2016年05月05日

熊本鍼灸マッサージボランティア チームオレンジの総計

熊本鍼灸マッサージボランティア チームオレンジは5月1日〜4日 避難所の熊本市立若葉小学校と御船町スポーツセンター、熊本市立一新小学校で被災者やボランティアのみなさん 242名を治療しました。のべ22名の治療家 補助者3名が参加しました。

ツイッターで情報発信したのを時系列で示します。

5月1日 12:37 鍼灸ボランティア チームオレンジ 熊本 始動しました。
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5月1日 17:52 ・熊本鍼灸マッサージボランティアチームオレンジ木陰では箱灸の治療中。
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5月2日 10:09熊本鍼灸マッサージボランティア チーム オレンジ御船町スポーツセンターで臨時治療所設営中。
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5月2日 10:34熊本鍼灸マッサージボランティアチームオレンジ設営しつつも治療開始しています。左横にみえるカーキ色は自衛隊のほろ付きトラックです。
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5月2日 18:02 熊本鍼灸マッサージボランティアチーム オレンジ 被災者の患者さんはみんな不眠です 湧泉 棒灸で気を鎮めます。 鍼の苦手な人にも使えます。
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5月2日 23:10 ・鍼灸マッサージボランティア 今日は忙しかった。 5名の治療家補助者1名で76名の治療をしました。 御船町スポーツセンターにて。 下の写真は若葉小学校に張ったポスターです。
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5月3日 7:44熊本鍼灸マッサージボランティア3日目です。 今日は大雨のため軒下にテントを移動。大分の河内先生です。

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5月3日 8:59鍼灸マッサージボランティア 予約制にしているんですが既に患者さんが並んで待っていらっしゃいます。 避難所の御船町スポーツセンター。
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5月3日 12:12 私はハイエース内の臨時治療室で温灸多用中 。熊本鍼灸マッサージボランティア チームオレンジ。
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5月3日 12:43灸頭鍼してます。
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5月3日に参加した先生方の紹介

大阪の奥村先生
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大阪の三木先生
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大分の河内先生
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東京の江口先生
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5月3日 13:49東日本大震災の時に大活躍したマスカー 、半透明のポリエチレンシート。 今回も臨時治療所の設置に使っています。
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5月3日 19:09棒灸 灸頭鍼で治療中。 この時は土砂降りでした。
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5月4日鍼灸ボランティア治療4日目。 今日は避難所体育館内に臨時治療所を設置しました。 熊本市立若葉小学校にて。
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5月4日熊本鍼灸マッサージボランティア チームオレンジ 4日間の行動終了しました。オレンジテントは相談の個別コーナーが避難所に必要とわかり寄付させていただきました。

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災害鍼灸マッサージプロジェクトでも紹介していただきました。
https://www.facebook.com/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E9%8D%BC%E7%81%B8%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88-156631174402620/?fref=ts
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2016年04月29日

熊本地震鍼灸マッサージボランティア

熊本地震鍼灸マッサージボランティア チーム オレンジの予定が決まりました。避難所に治療用テント、ハイエースを持ち込み ポータブルベット4台マット等で6人を一度に治療できる体制をつくりました。チーム オレンジは6〜7名です。

◆熊本市立若葉小学校5月1日11時〜20時 4日9時〜13時
◆御船町スポーツセンター5月2日〜3日9時〜20時

この情報を拡散し、多くの被災者に伝わるようお願いします。

◆カンパのご協力を
鍼灸マッサージボランティアにはお金がかかります。関西中医鍼灸研究会の口座に熊本地震カンパと明記して振り込んでください。
郵便振替口座 口座名 関西中医針灸研究会 口座番号00930-9-13211
ほかの銀行から振り込む場合は銀行名 ゆうちょ銀行 店番099 店名 0九九店(ゼロキュウキュウ店)当座預金 口座番号0013211 受取人名 カンサイチュウイシンキュウケンキュウカイ

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2016年04月27日

5月熊本地震 鍼灸マッサージのボランティア準備中!チームオレンジ始動!

5月1日〜4日午前に熊本で鍼灸マッサージのボランティアをやります。
現在 総員7名 うち治療家6名 の体制になっています。
オレンジの治療用テントにオレンジの治療用ジャンパー、チームオレンジが始動します!

避難所は手狭なため、ハイエースと治療用テント等で一度に被災者6名を避難所の外で治療できる体制をつくりました。

◆カンパのご協力を

鍼灸マッサージボランティアにはお金がかかります。できれば私を除く参加者の交通費の半分くらいは援助したいと考えています。関西中医鍼灸研究会の口座に熊本地震カンパと明記して振り込んでください。

郵便振替口座 口座名 関西中医針灸研究会 口座番号00930-9-13211
ほかの銀行から振り込む場合は銀行名 ゆうちょ銀行 店番099 店名 0九九店(ゼロキュウキュウ店)当座預金 口座番号0013211 受取人名 カンサイチュウイシンキュウケンキュウカイ

◆ポスター、ビラを事前配布してもらいます。

現地の受け入れ担当者に添付のビラをメールで伝え、訪問時間も書いてもらい事前に掲示、配布していただく予定です。突然 行って患者さんを募るよりも はるかに多くの患者さんたちを治療できるでしょう。

