2022年06月12日

約一か月半で治った耳詰まり鼻づまりと気分の落ち込み コロナ後遺症の鍼灸治療

厚生労働省は新型コロナ感染症の診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント第一版という文を2022年4月末に出しています。
※新型コロナ感染症の診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント第一版は以下から
https://www.mhlw.go.jp/content/000935241.pdf

じつは「罹患後症状のマネジメント」に耳疾患は取り上げられていません。大いに疑問です。私は5月の関西中医鍼灸研究会のオンライン講義で「コロナ後遺症の鍼灸治療」について講義しました。9例の後遺症の治療例を紹介しましたが6例に耳疾患がありました。
今回は患者さん本人も気づいていなかったコロナ後遺症の耳の疾患の治療のお話です。

☆約一か月半で治った耳詰まり鼻づまりと気分の落ち込み コロナ後遺症の鍼灸治療

30代の日本人男性が3月に来院されました。2022年1月初めに左耳がふさがり、つまる感じがしてきました。聴力の低下はないのですが、気分が落ち込み何をする気にもなれないそうです。
2021年12月末にコロナに感染しています。アメリカでコロナにかかりました。カリフォルニア州在住の方です。鼻水やのどの痛みが続き、ようやく楽になってきたと思ったら1月に耳がおかしくなりました。体調不良のため日本に一時帰国されました。耳だけでなく鼻詰まりも続いています。本人にコロナ後遺症の自覚はなかったのですが、経過から見るとコロナ後遺症といえます。

2週間に7回治療すると ほぼ耳も鼻も気にならなくなり、気分の落ち込みもなくなりました。
じつは雨が降って寒くなったときに、ちょっとだけ症状がぶり返すこともあったのですが、本人の強い意向もあり、一か月半後にアメリカに向けて出国されました。雨が降っても気分の落ち込みの再発はありませんでした。
カリフォルニアは1年を通じて温暖で湿度も低く、暮らしやすいところと聞いています。「ロンドンに行くというならもう少し治療してから出国した方がいいと言うけれど、カリフォルニアは気候がいいから大丈夫でしょう。」と送り出しました。

なぜ雨の日は耳の調子が悪くなるのでしょう。中医学では湿邪により気が滞るためといわれています。実際 鍼灸治療で湿邪をとり気の巡りをよくすると雨の日でも大丈夫になっていきます。耳の症状としては、詰まった感じに加えて、めまいやふらつきが起こる人もいますがこれも治ります。
気象病と呼ばれることもあります。気象病は、太古の昔に危険を回避するためにできた予知機能だという仮説があります。狩りの最中に嵐が来たら、生命の危機です。そこで天候の悪化をいち早く察知する気圧センサーが作られたというのです。
 その「逃避行動仮説」によると、人間は皮膚で気圧の変化を感じ取ると、すぐ走って逃げられるように交感神経が緊張する。それにより耳周辺の筋肉が収縮し、耳が詰まったような感じがするのでは、といわれています。
じつは耳詰まりを訴える患者さんの多くはリラックスするのが下手な人が多いので、「逃避行動仮説」は納得できます。

◆結(ゆい)のスタッフ全員 3回目のコロナワクチン接種が終わっています。院長の藤井は2週間に一度 PCR検査をしています。直近では6月8日陰性でした。季節的に換気がやりやすくなり助かっています。

コロナ後遺症の鍼灸治療例は以下に一部 掲載しています。
https://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_depression/entry_1386/

コロナ後遺症3.png
posted by ゆい at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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