2011年06月24日

電力不足は昼間ピーク時のみの3時間の節電でのりきれます

暑くなってきました。年老いたご両親と暮らしているある患者さんと会話していて驚きました。
患者さん「節電のご時勢に悪いけれど、夜はエアコンつけさせてもらいました。」
私「お年寄りは暑さを感じにくくなっている方が多いのです。熱中症予防のためにも家族が一定温度でエアコンをつけて部屋の温度管理をしてください。悪いことなんかありませんよ。昼間もエアコンをつけてください。それに夜は電気は余っているのですよ。」ほかの患者さんからも「エアコンをつけるのは気がひける。」といった主旨の発言をよく耳にするようになりました。

☆電力不足は昼間ピーク時のみの3時間の節電でのりきれます

電力不足、停電対策と生活を見直す省エネは似ているようで、まったく違います。分けて考えてください。体温調節能力の弱い方々、湿気に弱い方々は健康管理のためにきちんとエアコンを使ってください。電力不足、停電対策は8月(12日〜16日を除く)の午後1時〜4時に気をつければ充分です。関西電力は「今夏(7月1日〜9月22日)の平日9時〜20時において、電力需給が厳しくなるおそれがあります。」と15%節電を家庭にも呼びかけていますが、もう少しきめ細かく、本当に必要な日時にしぼって協力を呼びかけていただきたいものです。
関西電力は昨年並みの猛暑を想定し、その最大需要見込みに対する供給力の不足分を6.4%と見込んでいます。最大需要見込み時にさらに瞬間的に需要が増える分や火力発電所がトラブルをおこして停止したことを想定して5%。十分な協力が得られなかった分をさらに4%程度として15%節電としましたが、関西の知事さんたちは根拠が不十分と納得していません。
最大需要見込みは一番電気を使った昨年8月19日よりももっと電気を使うことを想定したもので、過剰に見積もり過ぎと批判を浴びています。最大需要見込み時にさらに瞬間的に需要が増える分5%というのも、昨年8月19日の午後2時〜3時の電気使用量を根拠にしたもの。8月のうちのお盆を除く一番暑い数日、それも昼間の1時間程度の話です。緊急に節電をよびかければ済む話ではないでしょうか。7月1日〜9月22日は長すぎます。平日9時〜20時も長すぎます。協力が得られなかった分を上積み4%というのは、協力あれば上積み4%は必要ないという話です。
世間の雰囲気に過剰反応して、エアコンを自粛しすぎる必要はありません。

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posted by ゆい at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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