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2016年04月25日

5月熊本地震鍼灸 マッサージのボランティア準備の現状

5月1日〜4日午前に熊本で鍼灸マッサージのボランティアをチームでします。

私の所属する日本鍼灸師会ともうひとつの大きな団体 全日本鍼灸マッサージ師会が、共同して24日に災害対策本部を立ち上げ活動を開始しました。日本鍼灸師会からも1本化の要請があったため、「関西中医鍼灸研究会呼びかけの活動」から「日本鍼灸師会と全日本鍼灸マッサージ師会の活動」へと変更いたしました。熊本県の鍼灸師会にも日本鍼灸師会から協力要請がなされます。

といっても自主的にのびのび活き活きやっていくやり方がかわったわけではありません。
日本鍼灸師会、全日本鍼灸マッサージ師会所属でない方ももちろん参加できます。よろしくお願いします。
「私を除く4人」を募集し、その数はいちおう埋まりましたが、車が増えたため、もう少しならお受けできます。活動期間も5月1日〜4日午前に延長しました。もちろん3日で離脱するのも可能です。ハイエースと治療用テント等で一度に被災者6名を避難所の外で治療できる体制をつくりました。

「日本鍼灸師会と全日本鍼灸マッサージ師会の活動」だからといって資金は関係ありません。高速代が無料になるとは聞いていますが、今回の行動は高速を使いません。引き続きカンパのご協力をお願いします。

◆カンパのご協力を

鍼灸マッサージボランティアにはお金がかかります。できれば私を除く参加者の交通費の半分くらいは援助したいと考えています。関西中医鍼灸研究会の口座に熊本地震カンパと明記して振り込んでください。

郵便振替口座 口座名 関西中医針灸研究会 口座番号00930-9-13211
ほかの銀行から振り込む場合は銀行名 ゆうちょ銀行 店番099 店名 0九九店(ゼロキュウキュウ店)当座預金 口座番号0013211 受取人名 カンサイチュウイシンキュウケンキュウカイ

◆お金以外で欲しいもの

1字がA4程度の 大きさの文字のマグネットシート2組「はりきゅう」「マッサージ」の文字。ハイエースにはります。

以下は現地のボランティア団体に出した要請文です。
写真は現地に設置するオレンジの治療用テントです。オレンジのジャンパーも準備できました。今回のチームカラーはオレンジです。



☆鍼灸 マッサージのボランティア治療のために
                             2016年4月25日
(公社)大阪府鍼灸師会会員の藤井正道と申します。
4月24日、日本鍼灸師会・全日本鍼灸マッサージ師会は、地震発生後に災害対策本部を設置いたしました。今後、熊本県鍼灸師会・鍼灸マッサージ師会と連携し支援活動にあたっていく予定です。

その第一陣として私たちは行動します。5月1日〜4日午前 避難所の被災者と被災者をサポートする行政関係者(役所、消防等)や医療者に鍼灸 マッサージのボランティア治療をすることを希望しています。
ニーズのある避難所 行政関係者等をご紹介 願えないでしょうか。

今回参加する治療家は国家資格を有する鍼灸師、あんまマッサージで阪神大震災や東日本大震災でのボランティア治療の経験者がほとんどです。
現在 参加者を募っていますが、24日現在 以下の状態です。
5月1日 治療家5名
2日 6名 治療家5名 補助者1名
3日 7名 治療家6名 補助者1名

具体的には避難所の外に 車とテントで臨時治療室を開設しそこで治療します。治療用ポータブルベット4台も準備しています。避難所や役所の空間をあけていただかなくて結構です。
例えば午前中1か所 午後1か所という形で避難所を巡回すること、避難所でビラ等を配布してニーズを発掘することを考えていますが、事前に告知していただければ 助かります。車中泊の避難者が集まっているところでも、臨時治療室を開設できます。
ご検討の上 返信よろしくお願いします。

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郵便番号564-0041
吹田市泉町2-47-27-102
結(ゆい)鍼灸院 院長 藤井正道 
電話06-6380-2236
電子メールは mogusa@cb3.so-net.ne.jp
ホームページはhttp://yuisuita.com 
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2016年04月22日

熊本地震 鍼灸マッサージボランティアに ご支援を

熊本地震 鍼灸マッサージボランティアに ご支援を  2016/04/22
                        
                         呼びかけ 関西中医鍼灸研究会
※この呼びかけをできるだけ広めてください。

鍼灸マッサージボランティアに 参加しよう

関西中医鍼灸研究会 世話人の藤井正道です。熊本で鍼灸マッサージボランティア活動を5月1日日曜〜3日火曜に行ないます。私は4日水曜まで熊本にいるので4日は予備日とします。

避難所を巡回し避難者への鍼灸マッサージの施術を行ないます。市役所や消防の方などの避難者を援助する方への施術も行ないます。ワンボックスカーの6人乗りハイエース1台と治療用ポーダルベット4台、テントを準備しています。ハイエース荷台は幅1.54m長さ3mあるため幅0.6m長さ1.8mの治療用ベット2台を使って治療できます(イメージは添付ファイルの写真をご覧下さい)テントにもベット2台を置く予定です。避難所の外に設営します。避難所は人であふれているので治療室も自力でつくります。

◆当面 4名を募集します

宿泊もハイエース荷台とテントを使います。男女はテントと車に分けます。
5月1日日曜 午前中に熊本市内に来ていただき合流します。3日火曜 午後に解散予定です。現地合流、現地解散です。できるだけ3日間いっしょに行動できるようお願いします。当面 私を除き4名を募集します。これは資格者に限ります。食料、水は現段階ではボランティアは自分で調達となっていますが、物流は回復しているので5月1日頃は熊本で買えるでしょう。呼びかけは関西中医鍼灸研究会ですが、流派は問いません 治療法は各資格者の自由です。参加を決断されたらすぐに連絡をお願いします。

