結(ゆい)針灸院の藤井です。少しだけ暖かくなりました。一部の患者さんで鼻のむずむず感を訴える方もいらっしゃいます。花粉症の治療もそろそろ始める時期のようです。みなさまもお体にお気をつけください。今回はがんばり屋さんのお話です。今日は節分、明日は立春です。突発性難聴は春に発症することが多いと感じています。
突発性難聴とは「生来健康で耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、あるとき突然に片方の耳が聞こえなくなる病気」と定義されています。
急に片方の耳の耳鳴りが始まった、耳も聞こえづらくなったといった具合に始まります。西洋医学的には原因は不明で、ウィルスが感染したものか、あるいは耳の中の血管がつまったり、出血しているのではないかといわれています。
30代の女性、篠田さん(仮名)は職場を休むことになりました。耳ではなく頭痛と吐き気から突然始まり、仕事に行けなくなったからです。
後でいただいたアンケートによると「当初は頭痛と吐き気の症状が強かったため、内科で緊張型頭痛と診断されました。痛み止めのロキソニンも効かず、そうこうしているうちに聴こえの悪さ、耳鳴り音割れが始まりました。どこまで悪くなっていくのか不安になる中、先生に「治りますよ」といわれた時は本当に救われた気がしました。」という状態でした。
低音も聞こえにくくなっています。
治療途中で職場復帰しながら1ヶ月ほど治療したところ耳はすっかりよくなりました。職場復帰当初は腰がだるくて、1日の立ち仕事がつらかったのですがそれもなくなりました。
突発性難聴は原因不明といわれていますが、中国伝統医学は主な原因を、耳の周囲の気の滞りと考えています。気の滞りのおこる理由は各人それぞれですから、耳の周囲の気の滞りをとるつぼに加え、患者さん個々に合わせてつぼを選びます。
篠田さんの場合は無理に無理を重ねた結果でした。職場での責任が重くなり子育ても忙しい。がんばり屋さんが気力で乗り切ろうとしたけれど身体が悲鳴を上げたのです。顔はほてりやすく足は冷たい。身体の上と下の気がうまく巡っていません。上逆(じょうぎゃく)といいます。上逆から吐き気もおこります。こういう人は疲労を感じにくいタイプ、無理ができるけれど突然倒れたりもしやすいのです。篠田さんには「あなたは人よりも疲労を感じるセンサーが弱いのだから、80パーセントぐらいのがんばりで実は100パーセントやっているのですよ」と助言させていただきました。
篠田さんのアンケート回答の原文は下記で読めます。
http://hari.yuisuita.com/article/14552046.html
ホームページは http://yuisuita.com
携帯用ホームページは http://yuisuita.msc.ms2.jp/
2011年02月03日
この記事へのコメント
当方,耳鳴りの情報商材を紹介しております。参考になりました。また立ち寄らせてもらいます。
Posted by jyugon at 2011年02月05日 15:29
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/43158307
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/43158307
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック