2017年12月13日

寒さが意外な悪さをします

結(ゆい)鍼灸院の藤井正道です。急に寒くなりました。

☆寒さが意外な悪さをします

寒さのために体調を崩される患者さんがちらほらいらっしゃいます。寒くなると肩がこったり腰が痛くなりますが、それだけではありません。
寒さも自律神経の不調に関係します。ぶるっと寒さを感じると血管は収縮し、熱を外に逃がさないようにします。交感神経優位という状態になります。身体と精神を緊張させます。

寒い部屋の中で我慢していると、緊張状態が続きリラックスできなくなり、疲れもとれなくなります。日頃から緊張気味の人、がんばりすぎる傾向にある人が寒い中でがんばっているとよけいに具合悪くなります。自律神経の働きが乱れ、ホルモン分泌の具合が悪くなる場合もあります。

伝統的中医学では寒が気の流れを滞らせるといいます。耳の周りの経絡(けいらく)、気の流れが悪くなると 耳管開放症や狭窄症の症状が悪化します。軽くなっていたパニック障害がひどくなることもあります。うつ病の気分の落ち込みも悪化します。もちろん鍼灸はよく効きますが、部屋を暖房で暖めることも予防に役立つのです。

朝 寒い中で寝起きに首が痛い、昼ごろには治るという人には早朝からの暖房をお勧めしています。寝違い予防にも役立ちます。タイマーでエアコンをつけてもらいます。エアコンの音が気になる人には オイルヒーターをお勧めしています。
暖かい朝食は言うまでもありません。

結のHPの以下の記事も参考にしてください。結は年末は28日木曜までやっています。
☆寒さもストレス
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_body/entry_882/

写真は 12月9日の関西中医鍼灸研究会のモクサアフリカ講演会に登場した もぐさでつくったサンタさん イギリスの国際NGO モクサアフリカに送られました。アフリカの結核患者の補助療法にお灸が使われています。モクサアフリカのHPは以下です。
https://www.moxafrica-japan.com/

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2017年01月09日

適応障害と診断され、休職していた心因性失声症の男性が治った

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。今回は適応障害と診断された心因性失声症の若い男性のお話です。

☆適応障害と診断され、休職していた心因性失声症の男性が治った

患者さんは20代後半の若者です。
1ヶ月前から声がでなくなり休職中です。精神科で「適応障害」と診断されていました。
持参された診断書には「抑鬱感、不安感、失声、身体のだるさなどの症状が強く日常生活に支障をきたしており」と記載されていました。実家に戻って静養中です。お母さんが心配そうにつきそっていらっしゃいました。
1回目の治療後 身体のだるさは改善しましたが、まだ声は出ません。
2回めの治療の時に失声は回復。
4回めの治療終了時に、アンケートを書いていただきました。まだ4回目のため集中力が本人さんが満足いくところまで回復していないのでしょう。身体的につらいところはないという状態でしたが、治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2であるとなっています。

1ヶ月に8回治療し集中力も回復して元気に職場復帰されました。結局2ヶ月で職場復帰に成功しました。

アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。

◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント
鍼灸による治療は初めてであったが、痛みもほとんどなく、すぐに効果がでたので非常に満足しています。ありがとうございました。
コメント以上

◆自筆アンケートは以下から
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☆適応障害とは

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります(厚労省のHPより引用)
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_adjustment.html

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2016年12月16日

1年間 出なかった声が出るようになった 心因性失声症

今回は一年間 声の出なかった女性のお話です。

☆1年間 出なかった声が出るようになった 心因性失声症

20代前半の女性が付き添いの方といっしょに来院されました。1年前から声が出なくなり心因性失声症と診断され精神科で治療中です。
会話はできませんが、笑い声やびっくりした時の声はでます。心因性失声症で時々みられる症状です。身体もだるく、吐き気もあります。
1年前に恋人とケンカになり、気がつくと声が出なくなっていました。

心因性失声症はストレスや心理的ショックが原因といわれていますが、伝統的中医学では経絡、気の流れがつまったり逆流したものと考えます。気の流れが詰まっているのですから、通せば治ります。世間では長くかかると思われていますが、きちんと鍼灸治療すれば、早く治ります。
今回の女性も気の流れが逆流しているため、吐き気があります。まず仰向けになっていただき、気の流れの逆流を直す治療をしました。吐き気がなくなったのを確認して、失声症の特効穴に鍼をして声を出してもらいました。小声ですが声が出るようになりました。

3日後に2回目の治療。今度は愛読している雑誌を持参してもらい、鍼をしたまま朗読してもらいます。だんだんと声が大きくなりました。

3回目の治療で治療終了。はっきりした声が出て、身体のだるさもありません。
じつはこの患者さんはパキシルという抗うつ薬、選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)を処方されていました。声が出るようになったので精神科で、薬を減らしていこうという話になっていました。もし減薬する時に身体の不調が出たら再度 来院くださいとお話して治療を終わりました。
3回めの治療終了時に、アンケートを書いていただきました。

アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。

◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント
こんなに早く治ると思わなかったです。来て良かったです。ありがとうございました。
コメント以上

◆自筆アンケートは以下から
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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2016年10月04日

日照時間が減ると身体がだるくなる

9月は平年に比べ、日照時間がすごく少なかったようです。
9月の日照時間は平年比で東京66%、大阪68%、とくに中旬は東京16%、大阪38%というものでした。

☆日照時間が減ると身体がだるくなる

野菜の生育が悪く高値になっていますが、人の身体も影響を受けているようです。10月も当分 雨と曇りが続きます。
日照時間が減っていくと発症するのが冬季うつ病ですが、9月も急激に日照時間が減ったために調子を崩している方が多いように見受けられます。だるい、しんどい、動きたくないなどなどです。やたらと甘いものが欲しくなることもあります。

日光を眼にすると、目の網膜から脳に信号が送られて脳を活性化するホルモンが出てくるのですが、朝からどんよりした曇りの光しかみれない日が続くと、人によっては脳の活性化がうまくいかなくなります。体内時計も乱れやすくなっていますから、できるだけ規則正しい生活を心がけてください。寝る時間がばらばらなのは仕方ないとしても、毎朝 同じ時間に起きるようにしてください。

☆頭のてっぺんとおへそを使いましょう

「だるい、しんどい、動きたくない」には頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)というつぼを指で押してください。5秒くらいゆっくと押す動作を10回くらい続けてください。
両耳たぶの一番上を結んだ線と身体の正中線、鼻筋をそのまま上に持って行った線の交わる所が百会です。指の腹でさぐると、へこんでいるところです。

もうひとつはお臍を暖めてください。10分くらいです。お湯をいれたペットボトルや蒸しタオルがお勧めです。使い捨てカイロでもかまいません。身体を元気にします。湿度の高い日々が続き、重くなった身体を軽くします。胃腸の調子も整えます。

昨日はアメリカ西海岸の長期出張から戻られた常連の患者さんが「長旅でふつうに疲れたけれど体調はいい」と来院されました。体調を崩すと食が細くなる方でしたか゛、明るい太陽と乾いた空気のもと、おいしく食べられたそうです。

台風も来るし、曇りも続きます。頭のてっぺんとおへそを使いましょう。

◆ペットもおへそにお灸をします。ある患者さんが愛犬に棒灸をしている写真。
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2016年07月03日

身体から治した方が早い 武術家 甲野善紀さんに共感

武術家 甲野善紀さんのTV番組を見ていて共感した言葉がありました。
「身体から治した方が早い」という言葉です。

☆身体から治した方が早い 武術家 甲野善紀さんに共感

人が刀できりつけられようとする場面の映像、人は思わず手でよけようとします。刀できりつけられる時、人の気持ちは恐怖に震え上がり、息が止まります。甲野さんは「横隔膜が上に上がって動かなくなる」と表現していました。

今度は両手の薬指を絡ませながら、両手をおへその下で組む形にして肩を落とさせます。そうすると、きりつけられた人が「さっきほど恐怖を感じない」という反応に変わります。瞬時に恐怖心が軽くなったのです。甲野さんは横隔膜を上にあげないようにしているという趣旨の解説をされていました。

じつは薬指は恐怖や安心に関係する経絡(けいらく)の気の流れが流れている場所です。横隔膜が動かなくなるという表現は、中医学的には「身体の中心線 おへそとその周囲の経絡の気がうまく下に降りていない」と翻訳できます。

両手の薬指を絡ませて、肩を落とし恐怖を克服するやり方は鍼灸でパニック障害やトラウマの治療をつぼを使って治療するやり方に似ています。私は刀できりつけて恐怖心をおこさせるようなことはしませんが、トラウマの治療では鍼をした状態で恐怖を感じたり嫌だと思ったことを思い出してもらいますし、パニック障害も苦手な場所にいる自分をイメージしてもらいます。イメージした時に息苦しいなどの身体の反応が出たときはただちに鍼をして、症状をとります。イメージしても異常の出ない身体にします。息が詰まる感覚の取れない人も鍼をすると深い腹式呼吸ができるようになります。甲野善紀さん流に表現すれば横隔膜を下に下げているのです。
カウンセリングを否定はしませんが、甲野さんと同様「身体から治した方が早い」と考えています。おそらく脳の記憶の回路の情報を瞬時に書き換えているのでしょう。

結の花壇が夏仕様に変わりました。園芸担当スタッフに感謝です。
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2016年03月14日

子育てママの自律神経失調症が1ヶ月でよくなった!

3.11東日本大震災から5年と3日がたちました。今回は様々な不調から自律神経失調症と診断された若いお母さんのお話です。

☆子育てママの自律神経失調症が1ヶ月でよくなった!

松尾(仮名)さんは小さなお子さん2人の子育て真っ最中の30代の主婦です。2人目のお子さんを出産した6年前から身体の不調に悩まされていました。
とくにここ2〜3ヶ月動悸、頭痛、不眠に苦しめられていました。胸の下の方がしめつけられるような痛みもあります。自律神経失調症と診断され心療内科からお薬をもらっていますがなかなか好転しません。眠っても2〜3時間で目が覚めてしまいます。

コメントにもあるように、1回の鍼灸治療で寝つきが良くなり、胸の下の方がしめつけられるような痛みが楽になりました。
約1ヶ月 7回の治療をしたところでコメントをいただきました。動悸、頭痛、不眠、胸痛がなくなり、午前中は起きられなかったのが、朝から家事ができるようになりました。

出産は素晴らしいことですが女性の身体にかなりの負担となります。出産後の女性は気血両虚(きけつりょうきょ)という身体の弱った状態です。中医学では1年くらいは養生が必要としています。しかし実際はこの時期こそ赤ちゃん相手に大奮闘する時期、夫や周りがしっかりお母さんを支えることが大切です。

男と女では脳が違います。子育てのしんどい時期、夫がどれだけかかわったかということを女性はしっかり覚えています。20年たっても30年たっても覚えています。女性患者さんが夫に対してもらす本音は私にもずいぶん勉強になりました。
熟年離婚を切り出されてびっくりしないためには、家事育児にしっかりかかわってください。よろしくお願いします。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント

6年くらい前から通院し、ここ数ヶ月は投薬やカウンセリングの効果もほとんどなく動悸も薬によって一時的におさえるというつらい状況でした。ホームページで偶然こちらを知り通院したところ1回で寝つきがとても良くなり3.4回めで頭痛もほとんどなくなり、今まで午前中は眠っていることが多かったですが、家事やそのほかにも時間を有効的につかえるようになっています。心療内科でもとても効果が出ていると言われ減薬しています。ありがとうございました。

◆自筆アンケートは以下から

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※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2016年02月18日

突然、声が出ない 1回で治りました。心因性失声症 女性の場合

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。先日 鍼灸柔整新聞という業界紙の記者さんの取材を受けました。今日 原稿を読ませてもらったのですが、さすがプロ、1時間30分ほどのとりとめのない話がA4で1枚ほどにコンパクトにまとまっていました。

☆突然、声が出ない 1回で治りました。心因性失声症 女性の場合

突然 声が出なくなる心因性失声症、声がかすれてうまく出なくなる人もいるし、まったく声が出なくなる人もいらっしゃいます。
ストレスや心理的ショックが原因といわれていますが、伝統的中医学では経絡、気の流れがつまったり逆流したものと考えます。気の流れが詰まっているのですから、通せば治ります。世間では長くかかると思われていますが、きちんと鍼灸治療すれば、比較的早く治ります。早期治療が大切です。
今回 治療した20代後半の女性も、まったく声が出ませんでしたが、一回できれいに声が出ました。

世間で長くかかると思われるのは、美智子皇后が59歳の時、93年に心因性失声症 にかかり治癒に翌年までかかっているのが影響しているのかもしれません。失声症に鍼灸が効くという事実が広まっていないのも原因のひとつです。

結には夫から電話がかかってきました。その後 以下のようなメールが来ました。

妻の症状について事前にメールでご連絡いたします。
【症状】
声が出ない(掠れる等ではなく全く出ない)
【発症時の様子】
昨日の晩より吐き気や腹痛を訴えてしばらく横になった後、急に声が出せなくなった。その後も原因不明の腹痛や不快感は継続。

HPに書かれていた失声症の方のお話を拝見し、何とか診ていただけないかとお電話差し上げました次第です。以上 夫からのメール

本来はのどからお腹に向けて、流れている気の流れが滞り、逆にお腹からのどに向かって逆流しているので吐き気があり、お腹が痛くなります。流れをもとに戻し、今までよりも元気よく気が下に流れるようにする鍼灸治療をしました。後で声が出るようになって聞いたのですが、肩もよくこるし、鼻もつまるそうです。半年ほど前から息苦しくなることもたびたびありました。私は心因性失声症はパニック障害の親戚のようなものと考えています。鍼灸の治療法も似ています。

夫には横についてもらいました。鍼をしたままで、仰向けに寝てもらいます。しばらくすると吐き気や腹痛がなくなりました。うなづいてもらって状態を確認します。ころあいを見計らって「声を出してください」と言うと「はい!」とはっきり一言。「よかったぁ」と夫からは安堵の声。
翌日、再発防止の鍼灸をして治療を終わりました。翌日は肩こりも鼻づまりもきれいになくなっていました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
胸のつかえがとれ、息がスッと楽になりました。

◆自筆アンケートは以下から

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☆男性の治療例 突然、声が出ない 1回で治りました。心因性失声症は以下から
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_depression/entry_1174/

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆風邪やインフルエンザなどの細菌・ウイルスなどが院内で移らないように、通常の対策はもちろんのこと、独自にいろいろと対策をたてています。 どうぞ安心して治療をうけてください。対策は以下をご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_influenza/entry_1050/
◆風邪やインフルエンザの治療については以下をご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/index_2.php
◆花粉症の治療については以下をご覧下さい。
http://hari.yuisuita.com/category/1461803.html
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2015年08月12日

お盆前に気分の落ち込む患者さん じつは家族との関係?

お盆になりました。みなさま いかがお過ごしでしょうか。結は今日から夏休みをいただきます。17日月曜から診療開始です。休み中も、ご予約は受け付けています。8時30分から21時30分頃まで電話は通じます。

☆お盆前に気分の落ち込む患者さん じつは家族との関係?

8月初旬頃から気分が落ち込んだり、体調が悪化する患者さんたちがいらっしゃいます。原因は家族との関係です。
職場で帰省や夏休みが話題になる。テレビで家族旅行に出かける姿、帰省ラッシュの様子も流されます。「みんな楽しそうですね」というコメントがかぶさります。
家族は素晴らしいものですが、素晴らしい家族ばかりではありません。
毎晩 母親から電話がかかってきて数時間、愚痴を聞かされる。「いいかげんにして」というと泣かれる、親不孝となじられる。
毎日「勉強ができない」「おまえは頭が悪い」「出来そこないだ」と言われ続ける。ちょっと成績がよくなっても、ほめられるどころか「今度は○○番以内に入りなさい」と命令される。緊張で交感神経が亢進しすぎて抹消の血管が縮まり、ひどい肩こりや手足の冷えに苦しむ。
子供は親を選べません。問題のある親の子供は自分に問題があると自分を責め、自分を大切にする感情を育むこともなく、自信を失ったまま成人となります。
家族とのお盆の再開がストレスになっている方はたくさんいらっしゃるのです。親と会わない選択をされている方で、会わない自分を責める方もいらっしゃいます。

親との再会がストレスだと自覚されている方はまだいいのですが、自覚できないまま、お盆や正月前に体調を崩したり、気分が落ち込んだりする方もいらっしゃいます。
親と会うことがストレスだと思っていけないと、自分の感情にふたをして見ないようにされています。なぜ体調が悪くなるのか、不安をなくすために時によっては、親のことを指摘させていただくこともあります。何もいわず淡々と治療して身体と脳を楽にするだけのこともあります。

トラウマをなくす、緩和する鍼灸治療もあります。お悩みの方はご相談ください。
楽しいことを人は吹聴しますが、都合の悪いことは隠します。家族がストレスになっている方に知っておいてほしいことがあります。みんな楽しくやっているようにみえても、装っている場合もあるのです。悩んでいる人はあなたのほかにもいらっしゃいます。あなたは一人ではありません。

