップセンターにアルバイトに行っている患者さんが感心していました。保健所がパンクしないようコロナ相談を引き受けているセンターで神戸市がJTBと組んで300人体制で運営しているそうです。「JTBの人は接客のプロだ。話し方が全然違う」と感心していました(神戸市はJTBと組んでとは発表していません。300人という数字もあくまで患者さん情報です。)
神戸市は2月に150人体制で自宅療養フォローアップセンターを開設しています。これを300人まで拡大しているようです。神戸市は「市内の軽症者・無症状の方からの相談をフォローアップセンターに集約することで、各区の保健所は、重症化リスクのある方へ重点的にケアすることができます。」と説明しています。
https://www.city.kobe.lg.jp/z00001/followupcenter.html
大阪府は保健所がパンクするからと7月27日 保健所のカバー対象を75歳以上に引き上げることを発表しています。大阪府と神戸市は仕事の仕方が違います。

☆ステロイド使えない! でも治りました突発性難聴

40代の女性が突発性難聴の治療で来院されました。半月前に耳鳴りがしはじめ、左耳が聞こえにくくなりました。聴力が55デシベルまで低下していました。20デシベル以下なら正常、30デシベル程度までなら日常生活に支障はありませんが55デシベルは難聴です。耳がつまり、ひどい肩こりもあります。
突発性難聴は普通なら耳鼻科でステロイドを点滴したり飲んだりするのですが女性は断りました。授乳中だったからです。少量のステロイドは授乳中でも問題ないといわれていますが、女性には抵抗があったようです。
10日間に4回治療すると症状はきれいになくなり、聴力は25デシベルまで回復しました。
以下のコメントをいただきました。

◆コメント
非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【 1 】である。

初めての鍼灸だったので最初は少し怖い気持ちもありましたが、思いきって受けに来てみてよかったです。ありがとうございました。聴力が戻っていてとても嬉しいです。
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2022年07月18日

30代の女性のメニエール病がよくなりました

30代の女性がメニエール病の悪化をなんとか改善できないかと来院されました。8か月前から左耳が急に悪くなったのです。めまいがあります。左耳がつまり圧迫感があり、耳鳴りもあります。左耳の聴力は低く以前から補聴器をつけていらっしゃいます。右耳は聞こえません。頼りの左耳の具合が悪くなったため来院されたのです。

2回治療するとめまいはなくなりました。約一か月に6回治療したところ、つまり感 圧迫感、耳鳴りがなくなり、聴力も戻りました。悪くなった8カ月前に戻ったところで治療を終わりました。以下のコメントをいただきました。メニエール病も鍼灸でよくなります。

◆コメント
非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【 0 】である。

メニエール病と診断され点滴や薬を飲んで治療していましたが全然 効果が出ないようになり結鍼灸院で治療してもらいだしたところ、耳鳴りやつまりや圧迫感がなくなり聴力も上がりました。ありがとうございました。またおかしいなと思ったら治療しにきます。
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◆メニエール病とは  http://hari.yuisuita.com/category/1461806.html

◆8月1日月曜は私の4回目ワクチン接種の関係からお休みさせていただきます。
無症状感染者になって患者さんにうつすといけないので、2週間に一度のPCR検査も続けています。
ベット1台ごとに換気扇があり、しっかり換気しながら治療しています。結(ゆい)は医療関係者の患者さんも多いのですが「ここなら安心」と言われています。

◆8月10日水曜から18日木曜まで夏休みをいただきます。予約の電話受付もお休みします。ネット予約をご利用ください。よろしくお願いします。

2022年07月08日

コロナ感染後に突発性難聴になった40代女性、一か月で治りました

コロナの感染者が増えてきました。重症化しにくくなったといわれていますが、後遺症もありますし、かからないに越したことはありません。私は相変わらず厳密な感染予防の生活を送っています。7月6日 PCR検査陰性でした。ベット1台ごとに換気扇があり、しっかり換気しながら治療しています。結(ゆい)は医療関係者の患者さんも多いのですが「ここなら安心」と言われています。
8月1日月曜は私の4回目ワクチン接種の関係からお休みさせていただきます。
今回はコロナ感染後に突発性難聴になった40代女性のお話です。

☆コロナ感染後に突発性難聴になった40代女性、一か月で治りました

二か月半前にコロナにかかり、やっと治ったかなと思ったら、突発性難聴になってしまいました。
コロナにかかってから咳が一か月以上続き、悪寒 下痢 頭痛に苦しみました。二か月後に突然 左耳が聞こえなくなり突発性難聴と診断されました。ステロイド点滴を1週間したところ聴力は70〜80㏈から40〜50㏈まで回復したのですが耳鳴りがあり高い音は響き音が割れます。テレビの音も大きいと苦痛なので字幕で見ているそうです。職場は歯科医さんなので、独特の機械音が苦痛です。耳栓をして勤務されています。
4回ほど治療すると、聴力は25㏈まで回復しました。音が割れたり、聞こえが悪いのもなくなりました。テレビも音を出して見れるようになりました。ただ職場の機械音が苦痛というのは続きます。
約一か月 8回 治療すると職場の機械音も大丈夫になり、雨の日に調子が悪くなるのもなくなり、卒業していただきました。

