2016年12月07日

80歳女性の変形性股関節症? 4回の治療で股関節の痛みがとれました

今回は手術の予約までしていた高齢の患者さんの股関節の痛みがとれたお話です。

☆80歳女性の変形性股関節症? 4回の治療で股関節の痛みがとれました

ある日、以下のような問い合わせのメールがありました。

○○県に住む80才女性です。子供(息子)に紹介されて、連絡しています。先日、椅子に座ろうとして、座りそこねて、尻もちをついてから、左足太ももに痛みがあり、歩けなくなりました。当初は動かすこともできませんでした。病院に入院して安静にしていたら、杖をついて歩けるようになりましたが、2週間以上たっても痛みが取れません。もっとも、以前より、田んぼの草刈りをすることで、左足の痛みはありましたが、ここまで痛みが続く事はありませんでした。貴院の鍼灸で痛みが取れないでしょうか?どうぞよろしくお願いします。患者さんからのメール以上

遠方でもあるし、それなりに腕のある鍼灸師なら治せると考えたので「お近くの鍼灸院での受診を お勧めします」と返信したのですが、「どこの鍼灸院がいいかわからない」と結局来院されることになりました。大阪在住の息子さんの意向もあったようです。後からわかったのですが最初のメールも息子さんが出したものでした。

整形外科では変形性股関節症と診断され、手術の日程も決まっていました。来院されたのは尻もちをついて入院されてから一ヶ月後でした。
会ってみると70歳くらいにみえる元気な女性です。歩きはおぼつかないが口は達者、定年までフルタイムで働かれた方でした。
一度 治療するとずいぶん歩きやすくなりましたが、そうはいってもご高齢なので、「お近くで鍼灸のできるところをみつけてください」言って帰っていただきました。それでもまた予約が入り結局4回 治療しました。杖なしで家の中や庭までは歩けるようになり、日常生活にまずは支障なしということで治療を終わりました。

アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。

◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント

一度は手術を決断、予約をしていたが手術をキャンセルしました。息子に針灸治療をすすめられました。息子は手術に反対、保証人にならないといわれ、半信半疑で治療を受けました。自宅から大阪までバスで3時間あまりの通院は大変だったが、治療に通うごとに歩行状態が楽になって4回目で杖なしで家の中、庭までは歩けるようになりました。手術を受けなくてよかったと今は息子に感謝しています。
インターネットで良い先生をみつけてくれ治療受けることが出来て救われました。先生にも親切ていねいに治療していただき心から感謝いたしております。ありがとうございました。
コメント以上

◆解説

股関節の変形があっても、それが痛みの原因だと考えると、4回で楽になるのはちょっと不思議な話です。もともと尻もちをついてから入院した訳で、患者さんも入院して検査したら「変形性股関節症が発見された」という言い方をされていました。
尻もちをついた時に生じた気滞血瘀(きたいけつお)、気の滞りと瘀血(おけつ)という病理産物が鍼灸治療でなくなったのではないかと考えています。
日々の臨床ではよくある話で「まず治療してみましょうか」「楽になればそれでよし、数回治療してダメなら手術されたらいいんじゃないですか」と話しています。

◆自筆アンケートは以下から
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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆年末年始の休みのお知らせ

12月の第4木曜12月22日は開けます。
年末は12月29日木曜まで開けます。新年は1月5日木曜から開けます。
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2016年06月26日

80代で週1〜2回 ゴルフコースに出ている方の健康法

疲れ目の時に目を温めたほうがいいか冷やしたほうがいいか聞かれました。私の回答は「どちらでも好きな方でいいですよ」というもの。
冷房で冷えた身体の時は、蒸しタオルを目に当てて温めてあげればいいし、海岸でまぶしい光を見続けた時は冷たいタオルで冷やしてもいい。温めれば血流はよくなるし、冷やしても、後で反射的に血流はよくなります。結果はいっしょですから心地いいほうでいいのです。

☆80代で週1〜2回 ゴルフコースに出ている方の健康法

以前「脊柱管狭さく症が治った」で紹介した70代後半の男性患者さんのお話です。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_backache/entry_1089/

今は80代ですが、毎日 ゴルフの練習場に通い、週1〜2回はゴルフ場でゴルフを楽しまれています。その方の健康法がずいぶんと理にかなったものなので紹介させていただきます。それは「無理はしない」「体調にあわせる」というもの。
80代でさっそうとゴルフしていると、みなさんから「1日どれくらい歩いていらっしゃるのですか」と聞かれるそうです。みなさん長い距離を想像されているようですが患者さんは「決めていない」とのお答え。ゴルフの練習も何本うつとは決めていないそうです。調子よければ、たくさん打つし、しんどいと思ったらすぐにやめる。練習量にこだわりません。
適度な運動を、「毎日 何万歩」とかの量で決めるのではなく、自分の身体の声を聞いて決める。私も大賛成の健康法です。

私が一言 つけくわえれば「身だしなみに気をつける」「おしゃれをする」というのもこの方の健康法といえるでしょう。きれいなシャツにベージュのジャケットをきちんと着こなしていらっしゃいました。

