結(ゆい)は、お盆休みも終わり、明日18日火曜から診療を開始します。
☆月経前症候群(PMS)
月経前症候群(PMS)とは、排卵後から月経が始まるまでの間(基礎体温が高い時期)に、肩こりがひどくなったり、胸がはったり、むくみが出たりする症状です。イライラしたりすることも多く患者さんはたいてい「肩こりがひどくなってきた」「生理前だからかしら」という形で訴えます。さまざまな不定愁訴の訴えがあります。生理がはじまってしまえばこれらの症状はなくなるか、軽くなります。
月経前症候群(PMS)の患者さんは、生理周期にあわせて治療していきます。排卵後から月経が始まるまでの間は、中医学的にいうと、気滞、気がうまくめぐらなくなるので、排卵前よりも気滞をとること、針をして気をめぐらせることに重点をおいていきます。
生理が始まってしまえば楽になる患者さんは、気血がそれなりに充実しています。身体のバランスは少し崩れているけれど、身体の基礎はしっかりしています。比較的、短期間の針灸で楽になります。こういう患者さんはスポーツクラブなどで運動すれば、症状が軽くなることもあります。
生理中、生理で出血している時にめまいが出たり、しんどくなる患者さんは気血両虚です。身体が弱っているので、前述の方よりは少しだけ根気強い治療が必要になりますが、だんだんとよくなっていきますからあきらめないでください。生理中はゆっくり身体を休め、無理をしないようにしてください。こういう患者さんには、運動はあまりお勧めできません。無理な運動で症状が悪化することもあります。もう少し体調がよくなってから運動は考えてください。
生理が終わって排卵までの時期は、中医学的には身体を補う時期ですから、身体を基礎から健やかにするような治療をしていきます。
2009年08月17日
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