2013年08月09日

腰痛の新常識、脳から治す

そろそろ夏の休暇が始まる方も多いのでは。結(ゆい)は14日水曜まで開けています。つらいところをすっきり治して休み明けから、元気に過ごしましょう。

☆腰痛の新常識、脳から治す

「腰椎(腰の骨)に明らかな異常がなくても痛みは生じます」と福島県立医科大学医学部整形外科の紺野愼一教授は新聞記事等で発言されています。 紺野教授によると 外来の腰痛患者の約7割はMRIなどで検査しても異常が見つからない。異常が 見つかった約3割についても「そこが痛みの原因であるとも限らない。画像だけでは痛みの原因はわからない。これが新しい常識です」とのこと。 私もこの見方に賛成で、著書でも結のHPでもとりあげてきました。

最近、紺野教授は脳内の中脳辺縁系ドパミンシステムに注目されています。痛み刺激があると中脳辺縁系から神経伝達物質ドパミンが放出、ドパミンによって鎮静作用物質オピオイドが産生され、痛みが抑えられます。ところが心理、社会的ストレスを受け続けるとドパミンの放出が減り、オピオイドも減ります。これによって痛みが増します。ストレスがあると痛みがよりひどく感じるようになるのです。

じつは伝統的中医学でも痛みには脳が関係しているという学説が古くからあり、しつこい痛みには精神を安定させる手足のつぼや頭のつぼを使う治療が行われてきました。古典には「いろいろな痛みや痒みはみんな心が関係している」「患者の情緒を安定させれば気の流れがよくなり痛みがなくなる」という趣旨の記述があります。最先端の脳科学と伝統的中医学はじつは同じことを言っているのです。
紺野教授は抗うつ剤を治療に取り入れられていますが、私はやはり依存性のある抗うつ剤よりも針灸で治していった方がいいと考えています。

こちらもご覧ください。
◆「腰痛の85%が原因不明」という事実、「脳」と「腰痛」の意外な関係。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_backache/entry_912/

◆8月2日発売の週刊金曜日954号に「抗うつ薬の白い闇」という特集が載っています。いい記事です。興味ある方はお読みください。
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/tokushu/tokushu_kiji.php?no=2922
posted by ゆい at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 腰痛
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