☆中医臨床に「熊本鍼灸マッサージボランティア報告」掲載

専門誌 中医臨床2016年6月号に拙文 熊本鍼灸マッサージボランティア報告「個室と温灸の効用」が掲載されました。
ネット雑誌 週刊あはきワールドに掲載した「熊本鍼灸マッサージボランティア チームオレンジ・活動レポート 熊本地震鍼灸マッサージボランティアマニュアル」はどんなふうにボランティアすればいいのかという内容でしたが、今回は鍼灸治療の立場から、やや専門的な内容となっています。中医臨床の今号の特集「火の認識とその治療」も興味深いものなので、ぜひ買ってお読みください。
本の写真は以下からどうぞ
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◆「熊本鍼灸マッサージボランティア チームオレンジ・活動レポート 熊本地震鍼灸マッサージボランティアマニュアル」は あはきワールドに読者登録しなくても以下から読めるようになりました。
http://www.human-world.co.jp/newsitem.php?id=896
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2016年03月25日

いろいろある『身体表現性障害』の痛みや違和感

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。「原因の多くは心理的ストレス…腰痛は“気”で治す病だった」という記事が日刊ゲンダイDIGITAL 2016年3月23日に掲載されています。
私も2009年発行の著書「灸法実践マニュアル」の中で「腰痛を伴う心身症」という項目を設けて同様の考えを書いています。「全ての慢性腰痛は心身症である」と。

☆いろいろある『身体表現性障害』の痛みや違和感

著書で取り上げた福島県立医科大学医学部整形外科の先生方も同様の見解で、この記事でも取り上げられています。一部を下記に要約します(要約部分には◆をつけます。私の見解には☆をつけます。)

◆老若男女、多くの人を苦しめている腰痛。そのうちの85%は痛みの原因が分からず、診断がつけられない。どこで診てもらっても、何をしても消えない痛みには、「心」が関係している可能性があることが、近年の研究で分かってきた。
福島県立医科大学医学部整形外科学講座の大谷晃司教授によると
「1つはストレスによって、痛みをコントロールする脳のメカニズムがうまく働かなくなっている場合です。実際よりも痛く感じたり、痛みのもとは消えているのにまだ痛いと神経回路が錯覚したりします。もう1つは、ストレスが体の痛みとして出る場合。仮病ではなく、本人は本当に腰が痛いと感じています。この状態を専門用語で『身体表現性障害』といいます」

☆藤井が日々の臨床の中で、感じていることと同じです。『身体表現性障害』は腰痛に限りません。首の痛み、肩の痛み、顔の痛みといろいろ多彩です。痛みだけでなく違和感とかもやもやとかいろんな形で表現されます。鍼灸のうつ病や双極性障害、パニック障害の治療法を応用しながら治していくと、きれいに治ります。何よりも患者さんを安心させる治療家の姿勢が大切です。
じつは医者や治療家から「治りにくい」「難治性腰痛」とか、治りにくそうな病名、例えば「変形性脊椎症」「腰椎すべり症」とか言われると『身体表現性障害』はますますひどくなります。病名が正しければそれでいいのでしょうか。何か配慮がほしいところです。

福島県立医科大学では抗うつ剤を使うので、「私はうつ病ではない!」という患者さんの心理的抵抗がおこるかもしれませんが、鍼灸では鍼を使うだけなので心理的抵抗はおこりません。

◆いまできること――具体的には「動く」ことだ。最近の医学の常識では、急性・慢性にかかわらず、動いた方が腰痛の治りは早くなるという。
福島県立医科大学医学部整形外科学講座の大谷晃司教授によると
「痛いからじっとしているのではなく、痛くても動けるなら動く。これによって、乱れた脳のメカニズムが正常に整う可能性がありますし、腰回りの筋肉がほぐれて血行が良くなり、結果的に痛みの原因が改善されることも期待できます。そうした運動療法と並行して、患者さんに合わせて痛みを軽くする薬や抗うつ薬などによる治療を行っていきます」

☆結(ゆい)ではまずあらかたの痛みを鍼灸で治してから、動いてもらいます。数回であらかたの痛みはとれます。
痛みで長く安静にしてきたのですから、筋力は弱っています。楽になって動き回ると、衰えていた筋肉が痛みます。患者さんは不安になって「大丈夫ですか?」と聞かれるのですが、私はニコッと笑って「大丈夫です、これは回復に向かう途中に出る痛みですからいい痛みです。そのまま無理のない程度に動いてください」と励まします。再発した痛みも1〜2回の鍼灸治療でなくなります。そのうち筋力も回復してきて、たくさん動いても大丈夫になります。腰痛のせいで掃除ができていなかったお家が多いので、家の中がピカピカになります。

このブログの読者には若い鍼灸師の先生も多数いらっしゃいます。どうか「あなたは治りにくい」と患者さんに責任を押し付ける治療家だけにはならないでください。治せないのは、私たち治療家の責任、技量の不足です。

◆原因の多くは心理的ストレス…腰痛は“気”で治す病だった
日刊ゲンダイDIGITAL 2016年3月23日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/177800?utm_content=buffer36bba&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

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2016年03月08日

激しい腰痛が5回で治った!

