☆原因不明の痛みが身体のあちこちで
小川原(仮名)さんは40代初めの女性です。2〜3週間前から右肩、右腕がズキズキ、ひりひりと痛み、夜も眠れないと3月に来院されました。半年ほど前から身体のあちこちが痛むようになったとのこと。人ごみに行くと耳に違和感を感じるという症状もあります。どこにいっても治らなかったそうです。
1度、治療すると夜がなんとか眠れるようになりました。
週2回治療しながら一ヶ月もすると、痛みを意識している時間が非常に短くなり、2ヶ月で治療を終わりました。身体のあちこちも痛まなくなりました。
小川原さんは、あるとき「テレビで痛みを過剰に感じるようになってしまうような脳の状態があると言ってましたが、私のような気がして」と質問されました。
「その可能性は高いと思います。過剰に痛みを感じてしまう脳の状態を変化させるよう鍼灸治療しています。」とお答えしました。
小川原さんは「原因不明の痛み」と医師から言われ続けていました。何か得体のしれない変化が身体におこっているのではないか、難病ではないかという不安がくすぶっていたようです。痛みも楽になっている時に聞いた「脳の痛みへの過剰反応」という考え方にほっとされたようでした。鍼灸は整形外科のように痛みを身体の局部だけの不調とは考えないのです、とくに難治性の痛みについては。身体も心もケアしていきます。難治性の痛みはリラックスするのが苦手な方に多いようです。
◆アンケートは
帯状疱疹のような痛みで夜も眠れないような気が2、3週間続いていたのですが最初の治療で夜もだいぶと眠れるようになり10回ほどの治療ですっかりよくなりました。同時に花粉症の治療もしていただき、こちらのほうは3回ほどで驚くほど楽になりました。治療を進めていただくに従って体自体がだんだん元気になっていっているのがうれしいです。また毎回とても丁寧に体調を聞いていただけて気持ちも安心できます。ありがとうございます。
以上
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