2012年04月16日

認知症の治療、治りやすい症状と治りにくい症状

結(ゆい)針灸院の藤井です。認知症の症状には中核症状と周辺症状があるといわ
れています。中核症状とは脳の病変からくるもので記憶障害や自分のいる場所や
時間がわからなくなったり、うまく考えられなくなったり、計画的にものごとを
実行できなくなったりする症状のことです。
一方、幻覚を見たり、妄想を抱いたり、暴力をふるったり、徘徊したりといった
行為は周辺症状です。近頃はBPSDと呼ばれることもあるようです。私が治した経
験では鍼灸は周辺症状によく効きます。1回で効果を実感できるでしょうし、数
回の治療でだいたい収まってきます。暴力をふるったりしなくなるので介護がや
りやすくなります。春は気が上昇しやすい季節のため、周辺症状がひどくなるこ
とがあります。信頼できる鍼灸院へ連れて行ってあげてください。
周辺症状は認知症患者さんへの無理解、回りの不適切な扱いからひどくなる面も
あります。患者さんの性格、それまでの生活、生きてきた時代、歴史を知り、患
者さんをまるごと理解し受け入れることが大切です。
まあこうやって書くだけなら簡単なのですが、実際はなかなか大変。ましてや自
分の親や義理の父母となるとさまざまな感情がからみ一筋縄ではいきません。介
護している家族の方も時々は鍼灸治療をうけて疲れを癒してください。

ホームページは http://yuisuita.com
耳鼻のどの専門サイトは http://hari.yuisuita.com
携帯用ホームページは http://yuisuita.msc.ms2.jp/

写真は15日日曜の万博公園のチューリップと桜。チューリップはこれからが見ご
ろです。
IMG_6514.jpg
posted by ゆい at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害
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