6年前に突発性難聴を治療した患者さんが再び来院されました。当時は50代、今は60代の女性です。今度は左側の激しい腰痛、お尻とふくらはぎの痛みです。
5日前に、ちょっとうたた寝をして起きたら痛み始めたとのこと。激痛のために夜も眠れないという訴えです。

ちょっと驚いたのが整形外科でだされていたお薬、神経障害性疼痛に使われるリリカ(プレガバリン)が最初から出されていました。リリカは帯状疱疹のあとに残る帯状疱疹後神経痛や線維筋痛症などの激しい痛みに対して処方される薬で、2010年から使われるようになりました。それなりの副作用もあるので、普通の腰痛にすぐ処方されたことに違和感を覚えました。
患者さんのコメントにもあるように12日間に5回の鍼灸をして卒業していかれました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
突然の激しい腰痛とふくらはぎの痛みにまずは整形外科に行きましたが痛み止めと湿布を出されただけでした。これでは何の根本的な解決にもならないと思い、こちらに来させていただきました。
MAX10を超える痛みが1回の治療で7〜8に減り、2回目で3〜4へとどんどん痛みが消え4回目でほぼ完治、5回目で卒業させていただきました。もっと時間がかかるだろうと覚悟していましたが、うれしい誤算でした。
これからも具合がよくない時がもしあれば早めに治療を受けて回復させ元気に生活したいと思います。ありがとうございました。

PS、いったんキャンセルした旅行は一ヵ月後に予約を取り直しました。元気に旅行できるのは本当にありがたいことです。

◆自筆アンケートは以下から

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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 腰痛

2016年01月15日

1回で歩けるようになったぎっくり腰

こんな症状にお困りではないですか?

頭痛それも頭の横に多い
耳の痛み
耳の痛みとともに顎の開け閉めに違和感がある
くびの痛み
肩の痛み
背中の痛み こり
腰の痛み
腰から足の痛みそれもふとももの後ろでなく横の痛みが 多い
体が重い 体がだるい いつも眠い
頭がぼおっとする なにごとにもやる気がおきなくなる
早めに目がさめてしまう 夢ばかりみてぐっすり眠れない
ちょっとしたことで苛々する
気分がそわそわして落ち着かない
目がかすむ 目が疲れやすい 目が痛い

じつは全部 春の季節におきやすい症状です。人の身体も植物と同じ面があります。中国の伝統医学の考えでは、春になると、冬の間は静まっていた人間の身体の「気」が動き出します。「気」の流れる道、経絡に故障があると、いろいろと困った症状が出てくるのです。伝統医学の春は旧正月の1月から、今年は2月8日からですが、1月中でも急に暖かくなった時や、その後の冷え込みの時に春の症状がおこります。今年は1月1日から暖かかったので、春の症状のくるのが早い方もいます。

今日は春におこりやすい腰の痛み、ぎっくり腰についてのお話です。

☆1回で歩けるようになったぎっくり腰

山脇(仮名)さんは50代の会社員です。昨日、職場からの帰りにくしゃみをした時に突然腰が痛くなりました。ぎっくり腰です。今日は「立っていることができなくなった」と来院されました。
治療して楽になり、翌日 会社にいくと早い回復にみなさんが驚かれたそうです。一回の治療で普通に立ったり座ったりして仕事ができるようになりましたが、まだ朝はつらい。一週間に3回、治療して、朝のつらさもなくなったのを確認して治療を終了しました。アンケートは2回めの治療の時にいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【1】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント

初めて治療にきたのは、ぎっくり腰を発症した日の翌日で、その日の朝は立つことができなくて職場を休んでしまいましたが、治療のおかげでとても良くなり次の日は出勤して普通に歩いているので、みんなびっくりしていました。
こんなによくなるのならばぎっくり腰を発症した日に来ればよかったと思っています。
20代〜40代まで腰を使う仕事をしていた関係で腰に若干の不安を持っていたのですが、きちんと治すことができればいいなあと思います。

◆自筆アンケートは以下から
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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 腰痛

2015年12月24日

不都合な真実、お酒は体温を下げます、あたたかく感じるのは錯覚です

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。年末年始はお酒を飲む機会も増えます。私もお酒は好きな方なので今日は自戒をこめたお話です。

☆不都合な真実、お酒は体温を下げます、あたたかく感じるのは錯覚です

お酒を飲むと身体があたたかくなる感じがします。手足の先もポカポカしてきます。末梢の皮膚血管をひろげるからですが、実際はここから熱が逃げて体温が低下しています。普通は体温が下がると、寒く感じるのですが、アルコールが体温調節中枢に直接作用して、適切な働きを妨げているため寒さを感じにくくしています。

忘年会でお酒を飲みすぎ、暑くなってコートを脱ぎ、薄着で寒い戸外を歩いたら、翌朝 風邪をひいていたというのはよくある話。体温が低下して免疫力も下がり、風邪にかかりやすくなっていたからです。
大量のアルコール摂取は体温調節中枢をマヒさせるという研究もあります。この場合、寒いところでは体温が下がり、熱いところでは体温が上がります。