◆コメント
非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。

3割しか完治しないといわれる突発性難聴になり、病院でのステロイド点滴治療で聴力は上がったが耳鳴りや音割れはあまり改善されず日常生活の音さえも苦痛でつらい毎日でしたが、こちらに通いだしてから徐々に音割れが改善され 好きな音楽やテレビが楽しめるようになりました。
歯医者に勤務していたため 独特の機械音が頭に響いて頭痛がしていたが耳栓なしでも働けるようになりました。
今では完治が難しいと言われる程 重症だったのにほとんど元通りになりとても嬉しいです。仕事のグチもたくさん聞いていただきスッキリしました。本当に感謝しています。ありがとうございました。また何かあればよろしくお願い致します。
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2022年07月02日

顎関節症 耳管開放症になった20代女性

7月初めなのに8月の真夏です。身体が暑さに慣れるのには2週間くらいかかります。あと1週間くらいかかります。みなさま無理なくお過ごしください。

☆顎関節症 耳管開放症になった20代女性

今回は顎関節症 耳管開放症になった20代女性のお話です。鍼灸は初めての方です。結(ゆい)には鍼灸が初めてという患者さんがよく来院されています。
音大声楽科の学生さんです。約1年前から、左耳の耳鳴りが始まりました。一か月後に右の顎が痛み始め、その一か月後に左耳が開き始めました。歌っている最中や緊張すると耳が開きます。問診カードには、耳管開放症 耳鳴り 顎関節症と書かれていました。
首や肩が凝りやすく、食事は量を食べられません。何かあると胃が痛くなります。手足も冷えます。
少し消化器系が弱くて、やや緊張しやすい方です。交感神経優位のタイプです。消化器系の弱い状態を中医学では脾気虚(ひききょ)、緊張しやすく手足が冷え、首や肩が凝りやすい状態を肝欝気滞(かんうつきたい)と呼びます。両者が合わさった状態を、肝脾不和(かんひふわ)と言います。
肝欝気滞(かんうつきたい)は気を巡らせ、脾気虚(ひききょ)は消化器系を元気にして治していきます。耳管開放症 耳鳴り 顎関節症は気虚と気滞、気が滞っている状態の合わさったもので、別の病名ですが、身体の状態=証(しょう)からみると同じものです。
患者さんはいろいろな症状が出てきて、混乱されていますが、中医学からみるとひとつの証(しょう)がいろいろな症状をもたらしているだけでそう難しい病気ではありません。約2カ月8回の治療で治しました。

発表会のために新曲に挑戦した時のエピソードは興味深いものでした。最初の1週間は耳が開くことが多かったのですが、次の1週間は全然 耳が開くことはなく肩こりも顎の痛みもなく発表会を迎えられたといいます。
新曲に慣れない時は、緊張して気が滞ったのです。習熟して気持ちよく歌えるようになってからは気が巡り諸症状は消えたのです。

◆コメントをいただきました。
耳が開くことがほとんどなくなり より練習に集中できるようになりました。治療を重ねるごとに、少しずつ良くなっていくのを実感することができました。ありがとうございました。
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2021年12月07日

右耳がこもり疲労困憊の女性

40代の女性が「右耳がこもる」と来院されました。調子が悪くなって4カ月たちます。聴力は低下していません。耳管機能検査でも異常はありませんが、耳管開放症とされアデホスや加味帰脾湯という耳管開放症によく処方される薬も出されています。デパスも出ていました。耳管開放症は横になると症状が消えるのですが、女性の症状に変化はみられませんでした。
※耳管機能検査は耳管の狭窄や開放を調べる検査です。

1カ月飲み続けても効果がないので、心療内科を紹介されこちらでも向精神薬を処方されていました。ただ2週間前から 心療内科の向精神薬はやめたそうです。当初からあった不眠が 少し良くなっていましたが、2週間前からまた眠りにくくなっています。
じつは耳のこもりよりも、どうしようもなく疲れるというのが一番 つらい症状でした。
2か月間に10回、最初は週2回のペースで治療しました。耳のつまりはほぼ忘れるようになり、疲れなくなったというところで治療を終わりました。

アンケートには以下のように書かれていました。
耳管開放症と耳鼻科で診断され 右耳のこもりが薬を飲んでもよくならず ホームページを見てこちらに来さしていただきました。生活のことなども 先生とお話をして 数回 通院して色々な治療をしていただきました。はじめの頃と比べるとずいぶん楽になり 耳のつまりがあるのも忘れるくらいになりました。ありがとうございました。アンケート以上

◆考察
女性は働きすぎでした。フルタイムで働き、6人家族の家事一切をしていました。「うつ病の手前の手前くらいかもしれません」「働きすぎが一番 よくありません」「家事を減らして 子供たちに分担してください」とお願いしました。子供たちは十分 家事を担えるくらい成長しています。弱音を吐くことなく 全部 自分で背負い込む女性でした。
耳の治療と一緒に、脳を活性化する治療、イライラをとってぐっすり眠れる治療をしました。元気になったら たちまち家事負担が戻ってきたそうですが「120%がんばるのではなく、70%ぐらいで休んでください、あなたは疲労を感じるセンサーが鈍いのですから」と助言しています。

☆結(ゆい)の年末年始の休みのお知らせ
年末は25日土曜まで開けます。新年は1月6日木曜から開けます。
休み中は電話予約もお休みします。1月5日水曜から電話予約は再開します。ネット予約をご利用ください。
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2021年04月05日

