2011年11月08日

長引く咳の患者さんを抱えた家族の役割。ねぎらいの言葉が咳を楽にする?

風邪や気管支炎、咳喘息等で咳が長引いている患者さんがよく来院されています。1人治したら、また1人新しい患者さんがいらっしゃるという具合です。

☆長引く咳の患者さんを抱えた家族の役割。ねぎらいの言葉が咳を楽にする?

患者さんは好きで夜、咳をしているわけではありません。夜になるとひどくなる咳もつらいけれど「なんとかしてくれ」「早く咳を止めてくれ」「うるさくて眠れない」等の言葉が家族から投げかけられるのもつらいもの。咳は緊張でひどくなる側面があります。中医学では肝気上逆(かんきじょうぎゃく)といいます。咳をとめようとあせればあせるほど、咳はひどくなります。やさしい言葉をかけてあげてください。咳に疲れた患者さんをねぎらってあげてください。患者さんを追い詰めないでください。
咳の音で眠れないのは、家族もつらいもの。できれば早めに寝室を別にしてください。そのほうが患者さんも気兼ねせずにすみます。ほこりは咳をひどくします。寝具の移動も早めに済ませ、ほこりがおさまってから休むようにしてください。患者さんの前でタバコを吸うなどとんでもありません。
横に寝てしまうと咳はひどくなりますから、座椅子を使ったり、背中に布団で背もたれをつくったりして半ば座位で眠るよう環境を整えてください。
針灸は咳を止め、肺や気管支を治していきます。我慢せず早めに治療においでください。

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