2023年08月31日

「灸法実践マニュアル」を出版から14年 日本でよく効く中医鍼灸

私は「新型コロナウイルス抗S抗体CLIA法」で、コロナに対する免疫力を調べています。新型コロナにかかっても、ワクチンをうっても、Sタンパク質ができて、免疫反応が活性化します。この量を測ってワクチンをうつ必要があるのかどうか考える指標にするためです。十分な中和抗体ができているとされる基準値は、抗 S 抗体価 > 4,160 AU/mL 以上 とされています。8月2日は27,377AU/mL でした。新型コロナにかかりにくくなっていることは間違いありません。
今回は9月16日土曜の関西中医鍼灸研究会のお知らせです。9月は私が講師をやります。

◆日時 9月16日土曜 19時から21時 
Zoom開催 アーカイブ配信で11月17日まで視聴できます。
◆講師 藤井正道 
関西中医鍼灸研究会世話人 結(ゆい)鍼灸院院長 日本中医薬学会理事

2009年に「灸法実践マニュアル」を出版してから14年がたちました。もう絶版で手に入りません。
「灸法実践マニュアル」の気候 風土の部分は2008年から季刊「中医臨床」に「日本で活かす中医針灸のススメ」を1年間連載したものをまとめたものです。
当時 中医学の分野では「大陸直輸入の中国針灸」こそが優れているという意見が主流でしたが、私はそれに異議を唱えました。当時の中医学的鍼灸は大陸直輸入型、鍼中心でしたが、そこに疑問をもち、独自の治療法の模索を始めました。
現代日本の文化・風土に適合した中医学的鍼灸を目指しました。現代の生活と労働では痰湿、湿邪が大きな問題です。湿邪を取り、陽気を奮い立たせるために灸法を多用することを提唱しています。
松田 博公 (著)の「日本鍼灸へのまなざし」2010年刊行の中で、私は「バングラディッシュなど、気候の異なる外国での臨床経験を経て、藤井氏は鍼灸は風土の医学であるという認識を深めたそうです。」と紹介されています。
私の主張を裏付けるかのように、経済成長した中国では今、灸法が大ブームになっています。日本の経絡治療もフランスの鍼灸の専門家が中国で広めています。

新しい知見をもりこんだ日本でよく効く鍼灸のやり方、「灸法実践マニュアル」の真髄をコンパクトに紹介します。各派の鍼灸についても簡単に論評するつもりです。

◆経済成長した中国で経絡を通すやり方が重視されている。お灸も復権。
◆高度経済成長を経た日本人と、成長中の中国人の身体の似てきた話。
◆日本の各派の鍼灸を中医学の眼でみると
以下のURLから申し込みをお願いします。ヤフーのパスマーケットを使っています。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02nd710acm731.html
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posted by ゆい at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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