「まだタオルケットですか?」先週、ちょっと調子を崩した何人かの患者さんに質問した言葉です。肌寒いのを我慢していると、肩もこります。うつ病で週の後半にかけて気分が落ち込んできたという患者さんもタオルケットのままでした。身体が冷えすぎると脳も活性化しなくなります。「針灸治療して、布団もかえれば気分も上向きます。今晩からよろしく」とお願いしておきました。
今回は逆子のお話。逆子にはお灸が一番!お灸で逆子が治ることをご存知でしたか。
☆逆子の灸
200X年に逆子を治療した患者さんから、下記のようなメールを頂戴しました。
3月末と4月初めに2回ほど逆子治療していただいた吉永(仮名)と申します。昨日午後に予約をしておりましたが、急な仕事が入ってしまい、予約の時間に帰れなくなってしまったため、次回いつ治療に行けるかと悶々としておりました。ところが、今日の30週の妊婦検診の超音波検査で産婦人科医の先生から「逆子が治っていますね」と言われました。
確かに2回目の治療の後は、下半身の冷えが改善しているのが自分でもわかり、治療から1週間たった今日でも以前ほど足の冷たさがなくなりました。いつ赤ちゃんがぐるっと回ったのかはわかりませんが、下半身の冷えが改善してよく動くようになったせいではないかと思っております。
本当にどうもありがとうございました。今回初めて鍼灸院の門をくぐりましたが、鍼灸っていいですね。もう少し時間に余裕のある生活ができるなら、時々通ったら心身ともに快調になれそうだなと思いました。また、何かの機会にお世話になることがあるかもしれません。その時には、またよろしくお願いします。以上
吉永さんは30代の初産の女性です。妊娠中にもかかわらず手足の冷えを訴えられていました。妊娠中は体温も上がるので、足の冷えは改善することが多いのですがこの方の冷えは続いていたようです。逆子の患者さんは、吉永さんのように足の冷える人が多いようです。冷える方に頭を置くことを胎児が嫌うのかも知れません。
逆子は出産までの時間との闘いの面もあるので、私は4〜5回は続けて治療してもらうようお願いしています。週に2〜3回の治療をお願いしています。なんらかの理由から逆子が治らないことや、いったん直っても逆子にもどってしまうこともあるので、5回程度を上限としています。直る時は3回程度で直ることが多いというのが臨床的実感です。
9ヶ月の終わり妊娠35週に入ると逆子が返る率が極端に減るといわれていますので、逆子を指摘されたらできるだけ早く来院されることをお勧めしています。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲
で少し変えている場合があります。ご了承ください。
2009年09月14日
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