お酒を飲むと身体があたたかくなる感じは錯覚です。薄着で寒い戸外を歩かないようお気をつけください。適量を楽しんでください。

☆飲みすぎ食べすぎは湿邪(しつじゃ)を増やし「ぎっくり腰」や「寝違い」に

飲みすぎ食べすぎは、身体の中で代謝しきれない悪い水分=湿邪(しつじゃ)を増やします。湿邪が経絡(けいらく)、気の流れる道をふさぐと、こったり痛んだりしやすくなります。忘年会の翌日、身体が重くなるのはこのためです。薄着で寒い戸外を歩くと寒邪(かんじゃ)がよけいに経絡をつまらせます。ひどい場合は「ぎっくり腰」や「寝違い」にもなります。風邪をひくだけではないのです。どうかお気をつけください。

◆年内は28日(月)まで開けます。今年の不調は今年のうちに治しましょう。
今号は結(ゆい)通信No.438 2013/12/23発行を少し書き直したものです。
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2014年11月30日

腓骨神経麻痺と腓骨神経痛 激しい痛みが治った

結(ゆい)鍼灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。12月2日火曜を都合で臨時休診させていただきます。代わりに3日水曜を開けます。電話予約は定休日の日曜、水曜、祝日でも受け付けています。

☆腓骨神経麻痺と腓骨神経痛 激しい痛みが治った

立花さん(仮名)は40代後半の女性、右足首を曲げることができなくなりました。足がだらんとたれ下がったままです。もう一ヵ月半になります。整形外科で治療を受けていますが全然治りません。腓骨神経麻痺という診断ですが、なにより辛いのが腓骨神経痛とよばれる足首から膝にかけての痛み、とくに夜は痛みで眠れないとのこと。ものがあたると痛いので布団もかけられないそうです。整形外科で治療してても変化がない、痛みがひどくなってきた気がするということで来院されました。一度の治療で右足首は少し曲がるようになり、痛みも少し改善。2週間6回の治療で痛みはなくなり、右足首の動きも元に戻りました。

ただまだ不安がある、とくに車の運転の時にとっさにブレーキを踏めるか不安があるということで、今度は週一回治療することにして様子をみました。積極的に歩くこともお願いしました。一ヵ月半も動かなかったので筋肉は弱っているからです。
じつは以前から下痢が続いている体調で、こういう人は普通よりも筋肉が弱りやすいのです。下痢を治し胃腸を整えていきました。

立花さん「そのうち治るだろうと思っていたが、痛みがひどくなってきたので、こわいけど鍼にきました。」
私「神経麻痺は筋肉も弱ってしまいます。早めに治せば筋肉が弱ることもありません。」
立花さんは鍼の刺激、いわゆるひびきの感覚もこわがる方でソフトにソフトに治療を続けました。
約2ヶ月で治療終了、下痢をする体質も治っていました。

腓骨神経麻痺の一般的な説明は 日本整形外科学会のHPからどうぞ
https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/peroneal_nerve_palsy.html

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2013年08月09日

腰痛の新常識、脳から治す

そろそろ夏の休暇が始まる方も多いのでは。結(ゆい)は14日水曜まで開けています。つらいところをすっきり治して休み明けから、元気に過ごしましょう。

☆腰痛の新常識、脳から治す

「腰椎(腰の骨)に明らかな異常がなくても痛みは生じます」と福島県立医科大学医学部整形外科の紺野愼一教授は新聞記事等で発言されています。 紺野教授によると 外来の腰痛患者の約7割はMRIなどで検査しても異常が見つからない。異常が 見つかった約3割についても「そこが痛みの原因であるとも限らない。画像だけでは痛みの原因はわからない。これが新しい常識です」とのこと。 私もこの見方に賛成で、著書でも結のHPでもとりあげてきました。

最近、紺野教授は脳内の中脳辺縁系ドパミンシステムに注目されています。痛み刺激があると中脳辺縁系から神経伝達物質ドパミンが放出、ドパミンによって鎮静作用物質オピオイドが産生され、痛みが抑えられます。ところが心理、社会的ストレスを受け続けるとドパミンの放出が減り、オピオイドも減ります。これによって痛みが増します。ストレスがあると痛みがよりひどく感じるようになるのです。

じつは伝統的中医学でも痛みには脳が関係しているという学説が古くからあり、しつこい痛みには精神を安定させる手足のつぼや頭のつぼを使う治療が行われてきました。古典には「いろいろな痛みや痒みはみんな心が関係している」「患者の情緒を安定させれば気の流れがよくなり痛みがなくなる」という趣旨の記述があります。最先端の脳科学と伝統的中医学はじつは同じことを言っているのです。
紺野教授は抗うつ剤を治療に取り入れられていますが、私はやはり依存性のある抗うつ剤よりも針灸で治していった方がいいと考えています。

こちらもご覧ください。
◆「腰痛の85%が原因不明」という事実、「脳」と「腰痛」の意外な関係。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_backache/entry_912/

◆8月2日発売の週刊金曜日954号に「抗うつ薬の白い闇」という特集が載っています。いい記事です。興味ある方はお読みください。
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/tokushu/tokushu_kiji.php?no=2922
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2013年06月24日