◆日帰りできる方、車で参加できる方は資格者以外でも大歓迎

日帰りできる方、車で参加できる方は資格者以外でも大歓迎です。上記4名以外の車で参加できる資格者の方も募集します。九州や熊本地元の方、待っています。こちらも参加を決断されたらすぐに連絡をお願いします。

鍼灸マッサージボランティアを支援しよう

鍼灸マッサージボランティアにはお金がかかります。できれば私を除く参加者の交通費の半分くらいは援助したいと考えています。関西中医鍼灸研究会の口座に熊本地震カンパと明記して振り込んでください。

郵便振替口座 口座名 関西中医針灸研究会 口座番号00930-9-13211
ほかの銀行から振り込む場合は銀行名 ゆうちょ銀行 店番099 店名 0九九店(ゼロキュウキュウ店)当座預金 口座番号0013211 受取人名 カンサイチュウイシンキュウケンキュウカイ

◆お金以外で欲しいもの

1字がA4程度の 大きさの文字のマグネットシート2組「はりきゅう」「マッサージ」の文字。ハイエースにはります。
2m程度の「はりきゅう」「マッサージ」の横断幕 または垂れ幕。テントにはります。
鍼灸の催しで使ったりしたのぼり、○○支部等の 文字のはいったものでも結構です。
ゼッケン またははりきゅうと書かれたTシャツ5枚 もしくはそれ以上。

以上 被災地で目立つためのものです。被災地は情報が伝わりにくいので鍼灸マッサージのニーズを 掲示物でほりおこしたいのです。

各業者さんはお灸や鍼のカンパをお願いします。

4月29日の航空便でポーダルベット等を伊丹から熊本空港に送り、5月1日に藤井が熊本空港でハイエースに積み込む段取りになっていますので、4月28日結(ゆい)鍼灸院に必着で送付願います。

◆ご参考までに 

4月21日夜に伊丹から熊本空港の飛行機の往復航空券を買いました。まだ空席が4分の1くらい残っていましたが、ここ数日で急速にうまっていくことが予想されます。決断は早い方がいいでしょう。なんと搭乗3日前までは特割とかで31100円でした。
ただ5月1日は新幹線も熊本まで通じているでしょうから、飛行機チケットが買えなくても大丈夫でしょうが。

阪神大震災、東日本大震災 これまでのボランティアの記録はこちらから
http://www.yuisuita.com/hobby/

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郵便番号564-0041
吹田市泉町2-47-27-102結(ゆい)鍼灸院内 
関西中医鍼灸研究会 藤井正道
電話06-6380-2236 
電子メールは mogusa@cb3.so-net.ne.jp
携帯メールはharimogusa@i.softbank.jp 5/1〜4はこちらでお願いします。
ホームページは http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuihari/top.htm
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2016年04月10日

結核と闘うお灸、モクサアフリカの挑戦

結(ゆい)鍼灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。NHKの朝の連ドラ「トト姉ちゃん」で主人公のお父さんが結核で亡くなりました。結核は1950年までは、日本の死亡原因の一位でしたが、現在でも年間2万人以上の新しい患者が発生し、年間で2,000人以上の人が死亡しています。3月にも東大阪市にある人材派遣会社の寮で、建設作業員など 34 人が結核に集団感染し、発症した 50 代の男性 1 人が2月に死亡していたことがニュースになりました。じつは亡くなった私の父も結核性脊椎炎(脊椎カリエス)にかかったことがあり、背中の骨が一部つぶれていたことを思い出します。

結核は結核菌が空気感染する病気です。戦後すぐはペニシリンやストレプトマイシンという抗生物質が特効薬となりましたが、現在は耐性菌の問題もあり、複数のお薬が同時に投与されています。ただ薬剤耐性結核というお薬の効かない結核も出てきています。
栄養状態がよく免疫力の高い普通の人が発症する可能性は低いといわれています。では免疫力を上げるにはどうするか、ちゃんと食べてちゃんと寝ること、そしてお灸をすることです。

モクサアフリカというイギリスの団体が主に南アフリカとウガンダでお灸の普及活動と研究に取り組んでいます。お灸をしていた結核患者さんは、薬の副作用である関節痛と疲労が非常に軽く、結核治療でも他の患者より早く回復したことがわかりました。薬剤耐性結核にも有効でした。お灸は患者さんに自分でやってもらっています。
じつは明治から昭和初期、戦前の日本では結核に、お灸治療が盛んに行われていました。モクサアフリカのお灸も原志免太郎(はらしめたろう)博士のお灸の研究を理論的根拠としています。
日本でも薬剤耐性結核が増えています。一方でリューマチなどの膠原病、ひどいアトピー性皮膚炎などの自己免疫疾患の治療には免疫抑制剤が多用されていますし、免疫力の低下したお年寄りも増えています。
結核による死者の95%以上は低中所得国に集中しています。格差と貧困が広がれば結核が日本の国民病に復活する可能性も0ではありません。お灸の効用は日本でももう少し見直されてもいいのではないでしょうか。

