2009年07月20日

パニック障害といっしょに生理痛が治りました

☆生理痛、痛経

生理開始1日から3日の間におこることが多く、中医学では痛経と呼び、寒湿と肝気欝滞に分類されています。暖めるとたいてい痛みは楽になります。生理開始1週間から10日の間に2回ほど治療します。ただ、たいていは肩がこるとか、頭痛がするとか他の症状がある場合が多いので生理前に限らず、1週間に1〜2回、治療していくパターンがほとんどです。

◆パニック障害といっしょに生理痛が治りました。

米倉(仮名)さんは20代前半の女性です。2007年の夏ごろから体調を崩されました。
職場のストレスから不眠になり、時々どうしようもない不安感におそわれます。夜に何回も苦しくなります。電車に乗ったり、狭いところに行くと、心臓がドキドキしていてもたってもいられなくなります。2007年10月に当院に来院されました。
朝はなかなか起きづらく、昼間は頭がぼんやりしていつも眠いといった状態です。
治療していくと少しあった、アトピー性皮膚炎が消えました。時々出てくるどうしようもない不安感は11月にはなくなり、ぐっすり眠れるようになりました。朝もすっきり起きることができるようになりました。
電車に乗る距離もだんだんと増やし、各駅停車ばかりではなく、快速にも乗るようにして自信をつけていきました。2008年4月からは毎日、地下鉄で満員電車に乗って職場に通勤されています。電車に乗って、しんどくなることはなくなりました。

じつは体調を崩す前から生理に関しては不調がありました。生理前は身体が重くだるくなります。生理痛がひどく、始まって3日間はひどく痛み、鎮痛剤を飲みます。生理は1週間以上続きました。出血もだらだらと続いていたようです。中医学で脾不統血と呼ぶ状態です。治療する中で生理痛は1日だけそれも鎮痛剤に頼らなくても大丈夫な状態になり、5日程度で終了するようになりました。生理前の身体の重さも、まったくなくなったわけではないのですが改善されています。針灸治療では身体と心を治していく中で、生理痛等生理に関連する不調が治っていきます。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの名前を仮名としているほか、年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少しだけ変えている場合があります。
ご了承ください。
posted by ゆい at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 女性科
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