足のしびれと不眠が治った、気持ちも前向きに

結(ゆい)針灸院 、関西中医鍼灸研究会の藤井です。急に暑くなったり、急に涼しくなったりで身体がついていかない人も多いのでは。湿度がたかくなったせいか、このところ身体のだるさを訴える患者さんが増えています。
腰痛や足の痛みで仕事をやめる人は多いのですが、できればその前に鍼灸治療を受けてみてください。休み続ければ、その痛み治るのですか。

☆足のしびれと不眠が治った、気持ちも前向きに

田井(仮名)さんは40代後半の女性、ずっと立ち仕事をされています。2ヶ月前に腰痛に襲われ、靴下もはけなくなりました。行きつけの整体で治療し少し落ち着いたものの今度は左の脚がしびれはじめました。夕方になると立っているのも苦痛で、仕事もお休みされています。「もう仕事を続けられない」と退職も考えられているご様子。「しばらく結(ゆい)の治療を受けてください。それから決めても遅くないです」と言って治療を開始しました。1ヶ月8回の治療で治りました。決まって夜中3時に目が覚めていたのもなくなりました。
田井さんに限らず、痛みが1〜2週間程度続くと、気分も落ち込み悲観的になっていきます。気分が落ち込んでいる時に退職のような重大事は決めてはいけません。結論は先送りしてください。退職を思いとどまった患者さんは多数いらっしゃいます。鍼灸は腰や足の痛みやしびれとともに気分の落ち込みもいっしょに治していきます。

治療後のアンケートでは治療前の苦痛を10とすれば今は0と回答され、以下のようにコメントされました。

もともと腰痛があったので行きつけの整体に通っていたが今回の足の太ももの痛みやお尻の痛みがいつもと違った感じだったので、整体に通っていてもどこかで疑問があった。左足のしびれがあった時もそのうち治りますよと言われたが、しびれ感が強まり婦人科系のこと(閉経)もあってはハリ治療がいいのではと思い、会社の同僚が通っている当院を紹介してもらった。はじめの治療の時、決まって夜中3時に目が覚めることを何気なく言ったらちゃんと聞いてもらって本当によかった。ずっと気になっていたし(治療後は)だんだん目が覚めるのが6時前くらいになってきて気持ちがほっとするほっとするとやっぱり一日が始まる!という感があって気持ちが前向きになってきた。この1カ月余りで左足のしびれが取れ同時に気持ちが前向きになれたのがよかった。平日仕事が終わって夕方の通勤電車で、通院の時立っていても電車がゆれると人にぶつかってばかりでしんどかったことも今はちょっととした思い出になってきました。以上

◆アンケート用紙の裏までコメントを書いていただきました。写真は前半部分です。

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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆7月4日木曜、10日17日の水曜を臨時休診させていただきます。
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2012年08月16日

脊柱管狭さく症が治った

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。結(ゆい)は今日から平常通り開けています。今回は脊柱管狭さく症が治った話です。70代後半の患者さんですが、今ではすっかりよくなり自分で車を運転し週2回ゴルフを楽しまれています。

◆脊柱管狭さく症が治った

脊柱管狭さく症とは加齢とともに背骨の中の脊髄神経の通り道、脊柱管が狭くなってきて足がしびれて、少し距離で歩けなくなる病気です。足のしびれはしばらく休めば回復して、再び歩けるようになるのが特徴です。鍼灸でしびれはなくなり、長い距離も歩けるようになります。いったん治ってしまえばそうそう再発するものではありません。脊柱管が狭くなるのは元に戻せませんが、血流や神経の状態が回復すると考えられます。
坂下(仮名)さんは70代後半のお年寄りの男性です。最初は30mも歩けない状態。左の腰から足にかけてしびれて痛みます。
1ヶ月に8回治療したところ痛みはなくなりました。その後は週1回のペースで治療継続。2ヵ月後には普通にゴルフのコースを回れるようになりました。
脊柱管狭さく症は治ったのですが、本人いわく「元気にゴルフをするために」治療を続けています。
アンケートには「MRIで脊柱管狭さく症とわかり本格的に治療をしていただき最初は30mも歩けない状態でしたが今ではすっかりよくなりゴルフを週2回のペースで行っています。13000歩、歩いています。おかげで治療前のあの苦痛がうそのようになくなり毎日がうそのようです。」とコメントをいただきました。8月の炎天下、朝の9時から昼食休憩を入れながら昼の3時頃までゴルフをされています。その間、腰が痛くなったり脚がしびれたりすることは1度もないそうです。
坂下さんの自筆のアンケートの写真は以下から。
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※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆休診の予定等
9月1日土曜は臨時休診です。9月22日土曜は祝日ですが平常通り診療します。
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2012年05月11日

手術の日程まで決まっていたのに、あっさり治った腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアの治療は整形外科でもすぐには手術を選択しない流れになってきています。それでもMRIで大きく圧迫しているのがわかったり、痛みが強かったりすると手術を勧められることもあります。今回は手術の日程まで決まっていたのに、あっさり鍼灸で治った例の紹介です。