◆モクサアフリカの日本でのHP
http://moxafrica-japan.strikingly.com/
◆専門家はこちらもどうぞ
https://www.morinomiya.ac.jp/images/book/pdf/ShinkyuOsaka106moxafrica.pdf

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2016年03月29日

たけのこは食物繊維のかたまり

スーパーに筍(たけのこ)が並ぶ季節になりました。たけのこは食物繊維のかたまりです。 食物繊維は身体にいいとされていますが、やたらと摂ればいいというものでもありません。適量は人によって違います。
内臓の働きがいいかげん弱くなっている人は 一度にたくさんの食物繊維は かえっておなかの動きをとめたり腹痛をおこしたりします。とくにお年寄りは要注意です。適量は自分の感覚と経験で見つけるしかないのです。

☆旬のものは 意識して、積極的に食べたほうがいいけれど

この時期、お腹が痛くなったとか どうも重い、はるとかいって来院される患者さんの何割かは 筍(たけのこ)を1〜7日程度前に食されています。毎年 この季節になると必ず腹痛を訴えられ、いつも筍(たけのこ)を食べた後だったという、皆勤賞をあげたくなるような患者さんもいらっしゃいます。もちろん鍼灸治療1〜2回で簡単に治ります。

「旬のものは 意識して、積極的に食べたほうがいい」というのが 伝統的中国医学の考え方ですが、筍(たけのこ)に関しては 当てはまる人とそうでない人がいらっしゃるようですね。
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2016年03月18日

『中医臨床』2016年3月号に掲載

『中医臨床』2016年3月号(通巻144号)が発刊されました。私の拙文が掲載されています。
【From Letter】 『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』というもので浅川要 先生の著書を読んだ私の感想です。じつは『中医臨床』のHPで全文 読めます。短いですのでよかったらお読みください。

http://www.chuui.co.jp/book/002593.php
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2016年03月07日

評価された鍼灸の役割「来るべき大規模災害にどう備える」

昨日 吹田の千里金蘭大学で「来るべき大規模災害にどう備える」という市民講座が開催されました。文科省の研究班が主催したもの。驚いたのは講演者の多くに鍼灸がかなり評価されていたこと。私が阪神大震災の時に鍼灸ボランティアを組織していた頃とは大違いです。
昨年の関東東北豪雨災害ではDMATから参加要請もありました。DMATは国の災害派遣の医療チームです。
こういった流れを作り出してきたのは東日本大震災や関東東北豪雨災害でも活躍していた災害鍼灸マッサージプロジェクトの鍼灸師たちです。
じつはこの講座参加の一番の目的は災害鍼灸マッサージプロジェクト代表 三輪正敬先生にお会いすることでした。東京から来られていて講座の後、いっしょに食事しました。私が東日本大震災の時、塩釜チームのリーダーをした時に電話やメールで何回も会話しましたが実は直接お会いするのは今回が初めて。災害ボランティアの分野で鍼灸業界をひっぱっていく若きリーダーに大いに期待します。

講演者の一人、阪大の精神科医 林紀行先生は、福知山線の脱線事故の被災者やご家族をTFT思考場療法を用いて治療されている先生。私の行なっている思考鍼でのトラウマ治療を紹介させていただきました。
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2016年01月24日

共同研究がアメリカ国立医学図書館の医学データベースに収録されました

私と日大の酒谷薫教授、情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センターの竹村 尚大先生の共同研究「不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測」がアメリカ国立医学図書館の医学データベース「パブメド(Pubmed)」に収録されたことを関西中医研会員で神戸東洋医療学院講師の早川氏が教えてくれました。
2014年7月にロンドンの国際学会(ISOTT2014)で酒谷薫教授が9月に東京の日本中医学会で私と竹村先生が発表したものです。
研究内容については以下をご覧ください。
http://www.yuisuita.com/study/
以下 早川氏の報告です。
【鍼灸専門家向け長文:不安レベルとNIRSと鍼】
アメリカ国立衛生研究所(NIH)のアメリカ国立医学図書館(US National Library of Medicine)の医学データベース「パブメド(Pubmed)」に関西中医鍼灸研究会世話人・結鍼灸院(Yui Acupuncture clinic)の藤井正道先生が日本大学教授の酒谷薫先生と共同研究された論文のアブストラクトが収録されました。
藤井正道先生の著者情報(Author Infomation)をクリックすると、Yui Acupuncture Clinic, Tokyo, Japanと出てきます。東京じゃなくて、大阪です・・・。

「NIRS(近赤外分光装置)による不安と前頭葉活動に対する鍼の効果:パイロットスタディ」
Effects of Acupuncture on Anxiety Levels and Prefrontal Cortex Activity Measured by Near-Infrared Spectroscopy: A Pilot Study
K. Sakatani、, M. Fujii、 N. Takemura、 T. Hirayama
Oxygen Transport to Tissue XXXVII
Volume 876 of the series Advances in Experimental Medicine and Biology pp 297-302
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26782225

医学データベース「パブメド(Pubmed)」は、『全日本鍼灸学会』掲載では、収録されません。
「パブメド(Pubmed)」収録で、藤井正道先生の研究は、世界中の鍼灸研究者から検索の対象となったわけです。
http://link.springer.com/cha…/10.1007%2F978-1-4939-3023-4_37

