結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。忘年会、新年会の季節、今回はお酒のお話です。私はお酒が好きです。適量は身体にいいとも思っています。だからこそお酒の身体への働き方を知り、長くうまく付き合っていきたいと考えています。
☆不都合な真実、お酒は体温を下げます、あたたかく感じるのは錯覚です
お酒を飲むと身体があたたかくなる感じがします。手足の先もポカポカしてきます。末梢の皮膚血管をひろげるからですが、実際はここから熱が逃げて体温が低下しています。普通は体温が下がると、寒く感じるのですが、アルコールが体温調節中枢に直接作用して、適切な働きを妨げているため寒さを感じにくくしています。
忘年会でお酒を飲みすぎ、暑くなってコートを脱ぎ、薄着で寒い戸外を歩いたら、翌朝 風邪をひいていたというのはよくある話。体温が低下して免疫力も下がり、風邪にかかりやすくなっていたからです。
大量のアルコール摂取は体温調節中枢をマヒさせるという研究もあります。この場合、寒いところでは体温が下がり、熱いところでは体温が上がります。
お酒を飲むと身体があたたかくなる感じは錯覚です。薄着で寒い戸外を歩かないようお気をつけください。適量を楽しんでください。
◆結(ゆい)のホームページ http://yuisuita.com をリニューアルしました。旧HPではスマホ対応は一部でしたが今度は全てのページがスマホに対応しています。
2013年12月23日
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