☆手術の日程まで決まっていたのに、あっさり治った腰椎椎間板ヘルニア

猪俣(仮名)さんは30代の男性、2011年の12月、職場で腰痛になりました。整形外科に行ったところ腰椎椎間板ヘルニアの診断、MRIでヘルニアが大きいので手術をすすめられました。手術日までとにかく鍼灸治療をしてみようと3週間に4回、治療したところあっさり痛みがなくなり手術を中止することになりました。
半年近くたちましたが腰痛が再発することもなく、元気に仕事を続けていらっしゃいます。
アンケートには「ほとんど完全に治り苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。」との回答。「一時はどうなるかと思うほどの痛みでしたが、おかげさまで全快いたしました。」とのコメントもいただきました。医師の勧めのままに手術へ気持ちが揺れていた時期もあったようで「病気に対してしっかり自分の意見を持つ事の大切さを感じました。」とも書かれていました。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

※フェースブック上に院長藤井と結(ゆい)針灸院のページが2つあるのですが、結(ゆい)のHPからこちらへのリンクもつけました。フェースブックをお使いの方は「いいね」をよろしくお願いします。

写真は猪俣(仮名)さんのアンケートへの回答です。
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2012年04月23日

ぎっくり腰に注意してください。身体を冷やさないように。

結(ゆい)針灸院の藤井です。今日の午前中は週末にぎっくり腰になったという患者さんが、新患で相次いで来院されました。原因はそれぞれですが、気になることがあります。先週末の気温の急激な上昇と強風です。腰痛から身体を大きく傾けて来院されたあるお母さんも、「公園で子供といっしょにいたら夕方、急に寒くなってきた。」とおっしゃっていました。気温上昇から薄着の方が増えていますが、気温は高くなっても強風は体温を奪います。冷えると気が滞り、痛みはじめます。先週は最高気温と最低気温の差が10度を越える日が4日もありました。こまめに衣服を調節して身体を冷やさないようにしてください。お願いします。

◆連休中の診療について
5月2日水曜は午後も診療します。休みはカレンダー通りです。

写真は夜の万博公園の太陽の塔、夜桜の季節に夜間開放された時のものです。
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2011年11月29日

ストレスがあると腰痛はひどくなる、そ肝(そかん)で治す

昨日からの続きです。「脳」と「腰痛」は密接に関連しています。

☆ストレスがあると腰痛はひどくなる、そ肝(そかん)で治す

ストレスがあると腰痛はひどくなるのですが、「でもどうすればいいんだ」と困惑する患者さんも少なくないでしょう。中医学的鍼灸はストレスをなくす治療をそ肝(そかん)、気分の落ち込みを治す治療を昇陽(しょうよう)とするなど精神状態、脳の状態を治療するやり方が豊富です。
今回のためしてガッテンでは犬を飼い、犬に愛情を注ぐ中で腰痛が改善された例を紹介しています。私も著書「灸法実践マニュアル」144ページの中で似たような例を紹介しています。以下紹介

たとえばこんなことがありました。障害のある妹を介護するお姉さんは妹を抱くと、妹の嬉しがる様子に自分も幸せになるといいます。「今までは腰痛を気にして抱けなかったけれど、痛みが治まってきたから抱いてもいいのでしょうか?」私は次のように励ましました。
 「大丈夫、痛みが出たら鍼灸で治します。悪化はさせません。今ぐらいの水準には簡単にもどします。やりたいことをやってみてください」喜びの感情が陽の気を活性化し、通陽通絡で気滞をとることにつながります。少々負荷をかけても大丈夫です。以上

西洋医学から腰痛治療での脳の役割を重視する動きが出てきたのは歓迎すべきこと。患者さんの気持ちを大切にする治療につながるからです。私の腰痛治療はその中医学版ともいえます。著書142ページに「全ての慢性腰痛は心身症である」と見出しで書いています。編集者からは「先生、こんなこと書いていいんですか。」と言われましたが押し切りました。あれから2年、ついにNHKも肯定的に取り上げたようです。

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2011年11月28日

「腰痛の85%が原因不明」という事実、「脳」と「腰痛」の意外な関係。

NHKの番組、ためしてガッテンの再放送を見ました。「驚異の回復!腰の痛み」というもの。腰痛の患者さんから「福島医大の先生が出てた」と教えてもらったからです。やはり福島県立医大の紺野教授が出演されていました。私の著書「灸法実践マニュアル」でも紹介している先生です。ためしてガッテン の内容はこちらから
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20111116.html#5

☆「腰痛の85%が原因不明」という事実、「脳」と「腰痛」の意外な関係。

番組では以下のように紹介しています

◆「腰痛の85%が原因不明」という事実、さらに、主犯と考えられていた椎間板ヘルニアさえ、犯人じゃない!?手術しても意味ない!?
◆取材を続けると、そんなナゾ多き痛みに、今50年に1度という大発見がありました。それはなんと「脳」と「腰痛」の意外な関係。
◆福島県立医科大学が、原因不明の腰痛患者の脳血流量を調べたところ、なんと7割の腰痛患者が、健康な人に比べて血流量、つまり脳の働きが低下していたのです。
ストレスが痛みを増強させる理由は、ストレスが痛みの原因を作るのではなく、小さい痛みを強めて激痛を生み出すことが分かってきました。
◆紺野教授は、治療の決め手は「痛みの悪循環」を絶つことにあると考えています。
腰が痛い → 活動低下 → 家族・医師の不理解 → もっと痛い
こうした腰痛患者が陥りやすい一つ一つの要素がそれぞれ患者に大きなストレスとなり、脳の鎮痛システムが働かなくなるので、痛みが増加しているというのです。
◆鎮痛を司る脳の部分は、快楽と強く関連する場所なので、自分の好きな食べ物や音楽、においなどを積極的に取り入れることで、働きがよくなり、鎮痛作用が高まるとされています。腰が痛いから、家に閉じこもって痛みに耐えるのではなく、できるかぎり自分の好きなことをしたり、考えたりすることが、腰痛の治療になるという新常識です。