こちらは、ドイツ最大の世界的医学出版社シュプリンガーのホームページで、29.95ドルでこの論文の全文が購入できます。
関西中医鍼灸研究会の皆さんは、すでに研究会で藤井先生の講義を聞いています。
以上 早川氏の報告
下の写真はNIRSの操作を竹村氏から学ぶ私と結のスタッフたち
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2016年01月16日

防災グッズ マスカーの紹介

阪神大震災のあった1月17日がめぐってきます。
今日は避難所のような大空間でプライベートスペースをつくるのに便利な道具、マスカーを紹介します。一家に一個あると何かと便利です。

塗装工事などで仕上げ部分以外に余分な塗料が付着しないように、シートを敷いたり、テープを貼って防ぐことを養生といいます。マスカーとは、マスキングテープと養生シート(ポリシート)を一体化させた養生資材です。

☆いろんな使い方のできるマスカー

軽くてコンパクト、しかも安い。ブルーシートよりも簡単に空間を区切ることができます。割れた窓に貼ったり、こわれてすきま風の入る壁に貼ったりもできます。
※マスカーについて紹介しているページ
http://www.yoshinokasei.co.jp/benefit/about.html

2011年4月、私はずっと考えていました。「災害鍼灸マッサージプロジェクト」に参加し東日本大震災の津波に襲われた宮城県塩竃市と離島の浦戸諸島に入ることになっていたのですが、避難所の大空間を仕切る道具は何かないものかと。

阪神大震災の時は、教室で治療しました。避難所になっている学校の机を並べ、救援用の毛布をしいて簡易の治療用ベットをつくったのですが、間仕切りはありませんでした。今度は何とかできないものかといろいろ考えていたのです。

たまたま我が家で壁紙の一部を張り替えることになり職人さんが養生をしていました。その養生シートがマスカーでした。半透明なポリシートは光は通すけど、視線はさえぎります。ぼんやりとしかみえないのです。「これだ!」と思いました。ひもをはってマスカーをたらせば個室がつくれます。ブルーシートや毛布だと重すぎてひもがたわむし、暗くなります。軽いポリシートなら大丈夫です。さっそくホームセンターで買ってきて実験、翌日には「災害鍼灸マッサージプロジェクト」の先に現地入りしているチームに送りました。
「災害鍼灸マッサージプロジェクト」は2011年にのべで5,986名 患者を治療し、のべで1,083名の 治療家 が参加したボランティアでしたが、各チームでマスカーが使われました。

震災ボランティアについては以下のページをご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/hobby/

東京都が出している東京防災という電子書籍がすぐれものです。誰でも読めます。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/index.html

下の写真はマスカーを使った東日本大震災の鍼灸ボランティアの様子とマスカー
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2015年11月22日

勝手に動く手

11月21日の関西中医鍼灸研究会の中で、横刺のやり方について議論になりました。私が世話人をさせていただいている研究会です。
管針法の横刺はどのようにするのが適切かという議論。私は横刺の時は針管を使わないので、そもそも議論の枠の外にいました。

管針法以外ということで、撚針法での私の横刺のやり方を披露することになったのですが、ちょっと不思議なことがおきました。
5番2寸の鍼を2人の会員のモデル患者さんの背中に横刺しようとしたのですが、斜刺になってしまうのです。皮膚にそって平行に入れるつもりが、斜めになってしまいます。頭は横刺を意識しているのですが、手が勝手に斜刺にしてしまいます。かなり意識して横刺にしてみて、理由がわかりました。横刺だと鍼先の感触がスカスカで、得気がえられません。そしてそんな無駄な鍼をうつと嫌な感覚にとらわれてしまうのです。
長年の治療経験の中で、直感が養われていて、その直感に逆らって鍼をすることに身体が抵抗するようになっているようです。

この間 3年ほど短期ですが鍼灸学校の教員をやるようになって思ったことあります。学生たちは私が診ている患者さんたちに比べ、みな健康です。健康な人たちの間で、必要のない無駄な鍼を練習でうちあうのですから、自然と軽い刺激が好まれるようになります。
しかし実際の患者さんたちは違います。的確に早期に治すためには、どのような刺激が必要か。強い刺激が必要なこともあるのです。病んでいる身体はそれを嫌な痛みとは感じません。

患者さんたちは治ってくると「鍼がいつもより痛く感じる」と言われることがあります。鍼を受けている患者さんの様子で察することもあります。それまで「いた気持ちいい」「ズンとくる感じが気持ちいい」という感覚だったのが、変化してきます。私は鍼をより細いものに変更して「治ってきた証拠です。よかったですね。」と言います。治っていかれる姿をみるのは本当に嬉しいものです。臨床で鍼をする時も気力がみなぎります。そして研究会や講演会で、健康なモデル患者さんに無駄な鍼をするのは実をいうと苦手です。
写真は結鍼灸院の玄関です。

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2015年10月25日

しゃっくりの治療と自分でできる治療法

今日は秋晴れ、大阪マラソンが開催されました。数日前から何人かのランナー(患者さん)のコンディション調整をしました。どういうわけかみなさん女性、彼女たちの健闘を祈りました。

☆しゃっくりの治療と自分でできる治療法

しゃくりは横隔膜が痙攣(けいれん)しておこります。短時間ならとにかく数日続く場合もあり、これはしんどい。鍼灸がよく効くという事実は意外と知られていません。

◆自分でできる 逆さ飲み

コップにいれた水を手前からではなく、向こう側から飲みます。体を前かがみにしてすするように飲みます。
同じ逆さ飲みでももう少し手のこんだやり方もあります。どんぶりに水を入れ、箸を交差させて十字の形をつくります。4等分されたどんぶりの飲み口からそれぞれに体を前かがみにしてすするように飲みます。軽症のしゃっくりはたいていはその場で収まります。