結の花壇がさきほこっています。
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2015年04月21日

子育て真っ最中ママの線維筋痛症の治り方

今年の春は日照時間が少なく雨が多い。野菜に病気が出ているようですが、人間も雨が多く湿気が多いと身体がだるくなりがちです。温灸をたくさん使って湿邪(しつじゃ)をとる結(ゆい)の鍼灸治療で楽になります。

☆子育て真っ最中ママの線維筋痛症の治り方

芝原(仮名)さんは30代後半のお母さんです。
半年前から突然 左手人差し指が痛みはじめ、そのうち手全体が痛くなりました。足に力が入らなくなり立ち上がるのもむずかしくなりました。線維筋痛症と診断されています。
結(ゆい)に来院されたときは、なんとか歩けるようになっていましたが、全身が痛く筋肉がぴくつくという訴え。とくに左肩が痛く腕が上がらないとのことでした。
おなかはごろごろしています。毎日、午後3時頃からは不安感に襲われるそうです。線維筋痛症は精神症状を伴う方がほとんどです。

3ヶ月治療して症状もだいぶん緩和してきたところで以下のアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【3】である」との評価をいただき、以下のコメントをいただきました。

◆コメント

最初に問診をしていただいた時は、症状が多すぎて何から伝えたらいいのかと言う感じで不安もありましたが、先生が一言「大丈夫治りますよ」と言ってくださり心強かったです。全身が痛くパニックなど精神症状も不安定だったのが、まず慢性的な下痢が治まり、夕方に起きる不安発作もおさまり、気づけば頑固な肩の痛みが治まりました。
日によって痛みが復活したり筋肉のピクピクもまだ治らないけれど、精神的肉体的な自律神経の不調はだいぶ治まりました。心配をかけていた家族もとても喜んでくれています。今後は早く薬も減らして行けたらと思っています。鍼は痛みを伴う時もあるけれど、これほどの効果が感じられたことに驚いています。今までは体調崩すと病院を転々としていましたが薬に頼る頼らず直していけることがわかりよかったです。本当にありがとうございます。

追伸 月経前の不調にも治療の効果を実感しています。


◆自筆アンケートは以下から
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アンケートをいただいてからは治療回数を減らし、2ヶ月間治療しました。痛みはほぼなくなり、ぴくつきもたまに出るといった状態です。元気に子育てに励んでいらっしゃいます。

線維筋痛症は日本線維筋痛症学会によると「原因不明の全身の疼痛、不眠、うつ病のなどの精神神経症状、過敏性大腸炎、膀胱炎などの症状を主症状とする病気」とされています。原因は不明です。重い症状から、比較的軽い症状の方までいろいろです。なんといっても慢性的に続く痛みがつらい病気です。もちろん鍼灸の得意とする分野です。

マスコミでは「線維筋痛症の患者さんが、いろいろ医者をあたってみたが、どこでもうまくいかず線維筋痛症の専門医に行ってやっと救われた。」というたぐいの物語が流されることがありますが、あれは半分はウソです。たしかに患者さんの症状は改善したかもしれませんが、線維筋痛症の専門医といっても特別な治療法があるわけではありません。お医者さんごとに工夫しながらやっているというのが実態です。
針灸は線維筋痛症によく効きます。線維筋痛症診療ガイドラインでもエビデンスUa 推奨度B(推奨度Aの治療法はないのです)と最高位になっています。

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2014年12月19日

会社に行くとおなかが痛くなるという症状がとれたら肩こりもなくなりました。


中村さん(仮名)は30代の女性、PMS(月経前症候群)の治療をご希望で来院されたのですが、いつも肩がこる、会社に行くとおなかが痛くなる、ふらっとするという症状をおもちです。ふらっとするのは貧血のため仕方がないと自分ではおっしゃいます。
自分で原因を断定し、自分で納得されている患者さんは結構いらっしゃいます。

ふつうに治療するとたしかに身体は楽になるのですが、しばらくするとまた肩がこってきます。そこで思考鍼をしてみました。
思考鍼とは理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)をなくす鍼灸のやり方です。あるツボに鍼をして一定の刺激をしている時に、恐怖の対象や過去の衝撃をうけた出来事を思い出してもらうやり方です。出社した自分の姿を鍼をしながら想像してもらいました。
おなかが痛くなりましたが、別のつぼに鍼をして腹痛をとりました。今度は出社を想像しても腹痛は出なくなりました。

しばらくして来院されたので症状をお聞きすると、会社に行くとおなかが痛くなる、ふらっとするという症状はなくなりついでに「いつも肩がこる」と言われていた肩こりもなくなっていました。おなかが痛くなるのは過度の緊張のためです。いつも緊張していると肩がこるのも当たり前です。思考鍼が過度に緊張する状態をリセットしてくれたのです。

治療終了後にアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【2】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
朝 会社に行く時のめまい、貧血、胃の痛みが大分よくなりました。体調もじょじょによくなっていると思います。肩こりも楽になりました。
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2014年10月24日

軽症の患者さんからも思考鍼の希望が

明日土曜25日は学会での講演のために臨時休診させていただきます。年内の臨時休診はこれが最後の予定です。どうかよろしくお願いいたします。土日も予約等のお電話は受け付けています。
10月9日の理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)、強迫性障害や不安障害を治す鍼で紹介した、ちょっとした症状をみんな「ガンかもしれない」と恐れてしまう女性の患者さんからメールをいただきました。

☆ガン恐怖が治った患者さんからのメール

あれからも異様な恐怖心に襲われることもなく、平穏に生活できています。
10月19日の「思考鍼」と「運動鍼」は似た治療法という記事も興味深く拝読しました。
脳の情報を書き換えるという、他の治療ではなかなか見られないアプローチですね。