突発性難聴 40日たっていたけど聴力が回復しました

50代の女性が左耳の突発性難聴で発症から約40日たって来院されました。発症してすぐにステロイドの点滴治療もしたのですがよくなりません。聴力が低下し、耳がつまり音もひびきます。首や肩もよくこります。一か月に8回 治療したところ耳のつまり感やひびき、肩や首のこりがなくなりました。結(ゆい)に来られてから約二か月後 発症から約三か月後に耳鼻科で検査して聴力の回復を確認しました。

アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」という回答をいただきました。
コメントは以下。

突発性難聴と診断され病院での治療であまり症状が改善されなかったので、インターネットで結鍼灸院を見つけて通院させていただきました。左耳のつまりがつらかったのですが数回の治療でつまりが改善しはじめ、ふらつきも軽減しました。先月二カ月ぶりに病院で聴力検査を受けたところ聴力が回復していました。こちらに通い始めた頃は気持ちも沈みがちでなぜこんな辛い症状が続くんだろうと思っていましたが、院長先生の「悪い部分ばかりに目を向けるのではなく良くなっている部分に目を向けてくださいね」という言葉にはっとさせられました。
そこから気分もすっきりしだしたように思います。ありがとうございました。左耳の症状はよくなりましたが体を整えるのにしばらく通院してみたいと思います。
コメント以上 自筆のコメントは以下からどうぞ
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発症から少し時間が経過した突発性難聴の場合は「5回 治療を受けてください」とお願いしています。5回のうちに改善すれば治療を継続しますが、改善がみられなければ治療を中断しています。

◆専門家の皆様へ

この症例は関西中医鍼灸研究会のオンライン講義で取り上げます。専門家の方は関西中医鍼灸研究会のホームページから申し込んでください。直前に参加に必要なURLを送ります。以下の症例も解説します。

〇簡単に治った水恐怖(ハイドロフォビア) 水恐怖(hydrophobia)と耳鳴りのセットの女性
http://yuisuita.sblo.jp/article/188506342.html
〇急性低音障害型感音難聴(ALHL)と耳鳴りとフワフワと不眠の女性
http://yuisuita.sblo.jp/article/188550488.html

◆関西中医鍼灸研究会 4月オンライン講義予定 4月17日土曜 午後7時〜8時30分
「耳疾患の鍼灸治療の考察」 講師 藤井正道
竹越哲男先生(竹越耳鼻咽喉科医院)、粕谷大智先生(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門)の講義を受けて 参加費 無料 次回の6月からは参加費をいただきます。
http://kansaihari.com/

2021年04月04日

急性低音障害型感音難聴(ALHL)と耳鳴りとフワフワと不眠の女性

2020年11月に左の耳鳴りと難聴で30代の女性が来院されました。一か月前から左耳が聞こえにくくなったり、大きく聞こえたりするようになったということでした。
耳鼻科で 急性低音障害型感音難聴(ALHL)と診断されお薬を飲んでいらっしゃいます。急性低音障害型感音難聴は難聴ですが、音が大きく聞こえることもあります。ただしはっきりとは聞こえないので、大きく聞こえるけど聞き取りにくいといった不快な状態になります。
ひどく調子の悪い時はフワフワしためまいがあるため、メニエール病の疑いもあるといわれています。左の背中もひどく凝ります。

2回ほど治療すると落ち着きました。約一か月4回治療して 症状が落ち着き、再発がないことを確認した段階でアンケートをいただきました。

アンケートは「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」と回答され、「耳の不快な症状(耳鳴り、閉そく感、めまい)が2回目の治療後からとても楽になり安心しました。背中のこりもありましたが、気にならないほどに楽になりました。」とコメントをいただきました。

自筆のコメントは以下からどうぞ
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じつは年明けの2月初めに、不眠といっしょに軽い耳鳴りが出て2回ほど治療して不眠と耳鳴りをいっしょに治しました。この時は「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」という回答をいただきました。1月〜3月は耳の症状や不眠が出やすい季節です。

◆専門家の皆様へ

この症例は関西中医鍼灸研究会のオンライン講義で取り上げます。専門家の方は関西中医鍼灸研究会のホームページから申し込んでください。直前に参加に必要なURLを送ります。

◆関西中医鍼灸研究会 4月オンライン講義予定 4月17日土曜 午後7時〜8時30分
「耳疾患の鍼灸治療の考察」 講師 藤井正道
竹越哲男先生(竹越耳鼻咽喉科医院)、粕谷大智先生(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門)の講義を受けて 参加費 無料 次回の6月からは参加費をいただきます。
http://kansaihari.com/


2021年03月20日

簡単に治った水恐怖(ハイドロフォビア) 水恐怖(hydrophobia)と耳鳴りのセットの女性

暖かくなってきました。結(ゆい)の院長の藤井正道です。
春になるといろいろ出かけたくなるのは人情ですが、厳密な感染予防の生活を続けながら自宅と鍼灸院を往復する日々を続けています。9日のPCR検査は陰性でした。今度は23日に検査を受けます。
今回は水恐怖と突発性難聴の後に残った耳鳴りがいっしょに治った50代の女性のお話です。
水恐怖症(ハイドロフォビア)とネット検索してみると、幼いころのトラウマとかいろいろ出てきます。心理療法や抗不安剤による治療が一般的なようです。難治性であるような印象を抱きがちですが、この前 治療した患者さんは2回で治りました。

今年の1月に患者さんは「耳鳴りを治したいと」来院されました。12月に突然 右耳に穴が開いたような感覚に襲われました。鼻も右の首、ノドの右側もつまるようになりました。この時 水を触ると気持ち悪いという感覚が突然 出てくるようになりました。耳の違和感も水に触るとひどくなるそうです。お風呂に入れなくなり、短時間のシャワーを我慢しながら浴びるようになりました。

