2021年12月12日

9歳の女児のアトピー治療

9歳の女児のアトピー性皮膚炎の治療のお話です。
幼い頃からアトピー性皮膚炎に悩まされていました。よくなった時期もあったようですが8歳の時から アトピー性皮膚炎が再発しました。今回は全身ではなく、両手の皮膚炎です。
夏に悪化し 10月に来院されました。
約一か月 8回の治療で きれいになくなり治療を終了しました。

アンケートはお母さんに書いていただきました。

「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」とされた上でコメントをいただきました。

少し痛い治療もあったようですが、日に日に良くなっていき 本当に有難く思っております。治療前に説明もていねいにしていただいたので不安なくお世話になれました。ありがとうございました。コメント以上。
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◆考察
小児には 刺さない鍼 小児鍼を使う時もあるのですが この時は 刺す鍼を使いました。非常に細い鍼で痛みはほとんどありません。
「少し痛い治療もあったようですが」と書かれているのは当院の独特の治療、「接触火鍼」のことです。鍼先を火で焼いて、チョンと皮膚に触る治療法です。痕にはなりません。ちくっとしますが、それほど痛いものではありません。かゆみがとれジクジクした肌が乾いていきます。女児も目に見えて変化していくので、納得していました。
ただし刺激の感受性は人によって大きく違います。「これぐらい我慢できますか」といつも患者さんと対話しながら治療しています。同じ患者さんでも変化します。たいていは良くなっていくと、刺激を強く感じるようになります。そうなると鍼を細くしたりして適切な刺激に調整していきます。
弱い刺激にこだわる先生もいらっしゃいますが、私は違います。私がこだわるのは あくまで治ることです。
posted by ゆい at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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