「理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)、強迫性障害や不安障害を治す鍼」のお話には多くの反響があったとの事。
インターネットを見ていてもたびたび思うのですが、「病気(ガン)が怖い」という人は案外多いようです。
テレビでも病気を扱う番組は多いですが、「早期発見、早期治療!」と言いながら助かった例よりも亡くなった例ばかりが目立つので、特に私はトラウマに加えて「ガン=死」と刷り込まれてきたように思います。
そんな脳に書き込まれた情報を修正して上書き保存してくれたのが、先日の「恐怖心を取り除く鍼」(思考鍼)でした。
このような不安や恐怖心は、心療内科を受診しても簡単な問診と機械的に安定剤が処方されるだけで根本解決にならず、更に踏み込んだカウンセリングや認知行動療法は受けようにも敷居が高く料金も割高です。
これはもう、ガンという病気が世の中から消えない限りは私の恐怖心も消えないだろうと半分あきらめていました。
改めてお礼申し上げます。以上

☆軽症の患者さんからも思考鍼の希望が

思考鍼は今までは重症とおもわれる患者さんに試してきました。ところがNo.474を読んだ患者さんから「私もやって」という声が上がっています。
先日も職場に行くと緊張してしまうという男性に思考鍼をしました。その時は苦手な上司がいると聞いていました。イメージするとちょっと吐き気が出てきて、やがて消えました。後で聞くと職場に行っても「何も感じなくなった」とのこと。じつは苦手な上司だけでなく、そりが合わない同僚もいっしょにイメージしていたそうです。2人に対して特別な感情を抱くことはなくなったとのことです。

当たり前と言えば当たり前ですが、軽症でもしっかり効くようです。

結の花壇 シクラメンが咲いてくれました。
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2014年10月19日

「思考鍼」と「運動鍼」は似た治療法

今週土曜25日は学会での講演のために臨時休診させていただきます。年内の臨時休診はこれが最後の予定です。どうかよろしくお願いいたします。

☆「思考鍼」と「運動鍼」は似た治療法

前回の「理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)、強迫性障害や不安障害を治す鍼」の話は
読者のみなさまからいろいろな反響をいただきました。

あるツボに鍼をして一定の刺激をしている時に、恐怖の対象や過去の衝撃をうけた出来事を思い出してもらうやり方ですが、私はこれを「思考鍼」と名づけています。
じつは「運動鍼」と似たような考え方に基づく治療法です。
「運動鍼」というのは、ある身体の動きで痛みがでる場合、わざと痛みの出る姿勢をとってもらい、ツボに鍼をして痛みをとるやり方です。ツボは痛みの出る場所や痛みの出る場所に関係する離れた場所を使います。例えば前かがみで腰が痛い時、手のツボに鍼をしながら前かがみの姿勢をとってもらうという具合です。瞬時に痛みが消えます。「運動鍼」はよく知られた治療法です。
手のツボで腰の痛みが取れる理由を伝統的中医学では経絡(けいらく)気の流れる道で説明していますが、脳の痛みの情報を書き換えていると言い換えることもできます。腰に炎症があったとして、それが瞬時に治るわけではありません。治りやすい状態にもっていっているのです。ですが痛みは瞬時に消えます。

「思考鍼」は私の造語ですがやはり「理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)」という脳の情報を書き換えていると考えています。痛みも理由なき恐怖心も同じ情報です。
人間は複雑な生き物ですが、案外 単純なところもあるのではないでしょうか。
もちろん「運動鍼」だけでとれる痛みもありますが、いろいろな痛みがすぐにとれるわけではありません。実際の臨床ではいろいろと身体全体の調整をして、最後の仕上げに「運動鍼」をする場合がほとんどです。「思考鍼」もいろいろと身体を治して仕上げのように使っています。

※日曜は結はお休みですが予約の電話等は、今日も受け付けています。
週末の学会の抄録とネームカード 香川で開催されます。
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2014年10月09日

理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)、強迫性障害や不安障害を治す鍼

理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)をなくす鍼灸のやり方があることをご存知ですか。今回はちょっとした症状をみんな「ガンかもしれない」と恐れてしまう女性のお話です。

ガンなどの病気を異常に恐れる症状は疾病障害と呼ばれ、不安障害の一種です。不安障害としてはパニック障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)がよく知られています。

☆理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)、強迫性障害や不安障害を治す鍼

鍼灸は理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)を治すことができます。うまくいけば1回で今回の女性のように治ります。
あるツボに鍼をして私が一定の刺激をしている時に、恐怖の対象や過去の衝撃をうけた出来事を思い出してもらいます。電車に乗るのが苦手な人は「電車に乗っている自分」をイメージしてもらいます。それまでは思い出すだけで「いやな気持ち」や不安になっていたのがなんとも思わなくなれば成功です。

今回の女性は便秘がちのおなかを重く感じるたびに、ガンを恐れ、不安になっていました。鍼に刺激をしながら、おなかにガンができている状態をイメージしてもらいました。このやり方はイメージしてもらうことが大切なところです。
そうしたら「あれ?こわくない」と一言。数日後に頂いたのが以下のメールです。

☆ガン恐怖の消えた患者さんからのメール

先日、「恐怖心を抑える鍼」の治療をしていただいたところ、いつの間にか身体の症状を気にしなくなっていました。
そのおかげか、夜もきちんと眠れるようになって眩暈(めまい)もしなくなりました。
お通じは決して良好ではないのですが、「=がん」と結び付けなくなっています。
思考回路が上手く修正されたようです。

