昨日からの続きです。「脳」と「腰痛」は密接に関連しています。
☆ストレスがあると腰痛はひどくなる、そ肝(そかん)で治す
ストレスがあると腰痛はひどくなるのですが、「でもどうすればいいんだ」と困惑する患者さんも少なくないでしょう。中医学的鍼灸はストレスをなくす治療をそ肝(そかん)、気分の落ち込みを治す治療を昇陽(しょうよう)とするなど精神状態、脳の状態を治療するやり方が豊富です。
今回のためしてガッテンでは犬を飼い、犬に愛情を注ぐ中で腰痛が改善された例を紹介しています。私も著書「灸法実践マニュアル」144ページの中で似たような例を紹介しています。以下紹介
たとえばこんなことがありました。障害のある妹を介護するお姉さんは妹を抱くと、妹の嬉しがる様子に自分も幸せになるといいます。「今までは腰痛を気にして抱けなかったけれど、痛みが治まってきたから抱いてもいいのでしょうか?」私は次のように励ましました。
「大丈夫、痛みが出たら鍼灸で治します。悪化はさせません。今ぐらいの水準には簡単にもどします。やりたいことをやってみてください」喜びの感情が陽の気を活性化し、通陽通絡で気滞をとることにつながります。少々負荷をかけても大丈夫です。以上
西洋医学から腰痛治療での脳の役割を重視する動きが出てきたのは歓迎すべきこと。患者さんの気持ちを大切にする治療につながるからです。私の腰痛治療はその中医学版ともいえます。著書142ページに「全ての慢性腰痛は心身症である」と見出しで書いています。編集者からは「先生、こんなこと書いていいんですか。」と言われましたが押し切りました。あれから2年、ついにNHKも肯定的に取り上げたようです。
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2011年11月29日
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