以上のような内容なのですが、「腰が痛いから、家に閉じこもって痛みに耐えるのではなく」といわれたところで痛いものは痛いというのが実際です。私は鍼灸でできるだけ早く痛みをとり、動いてもらうようにしています。「動いたら痛くなるんじゃないかと心配しなくてもいいですよ。痛くなったら鍼灸で治します」といって患者さんを励ましています。
「脳」と「腰痛」の意外な関係は明日に続きます。

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2011年06月07日

暑がりは冷やす

気温が上がってきました。暑くなってくると意外に増えるのが寒湿(かんしつ)の痛みやこり、冷えと湿気から気のめぐりが悪くなります。首が回らなくなったり、腰が痛くなったりするのです。

☆暑がりは冷やす

自称「暑がり」の方、中でも身体の熱が上の方、頭の方に偏っている方に多いのが特徴です。本人は薄着でちょうどいいのだけれど、じつは腰が冷えすぎていた。ちょっと腰をひねったら突然痛み始めたというような事例が増えます。ぎっくり腰です。予防には腹巻をお勧めします。
朝起きたら首の左側が痛み、首を動かせなくなったということもおこります。寝違いです。左側にある窓を開けて寝ていたとか、エアコンの位置が左だったとかいう場合が多くみられます。窓を開けたいときは天気予報をみて最低気温や風の強さを考えてください。エアコンは設定温度や動作時間を考えてください。暑くて寝付けない時はアイスノン等で頭を冷やすことをお勧めします。しばらくしたらさめてくるからです。いつまでも冷たいままだと寒湿(かんしつ)で気が滞ってしまいます。じめじめ梅雨、冷やし方も工夫してください。

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2010年12月13日

お酒はじつは身体を冷やす

先週はいったん治っていた肩の痛みが再発した患者さんがいらっしゃいました。早朝に肩が痛くなって目が覚めてしまうという状態が一ヶ月ほど続いていたのが、1回の鍼灸治療でとれました。それが再発したのです。朝の寒さが厳しくなってきたことが再発の原因です。再度、鍼灸をするとともに朝、目が覚める前から寝室を暖房するようお願いしました。寒いと肩も痛んだり、こったりするようになります。みなさんもお気をつけください。

☆お酒はじつは身体を冷やす

忘年会シーズンです。飲みすぎた翌日、首や肩や腰が痛くなったり、風邪をひいてしまった経験はありませんか。お酒を飲むと、暑くなりますが、暑く感じているだけで体温は上がっていません。体温調節中枢にアルコールが作用して誤作動させているのです。顔がほてり、手足があたたまってきますが、そうして放熱しているのです。放熱することで体温は下がります。実際の体温は下がっているのに薄着になり、忘年会の後は寒い戸外に出る。これではたまりません。気の流れが寒さで滞り、腰痛や肩こり、寝違いをおこしやすくなります。体温低下から免疫力が弱り風邪をひいてしまいます。
お酒を飲んで暑くなるのは脳がアルコールにだまされているだけだということをしっかり認識し、防寒対策をしてください。翌日に後悔しない備えをして、忘年会を楽しんでください。冷たいお酒ばかり飲んでいるとよけいに身体を冷やします。凍ったジョッキにキンキンに冷やしたビールばかりというような飲み方はお勧めできません。温かい飲み物や食べ物もとりながら、楽しくお酒を飲みましょう。

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2010年11月12日

暑がりの人ほど冷やしてしまう

先週末から8日月曜にかけての天候の変化で体調を崩される方がいらっしゃいました。秋は乾燥していることが多いのに、急に湿度が高くなったのがこたえたようです。湿度が高くなると、身体が重だるくなる場合があります。みなさんは大丈夫でしたか。
気温が低下してくると、腰の痛みを訴える方が増えてきます。寒邪(かんじゃ)が原因です。冷えて気の流れが滞るのです。意外なのが、自称暑がりの人の中にも、腰が冷えて痛んでいる方が多いこと。薄着で風にあたり、冷たいものをとりすぎるからです。自分の感覚と実態がずれています。「朝の気温が低い時は暖房をいれてください」「腰周りを冷やさないように、服装に気をつけてください」とお願いしています。
最近、腰が痛くなってきた方は暖房を入れてみてください。下半身を暖かくしてみてください。よくなる場合があるでしょう。