◆鍼灸治療は

逆さ飲みで効かなかった時は、しゃっくりに効くつぼに鍼をするとたいていはその場で収まります。
問題はしゃっくりがしょっちゅう再発する方、いわば重症の方は逆さ飲みではなかなか収まりません。
重症は 高齢や虚弱な方に多いようです。胃の不調が治らないため、上逆(じょうぎゃく)してしまうのです。胃は食べ物を腸に送るのが仕事、これを粛降(しゅっこう)というのですが、うまく下に降りないのが上逆です。ゲップや吐き気も上逆の一種です。

胃がきちんと働くように治療すると、しゃっくりがおこらなくなります。
先日は、身体に力が入らない、うまく動けないという70代の男性を治療しました。脳梗塞のため以前から片麻痺はあったのですが、起きられなくなったというのです。歩けていたのが歩けなくなりました。デイサービスの施設に行ってもすぐに転倒してしまうので、車椅子に一日座らされている状態。このままでは寝たきりになってしまうというので家族に連れられて来院されました。
1ヵ月程治療してすっかりよくなったところで、家族から「そういえば最近 頻発していたしゃっくりが全然おこらなくなった」とお聞きしました。弱った身体を治す中で胃の働きも回復したからです。しゃっくりが頻発する方は鍼灸治療をお試しください。体調もよくなりますよ。

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
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2015年07月27日

キューバの鍼灸と費用対効果にすぐれた医療

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。東京の鍼灸学校での教員養成科の講義のため7月30日木曜を臨時休診させていただきます。29日水曜の定休日とあわせ連休となりますので、お気を付けください。なお休診時でも電話予約、予約変更等は受け付けています。電話は通じます。

☆キューバの鍼灸と費用対効果にすぐれた医療

今回はいつもの書き込みとちょっと趣が違います。
アメリカとキューバの国交が回復しました。お互いにとっていいことです。アメリカという大消費地に近く、教育水準が高く、治安のいい国キューバ。経済封鎖もなくなるのですから、これから経済発展していくことでしょう。現状は1人当たりGDPが日本の約6分の1の途上国です。

キューバでは代替療法、鍼灸が盛んに行われていることをご存知でしたか。世界保健統計2015では平均寿命が78歳と日本人の84歳と比べても比較的高く、乳児死亡率は出生千人当たり4.2人(日本2.2人)と途上国としてはいい数字です。アメリカの平均寿命は79歳です。
人口10万人当たりの医師数は750人と日本より3倍以上多く、キューバは医療水準が高い国として知られています。医療費はただですが、キューバの国民一人当たりの医療費は日本の約7分の1と少なく、費用対効果はすぐれています。
1991年の最大援助国ソ連崩壊でどんぞことなったキューバ経済、優れた医師はたくさんいても薬が手に入らない状態が続きました。そこで目をつけたのが代替医療です。ハーブや鍼灸、マッサージ、ヨガ等が研究され普及しました。フィデル、カストロ元首相も菜食主義者にかわりました。追い詰められ悪戦苦闘する中での鍼灸の選択だったでしょうが、費用対効果の面、安くても国民の満足のいく医療ができている点は日本も今後学んでいくところではないでしょうか。

鍼灸だけでなく、家庭医が病気の予防や健康指導に取り組んでいる面も大きいようです。家庭医は高価な医療器材をほとんど持っていませんが、カルテには、個人用のほかに家族用もあり経済状況,家族関係,生活環境等も記載されています。要するに患者さんを生活まるごと知っている医師が話をゆっくり聞き、助言したり注意したり指導したりしているのです。

☆世界の賞賛を浴びるキューバ人医師の国際貢献

キューバの医師たちの国際貢献は世界の賞賛を浴びています。過去50年間で18万人以上の医療関係者を国外派遣。2004年のインド洋大津波、2010年のハイチ大地震なども支援。2014年のエボラ出血熱の際もシエラレオネ、リベリア、ギニアに約450人の医療関係者を派遣しています。
ソ連崩壊後も軍事大国アメリカのすぐ近くで、軍事侵攻を受けることなくキューバが生き延びることができたのは医療面での国際貢献の力も大きかったのではと考えています。軍事力だけに頼らない安全保障です。アメリカも多くの国や国民が恩義を感じている国を攻撃しにくいでしょう。軍事費(対GDP比率)はアメリカ3.81%に対しキューバ3.29%です。同じくソ連から莫大な援助を受けていた北朝鮮が核開発と軍事力強化で延命を図ったのと対照的です。日本も軍事力だけに頼らない安全保障のやり方を工夫した方がいいかもしれません。たとえば中国は病院船を持っています。海に浮かぶ総合病院です。途上国を訪問しては、医療を提供し中国の評判をあげています。アメリカやドイツ、イギリスも持っていますが日本にはありません。

ベネズエラへの約3万人のキューバ人医師の派遣はベネズエラからの安い石油輸入と引き換えのようなもの。善意や理想だけで国際貢献がなされているわけではありません。キューバ経済は停滞し配給の量も減っています。私はキューバ人のやる気を引き出すような資本主義的な要素をもっと経済の中に入れていったほうがいいし、そうなっていくと思っていますが、医療や安全保障政策には学ぶべきものがあると思っています。

