結(ゆい)針灸院、関西中医鍼灸研究会の藤井です。インフルエンザが流行っています。インフルエンザに 鍼灸は効きます。でも実際は高熱で、外出できないような状態になるので、当院に来られるのは、インフルエンザの激しい症状が、落ち着いた後、いつまでも咳が続くとか身体の疲労感、だるさがとれないという状態になってからの場合が多いようです。いつまでも咳が続くとか身体の疲労感、だるさがとれないという状態は肺気虚、つまり肺が弱っている状態。鍼灸で肺気虚を治すと元気になります。
☆中医学的インフルエンザの予防法
◆足三里 大椎というつぼにお灸
足三里 大椎にお灸をすれば感染予防効果があります。
中国の六枝特区人民医院では68年の香港風邪(新型インフルエンザの一種)の流行時、80例の患者さんに、大椎の鍼と灸等を用いて、80例に効果がありました。上海でも1万例を実験して、足三里の灸は、インフルエンザや風邪に予防効果があると報告されています。お灸は温和な熱の、あとのつかないものを使います。患者さん個人個人に適応するツボを組み合わせるとより効果的です。やり方は針灸治療を受けに来ていただいた時に、当院で指導します。
大椎(だいつい)は首を前に倒した時に襟首のところに飛び出る骨の下にあるツボです。
足三里は膝の外側 膝のおさらの下に手をあてて小指の付近。押して 痛いとかおもだるいとか感じるところあるツボです。足三里の位置は下記のページをご覧ください。
http://yuisuita.com/text/7-8.shtml
お灸はよもぎの葉を精製したものです。お灸の煙は除菌、抗ウイルス作用を持っているといわれています。中国で新型肺炎(SARS、サーズ)が流行したときも予防にお灸の煙が用いられました。お灸の煙に感染を防止する効果があります。家でお灸をすると身体の免疫力をあげる効果と煙で感染予防をする効果で一石二鳥です。最近は後のつかない、やわらかい熱感のお灸が市販されています。当院でも扱っています。
◆酢の蒸気をだす
お酢と水を半々程度にまぜ、わかして、酢の蒸気をだします。
やかんをストーブにかけても、いいし台所でガスの火にかけてもいいし、要するに 酢のにおいが部屋にたちこめる ようにします。加湿器に酢をいれるのもいいやり方です。 とくに家族の誰かがインフルエンザにかかった時は絶対におすすめ。うつるのを防ぎます。のども楽になります。
◆酢でうがいをする
水道水もいいけれど、酢のうがいもききます。口もさっぱりして気持ちいいですよ。
◆子どもが発熱した時、高熱をさげるやり方
冷水につけて硬くしぼったタオルで、背中の背骨の両わきを上から下へまさつする。乾布まさつの要領ですが、上から下へ一方通行に行います。きつめにやや力をいれて何回か行います。背中が赤くなるまでやります。
☆京都北部の山に住む知人で30代の若き猟師の千松信也さんが講演します。著書「ぼくは猟師になった」も面白い本です。
◆狩猟の魅力まるわかりフォーラム
1月27日日曜 高槻市高槻現代劇場 10:00〜12:00
詳しくは
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/event/1354492954693.html
◆シゴトとヒトの間にあるものを考える3日間 「シゴトヒト3daysU」
奈良県立図書情報館 2月9日(土)・・・テーマ「狩りをするヒト」
ゲスト: 松原 英俊(鷹匠、山岳ガイド)、福田 安武(蜂獲り師、野遊び案内人)、千松 信也(猟師)詳しくは
http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-907.html
2013年01月18日
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