今週の予約はいっぱいですが、来週金曜10月1日には少し空きがあります。10月4日からはしっかり空きがあります。ネット予約は前日にお知らせメールが届きますから お勧めです。
☆とにかく寝不足はやめた方がいい 耳鳴 難聴 耳詰まり 不眠に寝汗
秋に出てくる不調を防ぐには
9月になってから、寝つきがわるくなった、夜中に目が覚めるようになったという患者さんがちらほら来院されるようになりました。私が秋を実感するときです。
秋は収斂(しゅうれん)の季節です。五臓では「肺」と関係しています。呼吸器疾患は秋から冬にかけて増えますよね。
季節に伴う人間の生理的変化を、古代の中国人は理論化しました。人の身体は陰と陽のバランスの上に成り立っていますが、秋から冬にかけては 「陰」つまりは身体を落ち着かせる要素が不足しがちになります。陰がたくさん求められている秋だからこそ、陰の足りないためにおこる症状が出てくるのです。「陰」が足りなくなる つまり陰虚になると耳鳴や不眠、寝汗に苦しむようになります。気持ちもそわそわと落ち着かなくなります。不安感にかられることもあります。精神疾患の発症する季節的な第一のピークは春ですが、第二のピークは秋です。
ほかにはめまい、目や口やのどの乾燥、便秘、午後から夜にかけての熱がでてくるなどです。腰がだるくなる場合もあります。
陰虚にならない一番いい方法は適切な睡眠時間を確保することです。睡眠が「陰」を養ってくれます。寝不足にならないよう生活に気をつけてください。
眠りは陰の要素を養うものですから、睡眠時間を削った生活を続けていれば、陰虚(いんきょ)となり不眠をはじめとする諸症状に苦しむ場合もあります。眠らない生活を続けていると眠りにくくなるのです。十分な睡眠時間を確保されるよう気をつけてください。
私は患者さんの訴える症状と直接の関係は薄くても、秋には隠し味のように陰を補う作用のあるつぼを使い、患者さんの身体の陰陽のバランスをとっていきます。
☆陰を補う作用のある食べ物
陰を補う作用のある食べ物をいくつか紹介しておきます。
黒ゴマ、黒大豆、きくらげ、いか、牡蠣(かき)、貝柱、豚肉、かも肉などです。おいしく食べて、ぐっすり眠りましょう。
写真は箕面森町の住宅地と山の境目にいた野生の鹿です。北摂の山には鹿も猿もいます。