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2010年09月28日

いぼ痔、痔核を治す

針灸は意外な病気に効きます。痔もそのひとつ。
肛門付近の血管がうっ血してふくれあがるのが痔核、いぼ痔です。出血し、時には痛みます。肛門付近の血の流れが悪くなっておこるのですが、針を肛門のすぐ近くにうつ場合はほとんどありません。手足や頭のツボを使うことが多いのです。ひどく痛む時でも意外と簡単に痛みがとれます。
恥ずかしがる人が多いのですが「ちょっと痔が、悪くなって」とささやいていただければ治療できます。ほとんどの場合、患部をみることはありません。
先日治療した40代の男性は2週間に3回の治療で痛みがなくなりました。
痔は肛門周囲の血流が悪くなっておこる病気です。針灸は血流改善に抜群の効果を発揮します。
※ 治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2010年06月01日

集中力のある方の落とし穴

当院には高いスキルを持ち、しっかり仕事をこなす方々が、多数患者さんとして来院されています。優秀な方々に共通するのは集中力の強さです。

☆集中力のある方の落とし穴

「ちょっと夢中になっていたらすぐに夜中の0時を回っています」「仕事中は痛くなかったけれど、その後に夜になって痛みはじめ、眠れませんでした」技術系の仕事をされている40代の男性は1日中、バソコンの前に座っていらっしゃいます。夜の腰の痛みは2回の鍼灸治療でなくなり、男性はさらに仕事に励まれています。
「携帯のタイマー機能等を使って音を鳴らし、1時間に1回程度立ち上がって軽い運動をしてください」とお願いしておきました。
集中力の強い方は時間を忘れて仕事を続けることができます。鍼灸治療は集中力をさらに高め、気の流れをよくすることで、首や肩、腰の痛みを予防できます。でも途中、1分でも軽く身体を動かしてもらえばもっといいのです。もっと気がめぐります。
別の腰痛の40代の男性の患者さんは、「腰が治っただけでなく、肩もこらなくなった。これで仕事がもっとできる」と喜ばれました。個人事務所を構えるこの方は体調がよければ、深夜までパソコンで仕事を続けられます。「よくなったらよくなった分だけお仕事なさるのは結構ですが、1時間に1回程度、タイマーを鳴らして身体を動かしてください。数分の休憩で腰痛をさらに予防できます」とお願いしました。集中力のある方は休憩や身体を動かすことを忘れがちです。携帯のタイマー機能、音やバイブをうまく使ってください。身体を動かし、気をめぐらせてください。1分でも30秒でもいいです。お願いします。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

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2008年05月17日

じつはすぐに治った腰

腰痛に対し、医師、柔整師や鍼灸師、治療家の中にも「これは治りにくい」と不用意に発言してしまう先生が、ほんの一部ですがいらっしゃいます。本当に難しく治りにくいものは仕方がありませんが、「この程度で治りにくいといわれたの!」とこちらが驚くような例も結構あります。

松野 武さんは 30代の男性。工場で働いていらっしゃいます。職場のリーダーで若い人たちを指導されています。
身体が疲れやすく、腰痛があります。背中が全部はるそうです。
ある製品を持ち上げる仕事が日常的にあるのですが、さっとうまく持ち上げることができません。いつも手間取っています。若い人にしめしがつかないと嘆かれます。
ある製品を普通に持ち上げられるようにすることが重要だと考えました。松野さんは製品を持ち上げようとして毎日、自信喪失しているのですから。仕事で一番多い作業が普通にできるようになること、製品を持ち上げることから自信が回復していきます。

松野さんは「この腰は治りにくいので、時間はかかるとおもうのですが」とおっしゃいます。近くの整骨院に通院されていたのですが、この腰は治りにくいと繰り返し言われたそうです。「骨盤がゆがんでいるそうです。腰の骨が曲がっているそうです」と整骨院で言われたままに説明してくださいます。
実際に診断してみると、腰はたいして悪くはありません。筋肉は十分ついているし、立派な体格の方です。「大丈夫、あなたは元気だ」と励まし、針灸治療したら、その場である製品と同じくらいの重さの砂袋を普通に持ち上げられるようになりました。きつねにつままれたような顔で驚いていらっしゃいました。

車に乗るとまだ腰は痛みますが、工場の仕事では痛まなくなりました。じつは松野さんは数年間うつ病に苦しんだ方。一年前から薬なしでも生活できるようになったのですが、疲れやすく人の名前もうまく覚えられない、なんとかならないかと来院されたのです。松野さん自身、腰はほとんどあきらめていらっしゃいましたが、こちらは治しやすいと判断しました。まず腰から治して自信をつけていただこうと考えたのです。
小さな息子さんも、腰痛が怖くて抱けない状態でしたが、「大丈夫抱いてください。ひどくなったら結(ゆい)で治します」と励ましました。息子さんを抱く時の喜びの感情は気のめぐりをよくします。心配して抱くと悪くなりますが、喜んで抱くとたいていは大丈夫です。

2008年1月下旬〜3月に治療しました。2月の治療の時には、ものの色が前より鮮やかに感じるようになったと印象的なことをおっしゃいました。それまでは周りがベールの向こうにあるような感じがして現実感がなかったそうです。3月になると日常業務に支障はなくなった。記憶力も回復してきた。仕事の能率も上がっている。身体は疲れにくくなったということで治療を終了しました。昇進が決まり、喜んでいらっしゃいました。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの名前を仮名としているほか、年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少しだけ変えている場合があります。ご了承ください。

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