※日本政府もキューバと組んで医療機器、医療システムを途上国に売り込もうとしています。いい取り組みです。

政府はアジアやアフリカ、中南米などの発展途上国での病院展開でキューバと提携する。キューバ人の医師に日本の医療技術を伝授し、進出先の病院で医療に従事してもらう。キューバは医療の評価が国際的に高く、約4万人の医師を国外に派遣している。豊富な医療人材を抱える同国と組むことで日本の「医療輸出」を加速させる狙いだ。(日本経済新聞:2015年3月16日)
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2015年03月11日

3.11東日本大震災から4年

3.11東日本大震災から4年が経ちました。

◆忘れられない光景があります。

仙台市名取の海岸沿いの高速道路から海側をみると、何もない平野が広がっていました。津波の後です。2011年4月下旬、ほとんどの家屋が流出し、ガレキや流された車がぽつぽつ残るだけの広大な土地。一部には水が引かない沼のようなところもありました。

私たちは震災ボランティア(鍼灸マッサージ)のために山形空港からレンタカーで塩釜を目指していました。圧倒的な津波の破壊力に言葉を失いました。阪神大震災の時の焼け落ちた長田地区も衝撃でしたが、広さが違います。

名取の写真はこちらから(以下の写真は私が撮ったものではありません)
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◆私は塩釜チームを指揮しました。

カンパをつのり、車両や資材を手配、ボランティアの派遣先を開拓しました。元気のいい やる気あふれるボランティアの若者たちと仕事をするのは楽しい経験でした。
正直、行政との折衝には疲れることもありましたが、現場の活気がストレスを吹き飛ばしてくれました。

◆もうひとつの忘れらない光景は 寒風沢島の波止場にぽつんと残っていた重機です。

島民の誰に聞いても、どこのものかわかりません。ガレキの撤去もほとんどすすんでおらず、この重機が動けばずいぶん仕事がはかどるのにと思いましたが、どうしようもありません。寒風沢島と塩釜市役所の間の連絡も通信状態の悪い衛星電話がたより、固定電話も携帯も通じない状況でした。私たち民間ボランティアのできることは限られています。島を離れる時に、これからは行政と政治の役割が大切と強く思いました。政治にいらだちを感じているだけでは何も変わりません。投票をはじめとして、何らかの形でかかわることが大切と思っています。

◆震災の後、人は興奮状態に陥ります。

痛みも苦しさも忘れさせてくれる興奮です。めまいがおこることはありますが、ひどい身体の不調は感じません。しかし興奮が不調を忘れさせていることは覚えていてください。平時よりも早めに休息をとることが大切です。身体はあなたが感じているよりも疲れているからです。

写真や当時の様子は以下からどうぞ。3.11などなかったかのように流れていく世の中、たまには津波やフクシマを思い出してもいいのではないでしょうか。

http://photozou.jp/photo/top/1609757?page=6

http://yuisuita.sblo.jp/archives/20110505-1.html

http://www.yuisuita.com/hobby/
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2015年03月10日

借金(国債)なしで国家予算を組むことができるようになったドイツ

ドイツのメルケル首相が来日中、今回は治療とは関係のない話です。

うちの患者さんにもドイツに留学された方がちらほらいらっしゃいます。ドイツの大学の学費は無料ですが、日本人留学生もほぼ同様の扱いですから生活費だけで留学できるのです。音楽系の学生さんは別に個人レッスンをお願いすることも多いようで、こちらは別途お金がかかりますが、やっぱり学費無料というのは魅力です。

2014年にドイツは借金(国債)なしで国家予算を組むことができるようになりました。4割を借金でまかなっている日本とは大違いです。最低賃金も8.5ユーロ 約1120円と高く、労働生産性も日本より高くなっています。
最低賃金が高いということは、高い賃金を払えない企業、儲からない企業はつぶれて、もっと儲かる企業に入れ替わってくださいということ。ブラック企業は退場し、手取りが増えるので消費もふえ、経済も活性化します。13年2.4% 14年3.2%、労働協定で定められたドイツの賃金(特別支給金含む)の上昇率です。

要するにしっかり休んで、密度が高い仕事をして、高くても納得の品質、技術のものを輸出しているのです。私が30年ほど前に東京で知り合いになったドイツのビジネスマンも家族との時間を大切にして、しっかり休暇をとる人でした。休まず働くのがビジネスマンと思い込んでいましたから、新鮮でした。
30年前は日独ともに経済の成功した国として世界から注目されていました。今の日本はどうでしょうか。

ただ日本人留学生の患者さんたちによると、サービスは日本がずいぶん優れているとのこと。そこらへんは気持ちいいのですが、丁寧すぎるおもてなしは、時給が低いから成立している面もあり、むづかしいところです。
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2015年01月27日

