☆肥満の女性のかかとの痛み、やせなくても3回で治りました
舟木(仮名)さんは70代の女性、とても太っていらっしゃいます。20XX年の11月にいらっしゃいました。8月頃から右足のかかとが痛くてたまらないとの訴え。
「ふとってしまったから」としきりにおっしゃいます。「かかとの骨にとげができたのかも」とも。整形外科やマッサージに通ったが全然なおらない。寒くなってきたためか最近とくに痛みがひどいとのこと。「ふとっていても、骨のとげがあっても治ります。」と申し上げて治療を開始しました。
2回治療しただけでほぼよくなりました。「朝、ベットからおりた瞬間の歩き始めだけが痛い」という状態に。3回目の治療の後にアンケートを書いてもらいました。5回で治療を終了。「いくら歩いても大丈夫」というお言葉をいただきました。
◆アンケート回答
非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。
総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2である。
舟木さんのコメント
3ヶ月前より右足のカカトが痛みだしマッサージ等の治療を受けていたが改善せず、痛みが強くなってきたので針灸の治療をしたところ3回目でずいぶん楽になりもうほとんど痛みを感じません。ありがとうございました。
◆引っ越してからふとり始めた
じつは舟木さんは8ヶ月前に引越しをされ、生活ががらりとかわりました。それまでは朝食は街の喫茶店のモーニングサービスでとり、それ以外もほとんど外食でした。なじみの店で食べて笑って会話する毎日。ある会社のオーナーで、社長職は息子さんに譲っていましたが、役員として毎日、出社する日々。それが引越しを機に自宅で食事をつくり、会社にもほとんど行かなくなっていたのです。「ほかにすることもないからテレビをみながら、食べていたらあっという間に太ってしまいました」「何をする気もおきない」「いろんなことがめんどくさい」という舟木さん。かかとだけを治療したわけではありません。身体全体、とくに脳が活性化する治療もしました。気持ちがしずみこむと痛みを過剰に感じるようになるからです。
引っ越し前の街も電車で近かったので「かかとは楽にして外出できるようにするから、なじみの喫茶店で朝食をとってください。外食も以前のようにしてください。」と助言。舟木さんはその通りになさいました。「もとの自分にもどったようだ」と舟木さん。会社に関しては(社長職は息子さんに譲ったのだから)「退くのも大切な仕事ですよ」と申し上げたのですが、どうも毎日、出社されているようです。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
◆ かかとの痛みに関してはこちらもご覧下さい。
頚部が痛い、足のかかとが痛い 骨はたいてい関係ありません
http://yuisuita.com/text/10-2.shtml