2010年10月28日

10年近く続いたうつ病、パニック障害の治り方

今回は約10年間にわたるパニック障害がよくなった話です。うつ病やパニック障害、治らないと希望を失いかけている方はいらっしゃいませんか。どうかあきらめないでください。
畠山(仮名)さんは30代後半の女性。約10年間パニック障害に苦しまれました。1年前の引越しを契機に、うつ病も併発。動悸がして息がつまる、家事も仕事もできなくなり横になってばかりという状態でした。「人の声が幕がはったように聞こえる」という突発性難聴に似た症状もありました。結(ゆい)には家族に付き添われて来院されました。
手には真新しいリストカットの痕があります。
※リストカットについては「リストカットしたくなったら指先をもんで!」を参照してください。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_body/entry_892/

週2回のペースで針灸治療を開始しました。家族の方が嫌がる畠山さんを説得し、引っ張ってこられたと後で聞きました。
2回の治療で発作が出なくなり「ラムネのように何錠もかじっていた」という頓服薬(抗不安薬)をやめることができました。数回の治療の後は自分で車を運転して治療にみえられるようになりました。1ヶ月で料理ができるまでに回復。1ヶ月半後には抗うつ薬(SSRI)を今までの4分の1にまで減薬することができました。
2ヶ月半後には週2回の通院を1回に減らし、仕事も再開されました。
アンケートをお願いしたところ「何年も病人生活が身についている私は、良くなった生活がわからず、普通はどれ?どれ?ととまどう毎日でしたが今はがんばって体も生活に慣れて生活を送っています」とのお手紙をいただきました。
当初すっぴんだったお顔がきれいにお化粧されるようになったのが印象的でした。「手が震えてメイクできなかった」「何をする気もおきなかった」とのことです。
症状が良くなるのも早かったのですが、減薬もかなり早いペースで行われました。担当医の先生が畠山さんの意志を尊重されてのことでしょう。

以下のHPで畠山さんの自筆の手紙を読むことができます。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_depression/entry_956/

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

posted by ゆい at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害
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