結(ゆい)針灸院 、関西中医鍼灸研究会の藤井です。今日は久々の梅雨らしい雨、みなさまいかがお過ごしですか。このところ急に暑くなり体調を崩される方も増えています。
☆暑熱順化、暑さに慣れる
体調を崩された方には、「エアコンを使ってください」とお願いしています。「今からエアコンを使ってしまったら、8月は耐えられなくなるんじゃないですか」とおっしゃる患者さんには「大丈夫、人の身体はそのうち暑さに慣れることができるんです」とお答えしています。暑くなって10日〜14日程度たつと暑さで急に体温が上昇しすぎたりすることが減ってきます。暑くなったばかりの時期、今頃がしんどいのです。
やがて春より汗をたくさんかけるようになり、暑さに耐えられるようになっていきます。たくさんかけるようになった汗の塩分濃度は低下します。身体から大切な塩分がなくなっていくのを防いでいるのです。血液の塩分濃度が低下すると足や腕や腹の筋肉が痛んだり、けいれんしたりします。それを防ぎます。また塩分が薄くなった汗の方が蒸発しやすく、気化熱で暑さを逃がしやすくなります。
暑さに慣れることを暑熱順化といいます。ただエアコンの中ばかりにいると暑熱順化がおこりにくくなるのも事実ですから、エアコンで一息つきながらも時には戸外で汗をかきましょう。どの程度、暑い環境に身をおくかは個人によって違います。元気な人はエアコンに頼る必要はありません。
鍼灸は汗をかけない、熱のこもりやすい身体の状態を改善することができます。暑さに強い身体をつくります。
2013年06月19日
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