私は元々がん家系で祖父を肝臓がんで亡くしていて、父も胃を早期発見で3分の1摘出しています。
父は再発も転移もなく今も健在ですが、祖父が亡くなる時の苦しみ様は壮絶なものでした。
当時10代の私は、初めて目の当たりにした人の死が病への恐怖心として刷り込まれ、トラウマになっているのだと考えています。
高齢だったとはいえ、人はこんなにも苦しみながら死ななければならないのか……と。
特に近年はTVをつければ健康番組が危険な病を警告して、CMは保険会社が「万が一」に備えるように頻繁に呼びかけてきます。
それらを目にするたびに薄暗い気持ちになっていました。最近はもう極力目に入れないように心掛けていますが……。
心療内科で処方される安定剤を飲んでも対症法にしかならず、根本的な考え方は変わらなかったです。

しかし、先日の鍼治療を受けてからは頭の中で霧がすっと晴れたような清々しい気分でいられます。
がんという病気自体は気になるけれど、恐怖心まではいかない……。
まさに先生が仰っていたとおりです。治療の効果を報告すると共に病への恐怖心を抱くようになった経緯をお伝えしてみました。

以上 患者さんからのメール

じつは彼女は別の症状で来院されていて、ガン恐怖をうちあけられたのはしばらくたってからでした。自分の気持ちのデリケートな部分を告白するのは勇気のいることです。
理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)を抱えている方は、何かの身体症状を抱えている方が多いようです。まずは身体症状で治療を受けてください。そして私が信用できると判断されたときは、メールでもいいですからうちあけてください。彼女もメールでガン恐怖を告白してくれました。

※疾病障害は正確には強迫性障害の一種に分類されています。強迫性障害は不安障害の一種とされています。治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。今回は患者さんのメールの一部も変えました。ご了承ください。
当院のベットと患者着です。使い捨ての紙シーツを使っています。
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posted by ゆい at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害

2014年07月29日

パニック発作の後の動悸が3回でなくなりました

栗原(仮名)さんは40代後半の女性です。家族、親戚でお店をやってらっしゃいます。大阪に多い家族経営の老舗です。
元気のいい方で、テンポよく早口で話すサバサバした感じの方です。

20XX年の10月終わりに来院されました。いっしょに働いている親戚のAさん(女性)と話をすると動悸がしたり頭が痛くなったりするというのです。夏ごろからおかしくなり、そのうち熟睡できなくなり、朝からぼーとして眠いとのこと。夏の疲労と過労が動悸を誘ったのでしょう。
じつは2年前、Aさんと大喧嘩をして、その後でパニック発作をおこしていらっしゃいました。その後もしばらく動悸等が続いたのですがいつのまにか治っていました。今回はいつまでも治らず、夜も眠りにくくなったということで来院されました。抑うつ状態一歩手前というあたりでしょうか。
さっそく鍼灸治療を開始、1回で寝つきがよくなり、3回 2週間でほぼ動悸や気分の悪さもなくなり、4回 3週間で終了しました。Aさんとの仲の悪さは同様で、互角に渡り合えるようになったとのこと。どなり返せるようになり、元気に口喧嘩されているようです。

本格的に暑くなった今頃が不調になりやすい時期です。調子が悪くなったら栗原さんのように10月まで我慢することなく早めに来院ください。

◆アンケートには「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今は0」と回答いただきました。

◆コメント
決まった人と話すとき必ずひどい 動悸があったのがほとんどなくなった。ゆっくり熟睡ができず、朝起きたときからボーと眠たさがあったのもなくなり寝つきもよくなった。

アンケートは以下から
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パニック発作というと何か「線の細い、弱弱しい人」がなるというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。どんな人でもなります。たいていは過労、疲労が引き金になります。本格的な猛暑に入った今、お気をつけください。
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2014年04月23日

湿疹と不眠がつながっている? 気分障害または概日リズム睡眠障害、睡眠相後退症候群(DSPS)?

新緑の美しい季節になりました。通勤電車の電車の中でスマホや携帯ばかり見ていませんか。遠くをぼおっとながめたり、若葉を楽しんだりするのも春の立派な健康法です。

☆湿疹と不眠がつながっている? 気分障害または概日リズム睡眠障害、睡眠相後退症候群(DSPS)?

島田(仮名)さんは30代初めの青年です。数年前は全般性不安障害、パニック障害と診断され当院に治療に来られていました。当時の鍼灸治療の一番の目的は不安で乗れない新幹線に乗れるようになることで、それはうまくいき治療は終了しました。

今回は4ヶ月前から夜、眠れず、昼間 起きていられないという症状がひどくなったと来院されました。睡眠導入剤も効きません。昼間起きているよう努力はするのですが、たまらず寝ることもよくあるようです。こま切れの質の悪い睡眠の典型です。
2ヶ月前からは身体中に湿疹が出るようになり、夜はかゆみがひどくなりよけいに眠れない。概日リズム睡眠障害、睡眠相後退症候群(DSPS)ともみえるような症状ですが、この場合は気分障害からくるものなのでしょう。島田さんは今回は気分障害と診断されているようです。気分障害とはうつ病や双極性障害を含む広い概念です。
数年前のような不安感はなくなったとのことですが、抗うつ剤は飲み続けていて、疲れやすさ、手足のしびれ感の訴えもあります。

1ヶ月に5回治療したところ、夜はすぐに眠れるようになり、昼は起きていられるようになりました。2回ほど治療したところでかゆみが引き始め、3週間後には湿疹はきれいに消えました。眠れなくなると、だんだんと身体を落ち着かせる陰(いん)という成分が減少し、皮膚のかゆみになり、やがて湿疹になることがあります。こういう時、伝統的中医学では睡眠と湿疹を一連のものと考えて治療します。みなさんも睡眠時間が極端に少なかった時、妙に興奮した経験はありませんか。身体を落ち着かせる陰(いん)が減っているからです。