耳鼻科に行くと高音域 4000〜8000Hzの聴力が70㏈に低下していることがわかり突発性難聴と診断を受けました。約一か月後 聴力は回復したのですが、耳鳴りは治まらなかったため結(ゆい)に来院されました。仕事は12月からお休みされています。

2回治療すると、耳鳴りは少し軽くなりました。何より水恐怖がなくなり、ゆっくりお風呂につかれるようになったとのこと。約一か月に6回治療したところ、昼間の耳鳴りは気にならなくなり、仕事も再開されました。ここでアンケートをいただきました。

◆患者さんのコメント

「非常によい結果があった。ほとんど完全に治り苦痛はない」「治療前の苦痛を10とすれば1である」というアンケート回答をいただきました。コメントは以下の通りです。

治療するごとに、少しずつ耳の変化ありました。治療前はお風呂(水の中)に入れなかったのですが治療2回目ぐらい以降より湯舟につかれるようになりました。一生シャワーの生活かもと思っていたので、お湯につかれるようになったのは大変ありがたいです。
耳鳴りも仕事中は気にならなくなりました。寝るのもぐっすりと寝れるようになっています。ハリは思っていたより痛くなかったです。コメント以上
自筆のアンケートは以下からどうぞ
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◆考察

じつは水恐怖症の治療はTFT思考場療法の本の中で、紹介されていました。
TFTは、鍼のツボをタッピングすることであらゆる心理的問題を改善させていく米国発の新しい心理療法と日本TFT協会のHP上で紹介されています。私はTFTのやり方を本家の中医学の立場から再構築し、タッピングよりももっと強力な鍼を使っていろいろな恐怖症を治療しています。広場恐怖はよく治してきました。パニック障害にも効きます。
水が怖くなって一か月ほどでしたから、簡単に治るのではと思っていたら、簡単に治りました。患者さんには「脳の回路のバグをとれば治るのです」と説明しています。中医学的には経絡(けいらく)、気の流れを通します。鼻のつまりもノドのつまりも肝欝気滞(かんうつきたい)を改善すれば治ります。

2021年01月05日

突発性難聴と診断された40代女性の治療

2021年あけましておめでとうございます。結(ゆい)鍼灸院 院長の藤井正道です。
結(ゆい)は1月6日水曜まで冬休みです。7日木曜から開けます。予約と予約の変更のお電話は本日5日火曜から受け付けています。ネット予約はいつでも受け付けています。

昨年11月から自主的にPCR検査を受けながら、治療を続けています。最近は12月22日に受けたところです。
寒い季節ですが、各ベットごとに1台の専用換気扇で換気しています。患者さんの息や飛沫はベットごとに排出されています。患者さんにもマスク着用をお願いしています。
強力な暖房で室温は25度以上にしています。コロナ前から温灸の煙対策に換気扇と強力暖房を備えていたのが役に立ちました。

☆突発性難聴と診断された40代女性の治療

40代の女性が耳の不調を訴えて来院されました。耳鼻科では左耳の突発性難聴との診断。2週間前に左耳がぼわんとした感じがしたので、耳鼻科に行ったら聴力も低下していました。右耳にも違和感を感じます。
一度 治療すると、左耳のぼわんとした感じも右耳の違和感もなくなりました。1回目の治療の後 咽頭炎になったというので今度はそちらの治療。耳の異常とのどの異常を訴える方はよくいらっしゃいます。
半月に3回の治療の後、耳鼻科で聴力の回復も確認しました。その後も肩こりや耳の症状の再発を治療して約1か月。いろいろ落ち着いたところでアンケートをいただきました。

◆患者さんのコメント

患者さんからは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0であるというアンケート回答と以下のコメントをいただきました。

突発性難聴と診断を受け、耳鼻科通院と並行してこちらでの治療をお願い致しました。疲れや体調の耳の症状としてあらわれることが多かった為 耳の症状や聴力低下がもとに戻るかどうか不安に思っておりましたが、1カ月程度でほぼ症状は治まり聴力ももとに戻るところまで回復いたしました。とてもありがたく思っております。
また身体が冷えやすい体質ですが、針治療を受けると身体があたたまり、体調を大きくくずすことがなく、私には効果のある治療であったと思っております。ありがとうございました。
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◆考察

じつは突発性難聴という耳鼻科の診断には 疑問を持っています。この患者さんは30代の時にも左耳の不調を訴えて来院されたことがあるからです。この時は左耳の閉そく感や高音が耳に響くという症状で、急性低音障害型感音難聴(ALHL)を疑う症状でした。顎関節症の症状もあり、これも治しました。突発性難聴は いちおう再発しないことになっています。耳の疾患は、これという範疇に入りにくいものも多数あります。〇〇という病気を治すのではなく、目の前の患者さんを治していきます。

2020年11月04日

扁桃炎の繰り返し、のどの違和感がなくなりました

新型コロナ感染症、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数(11/03)が沖縄12.1人、大阪9.9人と大阪は東京を抜き、全国2位になりました。
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結(ゆい)はベット1台ごとに専用の換気扇を備え、いつも換気しながら治療を続けています。強力な暖房で室温は25〜28度を保っています。多用している温灸の煙は抗ウイルス作用があります。武漢の感染者用施設はお灸の煙で燻蒸されていました。
今回はいつも喉に違和感があり 扁桃炎を繰り返していた20代の女性のお話です。

