2012年04月20日

長引く咳の治し方、春の咳喘息

結(ゆい)針灸院の藤井です。風邪の後の咳が長引いている患者さんの来院が目立
つようになりました。春によくみられる症状で、咳喘息と思われます。はげしい
咳のために夜も眠れないという状態は苦しいもの。たいていは1〜2回の鍼灸治療
ではげしい咳はおさまり、夜が眠れるようになります。身体を横にすると咳が出
るため、結(ゆい)ではベットの上に座椅子を置いて治療しています。夜も身体を
横にしないで眠れるように寝具を工夫してもらっています。夜にはげしい咳が出
る方は上半身をおこして寝てください。布団をまるめて背中にあてる等の工夫を
してください。
咳喘息は気道が狭くなっているのですが、鍼をすると気道を広げる効果があるよ
うです。その場で咳がとまり、呼吸がしやすくなります。1〜2回ではげしい咳が
おさまりますが、きちんと咳がなくなるまではもう少しの治療が必要で、これに
は個人差があります。
気道が敏感になっていますから、ほこりや黄砂等には気をつけてください。刺激
の強い浴室やトイレ用の洗剤も使わないでください。
のどのイガイガ感には生姜が効きます。スライスした生姜を電子レンジで人肌に
暖め、のどにあててラップをまき、タオル等でとめてください。そのまま15分
以上つけておきます。ただし咳喘息の時は肌も敏感になっていることが多いので、
後でかゆくなった時は中止してください。
長引く咳は身体を消耗させ、さまざまな不調をもたらします。また咳喘息から本
格的な喘息になってしまうこともあります。早めの治療をおすすめします。

◆連休中の診療について
5月2日水曜は午後も診療します。休みはカレンダー通りです。

ホームページは http://yuisuita.com
耳鼻のどの専門サイトは http://hari.yuisuita.com
携帯用ホームページは http://yuisuita.msc.ms2.jp/

写真は大阪造幣局の桜の通り抜け。さまざまな種類の桜が見られます。
 今、開催中。
IMG_5098.jpg
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