☆糖尿病の老人の腰痛もあきらめないでください
70代半ばの女性が○○年4月初旬に来院されました。10年ほど前は吹田にお住まいでその時に治療したこともある女性です。
数年前からは奈良県の田園地帯に移住され、畑を借りて耕されています。
腰痛がなんとかよくならないかと来院されました。
朝 腰が痛くてすぐに起き上がることができないが、しばらく動いたら改善される。太ももが重く動きにくい。といったような訴えでした。老人の腰痛によくあるパターンです。元気になっていただき、気がよくめぐるようになると治ります。腰だけみるのではなく、それまで以上に元気になっていただくのがポイントです。
遠方のためもあり、週1回のペースで治療しました。一ヶ月ちょっと、6回 治療してよくなったのでアンケートをいただき治療を終わりました。
◆アンケート回答
非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない、総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1であるという回答があり以下のようにコメントされました。
朝 おきる時が一番 痛かったのが楽になりルンルンの歌で1日が始まります。でも畑では大変ですので又 痛くなったら早めに見ていただきます。
◆自筆のコメントはこちらから

◆考察
この患者さんは糖尿病をお持ちです。糖尿病は細かな血管の血流が悪くなるので、一般よりも治りにくいのが普通ですが、この方は一般の方と同様に治りました。
お年寄りは、漫然と整形外科などに通い、腰痛とつきあい続けている方が多いのが現状です。今回の女性も整形外科に通っていましたが一向によくならないために結(ゆい)にいらっしゃいました。
年だからとあきらめず、お近くの信頼できる鍼灸院に行ってみてください。普通は2〜3回 通院したら前と比べてよくなっているはずです。それぐらいで変化をおこせる鍼灸院に行ってください。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。