☆扁桃炎の繰り返し、のどの違和感がなくなりました

最初に問い合わせのメールをいただきました。
3.4年くらい前から扁桃炎を年に何回か繰り返してる状態なのですが、この場合治療は可能でしょうか?
耳鼻咽喉科に行ったところ、溶連菌ではなくストレス性のものと診断を受け扁桃腺を取った方がいいのではと言われたのでご連絡させていただきました。以上 患者さんのメール

「治療は可能です。原因不明の炎症の方の治療はよくやっています。」と返信しました。

細かな手仕事をされている女性で、首や肩もこり、目もかすみます。扁桃炎が起きていない時も、いつものどに違和感があります。今回も3日前から違和感を通り越して痛み始めたといいます。
一度、治療するとのどの痛みはなくなりましたが、のどのイガイガした感じが残り、朝は鼻がつまります。鼻炎、花粉症のような症状もいつもあるということでした。
都合3回で諸症状はなくなりました。今度は1週間に一度の治療を3回続け、通院 約一か月でアンケートをいただきました。手足の冷えをすごく感じる女性でしたが、これも改善しています。

◆コメント(アンケート回答)

「非常によい結果があった。ほとんど完全に治り苦痛はない」「治療前の苦痛を10とすれば0である」というアンケート回答をいただきました。コメントは以下の通りです。

のどにいつも違和感があり、扁桃炎を繰り返していましたが、一度ですごく楽になりました。手足の冷えも少しずつ改善されてきました。コメント以上
自筆のアンケートは以下からどうぞ
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◆考察

のどの違和感、つまったような感じはよくみられる症状です。いつものどがイガイガすると表現される患者さんもいらっしゃいます。今回は これに実際ののどの炎症の繰り返しが加わりました。中医学では、気の滞りからつまりや違和感が生じ、滞りから熱を生じると炎症になると考えます。
今回の女性は手足がとても冷える方でした。手足の冷えは滞りからです。交感神経優位からもきています。緊張しなくてもいいのに緊張してしまう状態も治します。手足の滞りを流すことと、のどの違和感を治すこと、首肩のコリ=首肩の気の滞りを治すこと、交感神経優位を改善すること、すべてセット、一連のものと考え治療していきます。

☆日本中医学会 オンライン開催のお知らせ 専門家、鍼灸学校学生向けです。
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私が評議員をしている日本中医学会学術総会がオンラインで11月22日〜23日に開催されます。これまでは東京での開催で関西からの参加は制約がありましたが、オンラインだとなくなります。どうぞご参加ください。今回の会頭は日本中医学会理事長、東京大学大学院特任教授 酒谷薫先生です。2014年にストレス脳の研究「不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測」で共同研究させていただいた先生です。

☆学術総会の特設ページを公開&参加申込の受付開始
https://jtcma.org/annual-meeting/

第10回学術総会の特設ページを公開しました。新しい情報は特設ページで随時紹介していきます。参加申込みも受け付け開始しましたので、皆さまのお申込みをお待ちしておりま
す。

2020年09月22日

耳の閉そく感、耳鳴り 首や肩の痛みが治りました 50代女性

すっかり秋めいてきました。新型コロナ感染症の感染予防のために自宅にいて調子を崩したという患者さんを多数 治しています。今回のお話もそういう女性です。6月初旬に治療を開始し7月中旬には卒業されました。

☆耳の閉そく感、耳鳴り 首や肩の痛みが治りました

6月初めに50代の女性が来院されました。普段は仕事をされていますが、4月からは新型コロナ感染症の感染予防のために自宅待機を余儀なくされていました。5月中旬に突然 右耳に拍動性の耳鳴りが出現し、右の首や肩が痛くなりました。頭痛もあります。
2回の治療で耳鳴りはほぼなくなりましたが、まだ首や肩の痛みが残ります。5回治療したところで、痛みも軽くなったため週一回のペースに落とし、7月中旬まで治療を続け、再発のないことを確認して7月中旬に卒業していただきました。

◆コメント(アンケート回答)

アンケートでは「ほとんど完全に治り苦痛はない」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である」という回答をいただき、以下のコメントをいただきました。

コロナの自粛期間中に右側の耳鳴りと閉そく感、首の痛み肩の痛みが現れ2週間ほど様子をみていましたがよくなる様子がなく不安になり結鍼灸院を訪ねました。
途中 左耳にも閉そく感が出始め今まであまり感じたことのない頭痛も出てきて不安になりましたが、治療のたびにその時々の症状を聞いてくださり不安を取り除くような声掛けと治療をしていただきました。
季節が梅雨ということもあり、少し症状が戻った時もありましたが 少しずつ良い方向へ向かい耳鳴りや閉そく感、頭痛はほぼゼロになりました。今は仕事等で疲れると少し肩がこる程度で、ゆっくり休めばおさまります。色々と有難うございました。コメント以上
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◆考察

仕事も休みとなり自宅待機の日々、身体も動かすことも減り、右耳や周囲の経絡(けいらく) 気の流れが滞り、右側の耳鳴りと閉そく感、首や肩の痛みが出たものです。耳鳴りで不安になったのではなく、不安は新型コロナ感染症、緊急事態宣言の中でもともとあったのです。身体の不調が不安を増幅させたのです。不眠もありました。「途中 左耳にも閉そく感が出始め」とありますがこれは治療を始める直前の症状です。片耳だけなら我慢していても、両耳がおかしくなり始めたから来院されるという患者さんは多いのです。
気の流れを整え、気持ちを落ち着かせるのは鍼灸の得意とするところです。耳の症状は自律神経の不調とつながることがよくあります。

