2011年03月27日

東北関東大震災から約2週間、吹田にも影響が

「地震、津波、原発がなければ症状が悪化することもなかったのにね。まあ治療すればよくなりますから、心配しないで。」このところよく患者さんにかけている言葉です。東北関東大震災から約2週間、大阪府吹田市の結(ゆい)にいらっしゃる患者さんの中にも地震、津波、原発事故の影響が現れています。

☆過労

首都圏の本社や営業所が計画停電の影響で仕事が停滞する分、大阪に仕事が回ってきています。日頃から忙しいのに、それ以上に仕事量が増えている方が多く、治療して疲労を回復していただいています。首都圏のサーバーが計画停電のために稼動しない時間、仕事ができなくなる患者さんもいらっしゃいました。その分仕事がたまり、残業が増えるという構図です。

☆避難

妊婦さんが関西の実家に戻っていらっしゃいました。東京に残る夫のために物資の買出し等で大忙し。ひと段落ついたら、全身がだるくなり、つわりの吐き気に加え、頭痛も出てきました。治療して回復したところです。東京に娘さんや息子さんがいらっしゃる患者さんも多く、買出しや心労で疲弊した患者さんをたくさん治療しました。

☆地震酔い

地震酔いという言葉を新聞で見つけました。阪神大震災の後にも身体が揺れているようなめまいを感じる方が多く見られましたが、今回も同じような現象がおこっています。大阪でも海の近くの埋立地はよく揺れたようです。ある患者さんは湾岸のビルの高層で地震にあい、パニック障害が一挙に悪化。たまに飲むだけだった安定剤も毎日飲むようになりました。めまいもひどくなり来院。治療して少しよくなったところです。いままで通院されていたパニック障害や全般性不安障害の患者さんも一時的に悪化する方が多かったのですが、今は治療して落ち着かれました。3月15日のブログで「インターネットやテレビよりもラジオや新聞の方が冷静さを保てます。」とお伝えしたのを実践して助かったという声も聞きました。お役に立ててうれしい限りです。

人の営みは続きます。先週は陣痛微弱で帝王切開になりそうになった妊婦さんの陣痛促進の針灸治療が成功。3500gを超える赤ちゃんを普通分娩できたとメールをいただきました。逆子を治した患者さんでした。こういうメールは本当にうれしいものです。日曜日、しっかり休みましょう。明日からしっかり働き、しっかり暮らしましょう。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

ホームページは http://yuisuita.com
耳鼻のどの専門サイトはhttp://hari.yuisuita.com/
携帯用ホームページは http://yuisuita.msc.ms2.jp/

posted by ゆい at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害
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