☆安産のためのお灸
母体が安定する5ヶ月、妊娠16週以降から始めます。妊婦さんが自分で三陰交というつぼに台座灸(千年灸のようなもの)を1壮すえます。毎日施灸します。8ヶ月、妊娠28週からは1壮を2壮3壮にふやしていってもいいでしょう。
三陰交の場所は以下をご覧ください。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/tubo/tsubo_06.html
安産灸は分娩時間が短くなり、お産が軽くなります。母と娘は体質が似ていることが多いのでお母さんが陣痛微弱だった方には特にお勧めです。
足がだるい、むくむといった症状に効きますし、静脈瘤の予防にも効果があります。逆子を予防する効果もあると考えています。
安産のお灸をすると健康な赤ん坊になるともいわれています。私もそう思いますが、これについては上記の治療効果ほどにははっきりしていません。
安産灸はつわりにも効くともいわれていますが、つわりがおこるのは妊娠3ヶ月8週頃の安定期に入る前のことが多いので、私はこの時期の妊婦さんが自分でお灸をすることはすすめていません。専門家の鍼灸師が妊婦さんの状態をきちんとみながら丁寧に針灸治療していったほうがいいと考えています。
☆切迫流産の時は中止
切迫流産を産婦人科で診断された時は、安産灸を中止します。
切迫流産では産婦人科から安静を指導されますから、たいていの妊婦さんは針灸院に来ること、針灸治療自身を中止されます。お家がお近くで、もし治療を続けることができる場合は流産を予防する治療を受けてください。流産を予防する治療に自信があるかということを、鍼灸師に問い合わせることもお忘れなく。最近は私が教育を受けた頃に比べ、鍼灸学校が爆発的に増え、質の低下が懸念されて
いるからです。
2010年02月28日
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