※個人情報保護のため話の設定を少しだけ変えている場合があります。

◆感染予防のために結(ゆい)は予約数を絞っています。ゆったり治療を受けていただけますが、予約はとりづらくなっています。24日木曜から開けますが、今週は木曜9時30分に空きがある以外はつまっています。来週からは空きがあります。本日もネット予約、電話予約は受け付けています。
予約されている患者さんにお願いです。直前の予約変更、キャンセルはくれぐれもお避け下さい。ほかの患者さんたちの予約希望をお断りしている中で確保した時間なのですから。よろしくお願いします。

2020年05月24日

突然の耳鳴り、眠れない!

結(ゆい)鍼灸院院長の藤井です。今回は緊急事態宣言の自宅待機が生み出した耳鳴りのお話です。結(ゆい)は非常事態宣言を受け休業し5月7日から治療を再開しています。7日以降の新規の患者さんの治療も始め、すでに治った人もいらっしゃいます。今回も7日以降に来院された患者さんのお話です。20代の元気な青年が突然の耳鳴りに苦しめられました。

☆突然の耳鳴り、眠れない!

5月初旬の夜、突然 左耳がピーッと鳴り始めました。なかなか眠れません。翌朝になるとさらに音が大きくなりました。翌々日に近くの耳鼻科に行き、聴力検査を受けましたが聴力は問題ありませんでした。ステロイド薬を飲みましたが全然よくなりません。眠れないし、考えが混乱し日常生活の動作にも支障をきたすようになりました。一人暮らしができなくなり、親もとに戻りました。近くの耳鼻科から大学病院を紹介され、いろいろ検査を受けましたが特に異常は発見できません。近くの耳鼻科の医師は「なんだろう、これは」と首をひねられていたそうです。キーンという耐え難い耳鳴りは一向に収まりません。安定剤も効きません。
発症1週間で結(ゆい)に来院されました。「ベットに横になっているのが落ち着かないんじゃないですか」と聞くと「はい、なんだかじっとしているのが嫌です」とのお答え、刺絡(しらく)という治療をしてから鍼をしました。気持ちは少し落ち着かれたようで、静かにベットに横になられていました。
1回目の治療で激しい高音の耳鳴りが収まりましたが、なんだか身体がだるくてしんどいとのこと。「異常な興奮が収まったからだるいんですよ、何日もろくに寝てなくて元気な方がおかしい、もっと眠れるようになれば治りますよ」とお答えしました。
2回めの治療の後は 眠れるようになり耳鳴りもほとんどなくなりました。普通に仕事にも行けました。アンケートは3回目の治療の時に書いていただきました。

◆コメント(アンケート回答)

「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」「治療前の苦痛を10とすれば2である」との回答で以下のコメントをいただきました。

耳鳴りが気になりだした時と比べれば今はだいぶ落ち着き、寝れなかったのが眠れるようになってきました。まだ気になるところもあり、普段通りとまではいきませんが、先生の優しさと治療のおかげで治っているなという実感があります。ありがとうございます。以上
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◆考察

青年は肉体労働者です。病気らしい病気は今までしたことがありません。新型コロナ感染症の緊急事態宣言のために職場が閉鎖され、20日間ほど自宅から一歩も出ない生活を続けていました。身体の陰陽のバランスが崩れ、過剰な熱が頭に上がり、不眠 耳鳴り イライラ 考えがまとまらないといった状態になったのです。中医学的には陰虚陽亢(いんきょようこう)といいます。陽実(ようじつ)という要素も少しあります。身体はほてり、足は冷えていました。
オーバーヒートしたようなものです。身体を使って仕事を続けていたら、たぶん耳鳴りも不眠もなかったでしょう。過剰な熱(発熱とは違います)をとり、身体と精神を鎮静化させる補陰(ほいん)のツボをとって治しました。症状は激しいですが、身体のバランスを調整すれば治るので鍼灸にとっては簡単です。
3回目の治療の後は普通に仕事ができています。ただ夜になると軽い耳鳴りが出て、以前のようにぐっすりとは眠れません。もう少しの治療が必要なようです。

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2020年05月20日

4回で治った急性低音障害型感音難聴(ALHL)

今回は緊急事態宣言の後 5月7日に開院してから治療した患者さんのお話です。新型コロナ感染症が流行する時代、鍼灸院のかかり方も変わってくるかもしれません。鍼灸で人と人が接することは感染の危険を伴います(当院はそこまでやらなくてもといわれる水準の対策をとってはいますが) 私はHPのトップに次の言葉を掲げています。「あなたは治療に何を期待しますか?癒しですか?気持ちのいいことですか?きちんと治ることですか?結は何よりもきちんと治すことを心がけています。少ない通院日数で、早く治したいなら当院をお選びください。」以上
「通っているとなんだか調子がいい」という治療も価値がありますが、明確な症状を的確に治していく治療、ちゃんと卒業できる治療こそがポストコロナの時代に いよいよ求められます。少ない回数で治る、接触回数を減らして的確に治る治療です。結(ゆい)がコロナ以前から、目指していた方向です。
※治らない難病で緩和やQOL(生活の質)の向上を目的とする治療もあります。

☆4回で治った急性低音障害型感音難聴(ALHL)

