2011年11月28日

「腰痛の85%が原因不明」という事実、「脳」と「腰痛」の意外な関係。

NHKの番組、ためしてガッテンの再放送を見ました。「驚異の回復!腰の痛み」というもの。腰痛の患者さんから「福島医大の先生が出てた」と教えてもらったからです。やはり福島県立医大の紺野教授が出演されていました。私の著書「灸法実践マニュアル」でも紹介している先生です。ためしてガッテン の内容はこちらから
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20111116.html#5

☆「腰痛の85%が原因不明」という事実、「脳」と「腰痛」の意外な関係。

番組では以下のように紹介しています

◆「腰痛の85%が原因不明」という事実、さらに、主犯と考えられていた椎間板ヘルニアさえ、犯人じゃない!?手術しても意味ない!?
◆取材を続けると、そんなナゾ多き痛みに、今50年に1度という大発見がありました。それはなんと「脳」と「腰痛」の意外な関係。
◆福島県立医科大学が、原因不明の腰痛患者の脳血流量を調べたところ、なんと7割の腰痛患者が、健康な人に比べて血流量、つまり脳の働きが低下していたのです。
ストレスが痛みを増強させる理由は、ストレスが痛みの原因を作るのではなく、小さい痛みを強めて激痛を生み出すことが分かってきました。
◆紺野教授は、治療の決め手は「痛みの悪循環」を絶つことにあると考えています。
腰が痛い → 活動低下 → 家族・医師の不理解 → もっと痛い
こうした腰痛患者が陥りやすい一つ一つの要素がそれぞれ患者に大きなストレスとなり、脳の鎮痛システムが働かなくなるので、痛みが増加しているというのです。
◆鎮痛を司る脳の部分は、快楽と強く関連する場所なので、自分の好きな食べ物や音楽、においなどを積極的に取り入れることで、働きがよくなり、鎮痛作用が高まるとされています。腰が痛いから、家に閉じこもって痛みに耐えるのではなく、できるかぎり自分の好きなことをしたり、考えたりすることが、腰痛の治療になるという新常識です。

以上のような内容なのですが、「腰が痛いから、家に閉じこもって痛みに耐えるのではなく」といわれたところで痛いものは痛いというのが実際です。私は鍼灸でできるだけ早く痛みをとり、動いてもらうようにしています。「動いたら痛くなるんじゃないかと心配しなくてもいいですよ。痛くなったら鍼灸で治します」といって患者さんを励ましています。
「脳」と「腰痛」の意外な関係は明日に続きます。

◆Twitterユーザー名、hariyuiでツイートしています。メールアドレスmogusa@cb3.so-net.ne.jp からでも私を探せます。よかったらフォローしてください。

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posted by ゆい at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 腰痛
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