2014年01月05日

睡眠時無呼吸症候群(疑い)が簡単に治った

結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。あけましておめでとうございます。昨年の最終日の診療中、患者さんから「妊娠しました」という電話が入りました。人工授精が成功したのです。年明け、体外受精が成功した患者さんから赤ちゃんの写真入の年賀状をいただきました。私の方は受胎しやすい身体をつくる針灸治療でお手伝いをしていました。なんだか今年もいい年になりそうです。明日、6日月曜から平常通り開けます。

「なんだか昼間が眠くて仕方がない」という品川(仮名)さん。30代の男性です。膝が痛いということで来院されました。膝は1回の治療で治ったのですが「ほかにおつらいところはありませんか」と聞くと、冒頭の言葉が返ってきました。
奥さんによると、眠っている時に呼吸がとまることが多く、いびきもひどいそうです。睡眠中に10秒以上の呼吸停止が5回以上繰り返す状態が睡眠時無呼吸症候群と呼ばれますが、この可能性大です。夜の眠りの質が悪いために、昼間に眠くなることが多いといわれています。
品川さんはほどほどに健康な方。睡眠時無呼吸症候群になりやすいといわれている肥満ではありません。毎日自転車に乗って、外回りの営業を続けていらっしゃいます。脳を活性化して元気になる針灸治療を2回ほどしたところ、「昼間に眠くなるのはなくなった」とのこと。「呼吸がとまることはなくなった、すやすやと安らかに眠っている」と奥さんも安心のご様子。
睡眠時無呼吸症候群の一般的な治療は入院して検査の後、睡眠時にCPAPという鼻マスクをつけて空気を送り込んだり、特別なマウスピースをオーダーメイドでつくって装着したりとなかなか大変です。鼻マスクは防毒マスクに似た形です。つけて寝るのはなかなか大変そう。西医の治療は要するに空気をとり込みやすくすることで、無呼吸状態を治そうとするものです。一方、私の針灸治療は昼間の活動性を増す治療をすることで、夜も深く眠れる状態をつくろうというもの。昼間元気に働き、夜はコテンと寝てもらう状態にします。眠りの質を改善することが、無呼吸を改善することにつながるようです。針灸治療は通院するだけの簡便なもの。睡眠時無呼吸症候群の疑いありと思われたら一度、針灸治療をお試しください。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
posted by ゆい at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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