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☆よく寝て食べていれば大丈夫
日経ビジネスオンラインで中医学、東洋医学に通じる考えで 治療されている精神科医のインタビューを読みました。2010年の記事が再掲されていました。計見一雄先生へのインタビューです。よく寝て食べていれば大丈夫、素晴らしい精神科医を紹介します。
◆計見 私は神戸の被災地でそれなりの仕事をしたという自負のある人間だけど、あれは「こころの」ケアではなかったと思っています。こころのケアをしようにも、避難所で「精神の」と言った途端に「ア、宗教でっか、いりませんわ」と言われてしまったり、避難所の責任者の校長先生に「うちには、そんな精神の弱いものはおりませんわ」と追い返された経験もスタッフから聞いた。中略
「決して精神、精神というなよ。まずは風邪を診てやれ、他科の医者の手伝いをして、点滴をやれ。年寄りの脱水を厳戒せよ」「その避難所で医者として同僚からも被災者からも信頼を得てから、我々のお客さんだと思ったら世話をしなさい、なによりも安眠の確保だよ」「精神的外傷のチェックリストなんか振り回すなよ」と。
◆藤井の感想 確かに被災者で、初めて会う精神科の医師や心理療法士に「こころのケア」を求める人などいません。そう簡単に被災者(患者さん)は心を許しません。被災地に何度も行ったからわかります。その点 鍼灸師は身体から入っていけるので有利です。「肩こり、首コリを楽にします」と患者さんに近づけます。鍼灸師は被災者の極度の緊張や恐怖、悲しみ、抑うつ状態を治療しますが「楽になりますよ」としかいいません。「眠れるようになりますよ」とは言いますが「あなたの心をケアしてあげますよ」というような不遜な言葉は口にしません。
◆計見 疲弊消耗の程度に応じて、精神的な機能の損傷の程度もひどくなっている。幻覚妄想状態だから重篤だ、とはならない。幻の声を聞き、おかしな妄想にとりつかれていたって、さほど重症には至らず、回りの人間にとって無害に生きてる人は沢山いる。そういう人は大概は、良く寝て、食べています。
◆藤井の感想 まさに中医学、東洋医学と同じ考えです。現代医学でも「脳腸相関」が注目されています。身体とこころ(脳)は同じなのです。
※脳腸相関とは、重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す言葉。ストレスを感じるとおなかが痛くなり、便意をもよおします。脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからです。逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告があります。新型コロナウイルスは腸に長く残ることがあります。それがブレインフォッグ(脳の霧)をもたらすという説もあります。
※計見 一雄(けんみ・かずお)
1939年東京都生まれ。千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉県精神科医療センターの設立に参画、現在名誉センター長。公徳会佐藤病院(山形県南陽市)顧問。精神科救急医療という分野を立ち上げ、今も臨床の最前線に立つ。日本精神科救急学会前理事長
日経ビジネスオンライン お父さんが「眠れない」のは、心の問題ではない
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/032200344/

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