急性低音障害型感音難聴(ALHL)と診断されていた40代の女性が来院されました。明確な症状を的確に治していく治療の一例です。
4月初め 夜に気持ち悪くなりました。翌朝から右の耳鳴りが始まり、耳鼻科に行くと急性低音障害型感音難聴(ALHL)と診断されました。聴力検査で低音の聴力が落ちていました。実際 聞き取りにくいそうです。いつもよりも首もこるようになっています。薬を飲んでも一向に変化がないので結(ゆい)にいらっしゃいました。
2回治療したところ 聞き取りにくさはなくなりました。 耳鳴りは 夜 眠る時に少し気になるくらいと改善しました。首のコリは治りました。3回目の治療の後にアンケートをいただき4回目で卒業していただきました。

◆コメント(アンケート回答)

「非常によい結果があった。ほとんど完全に治り苦痛はない」というアンケート回答をいただきました。コメントは以下の通りです。

4月はじめに耳鳴りが発生して1カ月ほどいろんな所へ行って治療に時間をかけていましたが もうひとつ効果がなくあきらめていました。
でも当院で初めて治療していただいた夜からはっきり効果を実感できてとても助かりました。ありがとうございます。
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◆考察
急性低音障害型感音難聴(ALHL)は、突発的に耳がつまり、耳鳴り、難聴になります。めまいはありません。ぐるぐるは回らないけれど、ふわふわするといった方はいらっしゃいます。
内耳にリンパ液がたまりすぎるメニエール病(内リンパ水腫)の初期症状の可能性も高いといわれています。いずれにせよ鍼灸でよく治ります。治ればメニエール病にはなりません。
中医学では右耳周囲の経絡(けいらく)、気の流れがうまく流れなくなったためにおこった難聴と考え治療します。首コリも同じ気の流れの不調からです。春は耳周囲の経絡(けいらく)、気の流れの不調がおこりやすくなります。じつは今回の患者さんは人と密接に接するお仕事です。新型コロナ感染症のストレスもおおいに影響したのでしょう。

2020年05月07日

耳管狭窄症、滲出性中耳炎が治りました

耳管狭窄症は 鼻炎や副鼻腔炎などで耳管の咽頭口が腫れ、耳管の通らなくなった状態とです。中耳粘膜が空気を吸収し、中耳が陰圧になり耳の閉そく感がでてきます。耳のつまりや軽い聴力低下があり、嚥下(えんげ) つばを飲み込んだり、耳抜きなどで一時的に改善します。だだ、ひどくなってくると嚥下しても耳管が開かなくなります。高齢者の場合は耳管軟骨が固くなることが関係しているともいわれています。
ひどくなると中耳に浸出液がたまり滲出性中耳炎になります。浸出液をだすために鼓膜を切開する治療が行われます。難治性のものも多いといわれています。

今回は70代の男性の耳管狭窄症、滲出性中耳炎の治療のお話です。鼓膜も3回 切開されていました。治療経過と結果は、男性が詳細にコメントしてくださいました。

◆コメント

2019年2月に鼻づまり治療に市中の耳鼻科を訪ね、3月に耳鳴り、難聴となるが「治らない」と言われた。4月〜9月まで別の耳鼻科に行くと全く変化なく悪化するばかり。10月初め脳神経外科でMRIをとる。そこで滲出性中耳炎と判明、改めて別の医院を訪ねたがそこでも「治らない」と言われたので当院を訪ねてみました。2020年1月より約10回の治療をしていただき2020年3月に耳鼻科にて滲出性中耳炎は治っているとの診断をいただきました。鼓膜切開後チューブを入れて放置する手術を受けることもなく治していただき感謝しております。
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◆考察

総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2であるとの回答をいただきました。2020年3月に治療を終了しています。鍼灸治療がうまくいかなければ、全身麻酔の上 鼓膜切開後チューブを入れる手術を予定されていましたが回避できました。趣味の尺八(しゃくはち)を一生懸命 練習されていて首コリ肩こりもひどく、時に腰痛が出ることもありましたが、それらもなくなりました。耳鳴りもなくなりました。

※個人情報保護のため少しだけお話の設定を変えている場合があります。みなさんがこの方のように早く治るわけではありません。個人差があります。

2020年04月02日

鍼灸osakaに「耳管開放症と耳管狭窄症の鍼灸治療」が掲載されました

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最新号 鍼灸osaka136号は「耳鼻咽喉科疾患を治療する」という特集です。私の拙文「耳管開放症と耳管狭窄症の鍼灸治療、少陽経の気滞と変調が影響する」が掲載されています。この拙文にはおまけとして「新型コロナウイルスについて」も書きました。
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またニュースのコーナーには鍼灸院でのコロナウイルス(COVID-19)対策として当院、結(ゆい)鍼灸院の対策がとりあげられています。
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専門家、鍼灸学校のみなさまは是非 買ってお読みください。

2019年12月24日

1ヶ月でいったん治った耳管開放症 時々メンテする症例

20代後半の会社員の男性が夏にいらっしゃいました。以下のような訴えです。

1年ほど前から自分の声が響くように感じ始め、呼吸する息の音も感じるようになった。これまでは主に左耳がつらく、耳鼻科で耳管開放症と診断されている。左耳は落ち着いてきているが、今度は2週間前から右耳が開き始めた。疲れたときに短時間 開いていたのが今ずっと開いて閉じることがない。以上

