2012年05月31日

スポーツ障害の治療は、筋肉だけをみても不十分、気を補うことが大切

40代の女性が来院されました。マラソンランナーで、100キロマラソンも走っていらっしゃいます。走り始めると左脚の後ろが痛み始めます。2ヶ月前から痛みはじめ、練習できないと嘆かれていました。2回治療したところ、3日間にわたり10キロずつ走っても痛むことはなくなり、3回約1週間で治療を終えました。アンケートには次のようなコメントをいただきました。

3回の治療で痛みが消えました。以前に別の鍼灸整骨院に通っても治らなかったので、3回で治って驚きです。今はもう痛みの事を考えずに走れるのでとてもうれしいです。胃腸の調子もよくなりたくさん食べられるようになりました。本当にありがとうございました。コメント以上

じつはこの女性は胃腸が弱く、一度にたくさんは食べることができないタイプ。中医学では脾気虚(ひききょ)と呼ばれます。油断するとすぐに体重が落ちて耐久力がなくなるので、何回にも分けて食事されています。鍼灸治療ではスポーツ障害の筋肉を治すだけでなく、気を補い胃腸を改善すること、脳を活性化し、走れないことで失われた自信を回復し、痛みの恐怖から気持ちを解放するようにしました。左脚を傷めてからは、体重が落ち体脂肪が増えていました。治療終了時は以前よりたくさん食べれるようになり、体重増えて体脂肪が減ったとのことでした。短期間に筋肉がついてきたことがうかがわれます。100キロマラソンの時は走っている途中にバナナやおにぎりの食事をとるのですが、レース後半になると食べられなくなることが悩みの種でした。「脾気虚(ひききょ)が改善すれば食べられるようになります。」とアドバイスしました。
スポーツ障害は激しい練習のためか、腎虚(じんきょ)や気虚(ききょ)が多くみられます。蓄積疲労と練習できないショックからか軽い抑うつ状態に陥っている方もいらっしゃいます。筋肉や関節だけでなく身体全体を治していくことが大切です。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

◆HPの「季節と養生のこと」のコーナーに「6月の養生法」について3件追加しました。どうぞご覧下さい。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_season/

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自筆のアンケート回答の写真
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posted by ゆい at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 女性科
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