40代の女性が夏にコロナに感染しました。のどの痛み 節々の痛み 「これまで経験したことのない のどの痛み」で眠れませんでした。「先生 コロナにはかからない方がいいよ。」と何度もおっしゃっていました。感染から一か月後に来院されました。
感染4日目にのどの痛みがなくなると今度は咳と鼻水です。嗅覚障害も出ました。諸症状がなくなった後に、印堂(いんどう、ツボの名前)、眉の間、鼻の上の痛みと立ちくらみ、嗅覚障害が残りました。首肩もこります。以前 メニエール病の診断を受けていましたが当院の鍼灸治療で症状はなくなっています。西医的には上咽頭の炎症です。
督脈という経絡(けいらく)の陽気を強め 印堂付近の気の滞りを一気に解消するやり方で施術しました。その場で痛みがなくなり鼻で呼吸ができました。
一週間後の来院時に印堂の痛みと立ちくらみ、嗅覚障害がなくなっていることを確認しました。コロナの後のさまざまな症状には鍼灸が効きます。
◆鍼灸師、医師のみなさまへ
今回の症例は 専門誌Tehamo(てはも)5号(10月31日発行)の特集LongCOVIDのケア&キュアの中の「当院での2020年からのコロナ後遺症治療」に掲載しています。弁証 配穴などはそちらでお読みください。

※午後の受付時間繰り上げのお知らせ
来年1月より午後2時30分〜5時30分に受付時間を繰り上げます。
最終受付時間が午後5時30分になります。電話受付も午後8時までになります。
※12月25日日曜〜1月4日水曜まで休ませていただきます。5日木曜から開けます。
電話受付も休み、1月4日水曜から再開します。