◆アンケートでは「非常によい効果があった、ほとんど完全になおり苦痛がない」を選択。以下のようなコメントをいただきました。

当初の気分障害での体のだるさ、日中起きていられない、夜の睡眠障害、体全体の湿疹に悩まされてきました。2回ほどの治療で夜もぐっすり寝つけるようになり、4ヶ月間毎日飲んでいた睡眠導入剤も全くいらなくなりました。それに伴って約一週間ほどで湿疹もほとんどひいていきました。同じく体のだるさも、一週間ほどでかなりなくなり、昼からも動けるようになりました。

自筆のアンケートは以下から140424fumin.JPG
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2014年04月15日

数ヵ月後も元気でした!PMSで全般性不安障害(GAD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われた患者さんのその後

 3月25日で紹介した「全般性不安障害(GAD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われた患者さんの治療 PMSも」の吉本(仮名)さんの数ヵ月後の様子を知るためにアンケート出していたのが返ってきました。

☆数ヵ月後も元気でした!PMSで全般性不安障害(GAD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われた患者さんのその後

結(ゆい)を卒業された後も、吉本さんは順調です。
吉本さんは、右下の歯茎に麻酔したところ、翌日朝から右側に違和感が出現、右半身全体に違和感がでるようになったとのことで来院されました。不安感がつよく、理由のない不安感におそわれた時は過去の怖いこともいっしょに思い出すそうです。胸がしめつけられるようになることもよくあります。しゃべりながら涙を流し話がよくとんでいましたが、2ヶ月弱の治療で卒業されました。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_depression/entry_1123/

◆鍼灸治療の効果を
よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。と回答され「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である。」と回答されています。

◆コメント欄には以下のように書かれていました。

先生へ お手紙ありがとうございます。中略 先生の所に初めて行った時のような、どうしようも手に負えない不安感はなくなりました。ありがとうございます。治療中の先生の言葉にも何度もはげまされたり、心のモヤモヤ感がなくなりました。今は漢方やセルフケアで保てています。心というのは、ゆれうごくものなんですね。コメント以上

当時、仕事でスピーチする機会があるというのでスピーチの練習の仕方を教えたことを思い出しました。まあ私の失敗談中心のバカ話だったのですが。若い方が自信を回復していく姿をみるのは嬉しいものです。
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2014年03月28日

ロンドンの国際学会で発表!「不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測」

日本大学医学部の酒谷 薫教授とストレス脳の共同研究をしていましたが、7月にロンドンの国際学会(ISOTT2014)で「不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測」として発表されることになりました。

☆ ロンドンの国際学会で発表!「不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測」

ストレス脳とは脳のオーバーワークなどが原因でストレスに過敏に反応し、 オーバーヒート気味の脳の事。ひどい肩こりや頭痛、腰痛に隠れていることもあります。自律神経失調症やパニック障害、うつ病や双極性障害なども含まれます。
近赤外分光法(NIRS)、光で脳機能を測定する技術を用いて脳のストレス状態を計りました。脳(前頭前皮質)の右側と左側で血流(酸化ヘモグロビン)を計測。血流の左右差が多い人はストレス度が高く、少ない人はストレス度が低いといわれています。

鍼治療によって血流の左右差が多い人たちの70パーセントの左右差が少なくなり、あわせて心理テストの結果も改善されました。初診の時に診断し、数回の鍼灸治療の後、自覚症状が改善した時点で再度診断したものです。
鍼治療が不安を改善させるという効果が患者さん自身の感覚だけでなく、近赤外分光法(NIRS)診断でも明らかになりました。協力いただいた患者のみなさまありがとうございました。

私はロンドンには行きませんが、酒谷教授の共同研究者として発表されます。
今後はストレス脳のNIRSでの計測はいったんお休みとさせていただきます。ストレス脳については以下からどうぞ
http://www.yuisuita.com/study/

☆ISOTTは学際的な国際学会
http://www.isott2014.org/

今年で42回目となるISOTT、International Society on Oxygen Transport to Tissueは体の様々な臓器における酸素輸送に関する広い議論のための国際学会で医師だけでなく生理学者、物理学者、エンジニア、生化学者や数学者が集っています。今年の基調講演の題目を並べてみるとわかります。
「ミトコンドリアおよび細胞増殖」
「脳循環代謝、神経血管メカニズムと出生後の脳の発達」
「救急医学における酸素輸送の謎」
「低酸素に対する人間の適応:エベレストからの教訓」
「ミトコンドリア:複雑さへの鍵」
「高地トレーニング及びEPOドーピング後酸素運搬」
以上のような具合です。酒谷教授も医学部脳神経外科と工学部電気電子工学科を兼任されています。そのような学会で鍼灸の効果が発表されることは、鍼灸のより科学的な解明へと道を拓くものとなるでしょう。
posted by ゆい at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害

2014年03月25日

全般性不安障害(GAD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われた患者さんの治療 PMSも

中医学では頭がふらふらし気が小さく驚きやすく不眠となり、ため息ばかり出るような状態、物事についてさんざん考え思いをめぐらしても決断のつかない状態や不安にさいなまれる状態を胆虚(たんきょ)と診断し治療しています。

吉本(仮名)さんは20代の女性です。4ヶ月前、右下の歯茎に麻酔したところ、翌日朝から右側に違和感が出現、右半身全体に違和感がでるようになったとのことで来院されました。漢方薬は処方されていましたが、なかなか効かないそうです。不安感がつよく、理由のない不安感におそわれた時は過去の怖いこともいっしょに思い出すそうです。胸がしめつけられるようになることもよくあります。しゃべりながら涙を流し話がよくとびます。

3週間6回ほど治療したところ、不安感は消え情緒も落ち着きました。仕事にも集中できるようになりました。この段階でアンケートをいただきました。

◆アンケート回答
よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。治療前の苦痛を10とすれば今は3である。

