☆8ヶ月続いた帯状疱疹の痛み、2ヶ月で治る
亀井(仮名)さんは60代後半の女性、8ヶ月前に帯状疱疹にかかりました。帯状疱疹は治ったのですが、その後右の背中から胸にかけて「はりついたような痛み」に悩まされることになります。帯状疱疹後神経痛です。
帯状疱疹になる前から頑固な便秘に苦しんでいらっしゃいました。1ヶ月ほど前から耳鳴りも出ていました。約2ヶ月の間に13回治療して、全部きれいに治りました。
5〜6回目で食事がおいしくなり、便秘がなおり、耳鳴りが消えました。帯状疱疹後神経痛も消えました。
ところが帯状疱疹後神経痛はいったんよくなったものの2〜3回 再発を繰り返しました。落胆する亀井さんの生活の様子を聞き取ると理由がわかりました。
帯状疱疹後神経痛は鍼灸治療を開始するまで、ずっと続く痛みでした。ところがいったんよくなった後の痛みは、2日ほどすると自然に消えているのです。治療して元気になった亀井さんは趣味の刺繍を再会、家の片付けや掃除を猛然と始めていたのです。しかもいったん区切りがつくまでは仕事をやめない猛烈ぶり。それは朝から深夜に及んでいました。
「背中の痛みは筋肉痛ですよ。8ヶ月ろくに動いていなかったら、筋肉も落ちています。もう少しスローに動いてください。あなたは仕事中は疲労感を感じないでしょう。終わったとたんに吸い込まれるような疲労感に襲われませんか。」と聞くとその通りだというお答え。帯状疱疹後神経痛が治ったあとに筋肉痛がおこっていたのです。集中力の強さがあだになっていました。亀井さんは2つの痛みを混同して悲嘆にくれていたのです。
「動きすぎると筋肉痛になります、適度に動いていると以前のように筋肉もついてきますから痛まなくなります。無理をしないでください。」とお願いしました。筋肉痛と思い始めると同じ痛みでもたいしたことではないと感じるようになりました。痛みは記憶の面があります。過去の帯状疱疹後神経痛のひどい痛みと結びつけ、耐えがたい痛みとなって再発していたのです。
数ヶ月飲み続けていたリリカは鍼灸をはじめる時点でやめられていました。リリカは抗痙攣剤でありながら痛み止めとして使われているお薬です。
「やると決めたことは何があってもやる」と無理をされる方に慢性的な痛みが続く場合が多いようです。60代は30代とは違います。明日やれることは明日に回す寛容さが身体を楽にします。
◆治療後のアンケートでは治療前の苦痛を10とすれば今は0と回答され、以下のようにコメントされました。
昨年の○月帯状疱疹になり、当時1ヵ月半ほど痛みで動けませんでした。後神経痛になり病院に通いリリカを処方され1年間飲み続けましたが、効果があまりなく痛みは(背中にでていた)とれませんでした。何かよい方法はないのかとネットのブログで藤井先生の鍼灸を知り来院しました。大変長くかかったようですが、お蔭様ですっかり痛みもとれ嬉しいです。腕や指先を使う趣味は少しひかえます。本当にありがとうございました。以上
◆帯状疱疹についてはこちらもご覧ください。
老人の帯状疱疹後神経痛の治り方 (患者さんの声)
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_fibromyalgia_shingles/entry_1026/
頑固な帯状疱疹後神経痛も治りました
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_fibromyalgia_shingles/entry_1028/
帯状疱疹には鍼灸が一番
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_fibromyalgia_shingles/entry_1029/
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。