2009年09月07日

頑固な帯状疱疹後神経痛も治りました

今回は帯状疱疹後神経痛のお話です。
帯状疱疹は痛いものですが、たいていは、皮膚の発疹が治る頃には痛みもなくなります。しかし痛みだけが後遺症として残ることがあり、これが帯状疱疹後神経痛と呼ばれています。帯状疱疹後神経痛がどんなものかは下記をご覧ください。
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_fibromyalgia_shingles/
高齢者では、帯状疱疹の治癒後に痛みが残る事が多く、帯状疱疹後、長期にわたって痛みを訴える患者の70%は60歳以上です。

☆頑固な帯状疱疹後神経痛も治りました

針灸は帯状疱疹後神経痛によく効きます。先日治療した60代前半の男性の痛みもきれいにとれました。最初に以下のようなメールを娘さんからいただきました(一部省略)

父は2年前帯状疱疹ヘルペスにかかり、背中一面に相当ひどいやけどのような症状が
出て治療が遅くなったため帯状疱疹後神経痛に悩まされています。痛みが残って2年近くになりますが、全く痛みが取れない状態で、毎日痛みをこらえている父を見ると本当になんとかしてあげたいという気持ちが消えません。
これまで、ただ我慢しているだけでなく、あらゆるブロック注射・麻酔などの西洋的なものを試してきましたが1時間ほど効果があるだけで結局すぐに元に戻ってしまいます。
鍼も父も考えたようなのですが、違う疾患で近くの鍼に長く通っていて、効果が得られなかったと言っていろんなことが疑心暗鬼になっているようです。
ペインクリニックの先生に「もう神経がボロボロだから麻酔や、神経ブロックでは治らない」と言われてしまいました。
もう八方塞がりな状態なのですが、まだあきらめたくありません。どうかお返事いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。メールは以上 

6月初めから7月中旬まで9回の針灸治療をすると痛みはきれいにとれました。少し歩くと左脚がしびれて歩けなくなるという脊中管狭窄症のような症状もいっしょに治りました。車に乗ったときシートベルトがあたると痛いという状態だったのが3回目の治療ぐらいからとれていきました。まだ現役でしっかり働いていらっしゃる患者さんです。初診の時、「あなたの身体はしっかりしている、これなら治りますよ」と素直に私の感じたままを言うと、半信半疑ながらもちょっと嬉しそうにしていらっしゃいました。針灸といってもいろいろあります。お近くの針灸院で普通に針をして治らなかったとしてもあきらめることはありません。今回は火針という特殊なやり方も使いました。自宅でも毎日、台座灸というセンネン灸のようなお灸をしてもらいました。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

posted by ゆい at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 帯状疱疹
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