◆コメント
右半身の硬さは少し残りますが、何もないことに涙がでたり、怖いことを思い出すのが減り、情緒が安定してきてうれしいです。情緒が不安定なのは自分の努力や考え方の問題のように思っていましたが、間違ってカイロがつながってしまった状態と言われ初めての治療の次の日、意味のわからない不安や右のモヤモヤがとれておどろきました。ありがとうございます。
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※「間違ってカイロがつながってしまった状態」というのは「不安でもないことに不安を感じてしまうのは、脳の中である刺激、情報がまちがって伝わってしまう状態になっています。いわばバグです。鍼灸は脳のバグを修正できます」と説明したことをさしています(藤井)

その後、1ヶ月治療して右半身の違和感もなくなり仕事にも集中できるようになり、不安感も全然 感じなくなり卒業していかれました。もともと月経前症候群(PMS)のある方でしたが、こちらの症状もでなくなっていました。

吉本(仮名)さんは幼い頃から集中できず、考えがコロコロ変わる状態だったそうで、注意欠陥多動性障害(ADHD)を疑われたといいます。
今回は全般性不安障害(GAD)のような状態でした。これは胆虚(たんきょ)です。
何事にも自信のもてない方でしたが、仕事のやり方を少し助言したところ、助言どおり素直にやってくださり仕事がうまくいきました。「うまくいきました!」と嬉しそうに報告してくださいました。いっぱいいっぱいほめました。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害

2014年03月23日

交通事故治療は鍼灸で 急ぎは領収書発行で

結(ゆい)鍼灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。昨日の朝日新聞に「自動車損害賠償責任(自賠責)保険に対し、接骨院からの保険金請求が急増していることが分かった」というまことに残念な記事が掲載されていました。
http://www.asahi.com/articles/ASG3P5HXFG3PUUPI001.html
「交通事故治療専門」とか「自己負担0円」などとうたっている整骨院がふえていたので、いつかはこういう記事が出ると予想していました。こういう不心得もののために交通事故の被害者、とくに治療が長引いてしまった方がよけいにいやな思いをされるのではと心配です。
11年前に私は以下のようなメルマガを書いています。

☆むち打ち症はじつはPTSD、心的外傷後ストレス傷害の面が大きい 
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_headache/entry_916/

私のところで最初から治療を始めて長引いた経験はありませんが、一般的には治療が長引けば長引くほど加害者や相手の保険会社の方との間は険悪になっていきます。患者さんのかかえる苦しみに関する無理解や病気への疑いの攻撃にさらされ、精神的に二次被害をこうむっているのです。そのために治りにくいのです。 中略
追突事故は仕方のないことですが、むち打ち症はじつはPTSD、心的外傷後ストレス傷害の面が結構大きいことを、事故処理にあたる保険会社の方がしっかり認識していただきたいと望んでいます。事故は防ぎにくいかもしれませんが、被害者に精神的に二次被害を与えることはPTSD、心的外傷後ストレス傷害の認識さえあれば防げるのですから。以上11年前のメルマガ一部抜粋おわり。

☆交通事故治療は鍼灸で 急ぎは領収書発行で

むち打ち症は本来は整形外科だけでなく、心療内科もいっしょになって治療すべき疾患です。私は鍼灸で心も首も治していきます。
むち打ち症を鍼灸で治すという認識が保険会社に少ないので、私は患者さんに「保険会社に鍼灸で治すという了解をとってください」とお願いしています。保険会社との連絡を私が代行するようなことはしていません。患者さん自身に汗をかいてもらうことで「治す」という積極的な気持ちになってもらうためです。保険会社には鍼灸の治療費を請求しています。
すぐに治療を開始してほしいという患者さんからは普通に治療費をいただき、領収書を発行しています。患者さんにはその領収書で保険会社に請求してもらいます。
週に2回治療して、だいたいは1〜2ヶ月で治しているので、これまで保険会社とトラブルになったことはありません。交通事故治療は鍼灸がよく効きます。早くきちんと治したい方は、どうぞ信頼できる鍼灸院をさがしてください。
posted by ゆい at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害

2014年02月06日

パニック障害、全般性不安障害やうつ病、自律神経失調症にも急な寒さはよくありません 

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。急に寒くなると意外な症状も悪化します。2月3日に春のように暖かくなりました。その後にきた寒波はこたえます。

☆パニック障害、全般性不安障害やうつ病、自律神経失調症にも急な寒さはよくありません 

パニック障害、全般性不安障害の方やうつ病、自律神経失調症の方の中には不安感が強くなったり、息苦しさや吐き気が強くなったりした方がいらっしゃるはずです。寒さもストレス、寒さが気のめぐりを滞らせて症状がひどくなります。部屋全体を適度に暖めてください。針灸治療を受けていただければ一番いいのですが、部屋を適度に暖めるだけでもある程度改善します。

とくに朝、起きる時に部屋が暖まっていることが大切です。

オイルヒーターや床暖房をつけたままにして部屋を暖めたり、エアコンやファンヒーターを起床の1時間ほど前につけたり、いろいろと工夫してみてください。先日治療したパニック障害の女性の不安感がなかなかおさまりませんでした。よくよく聞くとエアコンが故障し、寒さに震えていらっしゃいました。エアコンが直ると、針灸治療も効きがよくなり不安感もなくなりました。「暖めるだけでこれだけ違うんですね。」とその女性。患者さんの生活上の問題点を探り当て、適切に指導していくことも大切な治療です。「こうすると悪くなる」を体得した患者さんは自分をコントロールすることがうまくなり、ちょっとした症状の悪化にもあわてなくなります。結(ゆい)針灸院は針灸だけで治療しているわけではないのです。

◆今回の文章は結(ゆい)通信No.287 2011/2/16を少し手直ししたものです。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害