7月に出版した著書 「開業鍼灸師のためのガイドBOOK 灸法実践マニュアル」は結(ゆい)の患者さんたちも購入されています。コラムや、現代日本の生活や環境をどう考えどう気をつければいいのかといった部分は一般の方でも十分に読める内容です。自分がどういう考え方に基づいて治療されているのかを知りたい方も買っていかれるようです。みなさんもどうぞ書店で手にとってご覧下さい。大阪、堂島のジュンク堂書店では平積みされていました。
「腰痛は<怒り>である」等の著作を多数、出版されている 長谷川 淳史氏がご自身のブログ「腰痛治療最前線」の中、7月22日付けで「灸法実践マニュアル」を紹介してくださいました。「お勧めの本」にも登録されています。長谷川 淳史氏のブログは下記です。
http://tms-japan.seesaa.net/article/123990462.html
今回も生理にまつわるお話です。
☆不正出血、崩漏
不正出血とは、生理後もだらだらと出血が続いたり、生理中でもないのに出血することです。中医学では崩漏(ほうろう)と呼びます。針灸で治療できる症状です。
中医学では、消化器系全般の働き、食べ物を身体に吸収して栄養分にする働きがうまくいかなくなった時に不正出血がおこりやすいと考えています。
疲れて、おなかの働きがよくない、おなかがはって仕方がないといった時に不正出血がおこるのです。血管も弱く、どこかで打った憶えもないのに皮膚に青い皮下出血の痕が出たりするような状態とも関連づけて考えています。夏は冷たいものを食べたり飲んだりすることが多く、消化器系に負担がかかりやすいのでご注意ください。
不正出血になったときに一番 大切なのはゆっくり休むこと。二番目は身体を冷やさないようにすることです。お風呂にゆっくり入ることや、消化吸収のいいものをゆっくり少しずつたべることも大切です。元気にならなくっちゃ!と一度に無理してたくさん食べると逆効果です。お気をつけ下さい。
上述のことをやっても不正出血が止まらない人、あるいは仕事や家事でゆっくり休めない人は針灸院においでください。
2009年07月26日
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