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今日は旧正月の元旦です。寒いけれど季節は春。木の芽が芽吹く準備を始めるように、冬の間こもっていた気が動き始める時期です。スムーズにうごけばいいけれど、寒さのために滞りがち。自律神経に問題が生じることもあります。
☆慣れるか、避けるか、いろんなストレス
先日、治療したパニック障害の女性、ずいぶん調子もよくなり不安感を感じることもなく過ごされていました。肩こりが時々出ては来院されます。
患者「昨日、心療内科に行こうと外出したら寒くてびっくりしました。そうしたら胸のあたりが息苦しくなってきました。お医者さまに相談したら寒さへのアレルギーだろうと言われました。そんなのあるんですか。どうしたらいいですか。」
私「寒さも確かにストレスです。身体を緊張させます。ただあなたは移動に車を使っているから、寒いといっても外にいるのは少しの間だったでしょう。身体が温まるくらい早足でしばらく歩けば、寒さに慣れて息苦しさが自然となくなってくるかもしれません。それに心療内科に行こうという時は、そうでなくても緊張しているでしょう。好きな映画を観にいく時だったら息苦しさはでなかったかもしれません。寒冷刺激を恐れて行動を制限するよりは寒さに慣れてみるというのも一つの方法です。今日の治療後、時間があれば歩いてみてください。他の日でもいいですが体調がよくて気分のいい晴れている天候の時にしてください。」
調子の悪い時はいろんなストレスを避けてください。ただし体調がいいときはむやみに恐れることはありません。針灸治療は気分を改善し、あなたがいろんなストレスを克服していくお手伝いをします。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
◆専門家、鍼灸学校学生の方へ
1月22日の関西中医鍼灸研究会は賀偉先生の講義と実技でした。火針を初めてみた方も多かったのでは。賀偉先生の話がわかりにくかった、あるいはもう少し深く理解したいという方は東洋医学 鍼灸ジャーナルの10号と11号の座談会「臨床に生かす中医鍼灸の学び方」を読まれることをお勧めします。賀偉、浅川要、北川毅、谷田の各先生方が発言されています。2009年の発行です。
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耳鼻のどの専門サイトは http://hari.yuisuita.com/
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賀偉先生が監修された本