一ヶ月に7回 治療していったん治り、以下のようなアンケートをいただきました。
ただ1ヵ月後に今度は左耳が時々 開くということで再度 来院。1週間に1度程度の治療を3ヶ月続けて落ち着きました。この3ヶ月の間には時々 右耳が開くこともありました。

この男性の症状は たとえば「苦手な人に右側に立たれると、右耳がおかしくなる」といった心の状態と関連が深いものでした。通常の耳管開放症はいったん治ってしまうと再発は少ないのですが、今回のように心の状態と関連が深いものはストレスが強くなると再発する傾向があります。再発といっても初回ほどには症状がひどくない、軽い時に本人がいらっしゃるのでたいていは数回で落ち着きます。この男性も数ヶ月に一度 軽い再発で来院されています。

◆アンケート結果

非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。

◆コメント

私は両耳が耳管開放症であり、最近 右耳が悪化してきたので結鍼灸院で治療を受けてみました。始めは1日中 耳管が開いている日もありましたが、治療を受けるにつれて徐々に改善し、朝 起きて1〜2時間開放する程度になりました。さらに治療を続けると全く開放しなくなりました。また開くのではないかという不安も少しありますが、鍼灸の治療は非常に効果があったように感じます。丁寧に治療していただきありがとうございます。

※自筆のコメントは以下からどうぞ
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※個人情報保護のため少しだけお話の設定を変えている場合があります。みなさんがこの方のように早く治るわけではありません。個人差があります。

2019年09月11日

治療の終わる日が最初から決まっていました。 左耳の違和感の治療 間に合う。

残暑きびしい日々が続きます。台風15号のため千葉県では大規模停電と電話の通信障害が続いています。基地局の非常用電源が切れるため通信障害が拡大するともいわれています。昨年9月の台風21号では結(ゆい)鍼灸院も3日間停電しました。水道も止まり、トイレの水を流すにも苦労しました。千葉県のみなさま お見舞い申し上げます。

☆あはきワールドに掲載されました

ヒューマンワールドのメールマガジンあはきワールド2019年9月11日号 No.633に「臨床に役立つツボの話 第16話」に「至陽は咳に限らず、息苦しさ全般、パニック障害やうつ病にもよく使う」という私の小文が掲載されました。専門家向けです。専門家のみなさま 有料記事ですが、よろしかったらお読みください。

☆治療の終わる日が最初から決まっていました。 左耳の違和感の治療 間に合う。

30代の女性が左耳の違和感を何とかしてほしいと来院されました。2カ月前に中耳炎、副鼻腔炎にかかりいったん治ったものの それ以降、ずっと左耳がおかしいとの訴えです。首や肩もこります。
結(ゆい)鍼灸院ではよくみている症状で治すのは簡単なのですが、困ったのは仕事で日本を旅立つ日が迫っていたことです。1週間しかありません。帰国予定はしばらくありません。
一度 治療したところ、治療した夜はいつもより汗をかき、眠りにくかったのですが、翌朝には身体がすっきりして、左耳の違和感も首肩のこりもなくなっていました。
積極的に代謝をあげて、耳周囲の気の流れを整える治療がうまくいきました。普通はもう少し身体がゆっくり変化していく治療から始めていくのですが、なにせ時間がない。積極策をとりました。
1週間に3回治療して、左耳の違和感がほぼなくなっているのを確認してアンケートをいただきました。

◆アンケート結果
アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。治療前の苦痛を10とすれば今は1である」という回答をいただきました。

◆患者さんのコメント
中耳炎 副鼻腔炎の治療後 左耳に違和感が残り、今後 環境も大きく変化するということで不安があり、わらをもすがる思いでおりました。ネットで結さんを知り来させていただきました。左耳の違和感はだいぶなくなったうえ 全身も頭もすっきりした感じです。ありがとうございました。
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※個人情報保護のため少しだけお話の設定を変えている場合があります。みなさんがこの方のように早く治るわけではありません。個人差があります。

2019年08月30日

メニエール病との診断でしたが 意外と早く治りました

左耳がつまって聞こえにくくなったと40代の女性が来院されました。1週間前からの症状で耳鼻科ではメニエール病と診断されています。耳に水が入っているようだとの訴えも。
首や肩のこりもひどく、鼻づまりもあります。
一度 治療すると頭がぼおっとしていたのがなくなり、フワフワしためまいの感覚も消えました。1週間に3回の治療で ほぼ症状がなくなったので4回目の治療の時に下記のアンケートをいただきました。

◆アンケート結果

非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。

◆コメント

薬だけでなく鍼灸治療を併用し、短期間(1週間)で耳の不調は改善されました。他の不調(首や肩のこり)も鍼をすればするほど効果がでました。

◆考察

今回の女性のような場合 耳に限らずいろんな症状が出る場合があります。今回も 動悸がするという症状もありました。そういった声をていねいに聞き対処していきます。
メニエール病は内耳にリンパ液がたまりすぎる内リンパ水腫が原因と考えられていますが、中医学では利水といって余分な水分を排出する治療をします。ほかには気滞といって気の滞りからくる症状も多くて、関係する経絡を鍼で通す治療をして楽にしていきます。鼻づまりを治すことで、耳の閉そく感がすっと治ることもあります。鼻がつまると鼻汁が耳管をふさぎ、耳管狭窄症になってしまうからです。
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※個人情報保護のため少しだけお話の設定を変えている場合があります。みなさんがこの方のように早く治るわけではありません。個人差があります。

◆休診のお知らせ

9月14日土曜は東京での講演と研修のために休ませていただきます。