2014年02月06日

パニック障害、全般性不安障害やうつ病、自律神経失調症にも急な寒さはよくありません 

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。急に寒くなると意外な症状も悪化します。2月3日に春のように暖かくなりました。その後にきた寒波はこたえます。

☆パニック障害、全般性不安障害やうつ病、自律神経失調症にも急な寒さはよくありません 

パニック障害、全般性不安障害の方やうつ病、自律神経失調症の方の中には不安感が強くなったり、息苦しさや吐き気が強くなったりした方がいらっしゃるはずです。寒さもストレス、寒さが気のめぐりを滞らせて症状がひどくなります。部屋全体を適度に暖めてください。針灸治療を受けていただければ一番いいのですが、部屋を適度に暖めるだけでもある程度改善します。

とくに朝、起きる時に部屋が暖まっていることが大切です。

オイルヒーターや床暖房をつけたままにして部屋を暖めたり、エアコンやファンヒーターを起床の1時間ほど前につけたり、いろいろと工夫してみてください。先日治療したパニック障害の女性の不安感がなかなかおさまりませんでした。よくよく聞くとエアコンが故障し、寒さに震えていらっしゃいました。エアコンが直ると、針灸治療も効きがよくなり不安感もなくなりました。「暖めるだけでこれだけ違うんですね。」とその女性。患者さんの生活上の問題点を探り当て、適切に指導していくことも大切な治療です。「こうすると悪くなる」を体得した患者さんは自分をコントロールすることがうまくなり、ちょっとした症状の悪化にもあわてなくなります。結(ゆい)針灸院は針灸だけで治療しているわけではないのです。

◆今回の文章は結(ゆい)通信No.287 2011/2/16を少し手直ししたものです。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害
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