元気な60代後半がよみがえる方法 足の痛みも くしゃみ鼻水も

2月7日土曜は臨時休診させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

23日発行の前号のメルマガで「阪神大震災は青空の下で仕事をした気分でしたが、東日本大震災の時は曇り空の下で仕事を」と東日本大震災の時のボランティアをちょっと暗めに表現してしまいましたが、そうはいっても元気のいい やる気あふれるボランティアの若者たちと仕事をするのは楽しい経験でした。私は塩釜チームを指揮していました。正直、行政との折衝には疲れることもありましたが、現場の活気がストレスを吹き飛ばしてくれました。
写真や当時の様子は以下からどうぞ。3.11などなかったかのように流れていく世の中、たまには津波やフクシマを思い出してもいいのではないでしょうか。
http://photozou.jp/photo/top/1609757?page=6

http://yuisuita.sblo.jp/archives/20110505-1.html


☆元気な60代後半がよみがえる方法 足の痛みも くしゃみ鼻水も

鍵元(仮名)さんは60代後半の行動派な男性です。山歩きやスポーツが趣味の方。
12月後半に来院されました。2週間前から左のふくらはぎが急に痛くなり、歩くと痛いという訴えです。これは1回の治療で痛みがとれました。
2回目の治療の時は、くしゃみと鼻づまりをなんとかならないかと相談されました。例年は3月頃に短期間 くしゃみ鼻づまりになるけれど、今年は12月初め頃から悩まされているとのこと。

鍵元さんは確かに元気な60代後半なのですが、ふくらはぎの痛みで運動量がへり、肺の気がうまくめぐらなくなったことが原因と思われました。運動は気をめぐらせる作用があるのです。率直に言って(本人には言ってませんが)お年から、肺の気が弱ってきた面もあるかもしれません。でも鍼灸は「年だから仕方がない」ということはありません。2回の鍼灸治療でくしゃみ鼻水はすっかりなくなりました。

※運動は気をめぐらせますが、同時に気を消耗させます。元気な人は気をめぐらせて体調がよくなりますが、身体の弱い人、疲れすぎている人はよけいに疲れてしまうこともあります。運動は万能ではありません。

治療終了後にアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
非常によかったです。気持ちよく治療受けることができました。

◆自筆アンケートは以下から
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2014年12月19日

関西中医鍼灸研究会のお知らせ

今回は世話人の私が講師をつとめます。

◆12月20日(土) 鍼灸がちゃんと効いたとき、脳はどうなっているのか NIRSで調べてみました(副題 不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測)
 講師 藤井正道会員

9月に東京で開催された日本中医学会第四回学術総会で発表したものに少し手を加えたものです。9月20日の関西中医鍼灸研究会で大阪でも発表してほしいという要望があり、追加しました。

この間 私のブログ等で紹介した 心因性失声症の症例や恐怖心やトラウマを取り除く思考鍼の症例も報告します。

大阪市立生涯学習センター第4研修室(大阪駅前第2ビル5F) で開催します。
最寄り駅 JR東西線・北新地駅、JR・大阪駅 地下鉄・西梅田・梅田・東梅田
写真は日本中医学会第四回学術総会で発表したときのもの。
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2014年10月27日

お灸で免疫力アップ!

26日日曜に日本伝統鍼灸学会学術大会香川大会で実技講演をしました。
400人の鍼灸師、医療関係者が集まる大きな会です。
実技講演はモデル患者さんに治療しながら、私の治療法の考え方、特徴をスライドを使って説明するというもの。なんとかこなせました。

☆お灸で免疫力アップ!

四国はお灸のさかんな土地柄、駅の売店にもお灸の形をした灸饅というお饅頭がおいてあります。今回の大会のテーマもお灸でした。
日頃あまりみないお灸や昔のお灸療法のやり方もいろいろと紹介されました。

打膿灸というやり方をご存知でしょうか。お灸してわざと化膿させるやり方です。小指の頭ほどのお灸を燃やしつくて火傷をつくり、そこに特殊な膏薬をはって化膿させます。白血球が増加し免疫力が上がります。昔は喘息や肺結核などのほか各種治療に用いられていました。
打膿灸は大阪では無量寺が有名で1989年に結を開業したころはお年寄りの女性の腰によく打膿灸の後がみられましたが、今はほぼみることはありません。

打膿灸ほどハードで痛くない普通のお灸でも免疫力をある程度あげることはできます。昼と夜の温度差が激しく風邪をひきやすい今の季節、足三里のツボにお灸をして風邪予防をするのはお勧めです。

風邪やインフルエンザの予防については以下をご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/entry_1010/

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2014年09月20日

第4回日本中医学会学術総会で講演

鍼灸がちゃんと効いたとき、脳はどうなっているのか NIRSで調べてみました (副題 不安レベルへの鍼の効果と前頭前野皮質のNIRS活動計測)の発表を9月13日の第4回日本中医学会学術総会で行いました。

私と酒谷薫先生(日本大学工学部・次世代工学技術研究センター統合生体医療工学研究室教授医学部・脳神経外科兼担)竹村尚大先生( 独立行政法人 情報通信機構 脳情報通信融合研究センター研究員)の3人の共同研究ですが、今回は私と竹村先生が登壇しました。酒谷教授はISOTT(International Society on Oxygen Transport to Tissue)というロンドンで7月に開催された学会で発表されています。ロンドンでも好評だったと聞いています。
壇上でNIRSと鍼灸治療を実際にやってみせるという企画も好評で直後の懇親会ではたくさんの先生方から激励といくつかの質問を受けました。

鍼による精神疾患の治療は今までは患者さんの自覚症状の改善からしかわかりませんでした。NIRSによって、鍼治療が自律神経システムの調整に作用していることを、前頭前野の活動から確認することができます。将来は治療成績を客観的な指標でしめすことができるようになるかもしれません。患者さんが自分の治っている状態を、脳の変化を見て確認できるようになることをめざしています。
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