◆感染予防のために結(ゆい)は予約数を絞っています。ゆったり治療を受けていただけますが、予約はとりづらくなっています。17日月曜からの週は、21日金曜に少しの空きがあるだけです。ご予約されている患者さんにお願いです。直前の予約変更、キャンセルはくれぐれもお避け下さい。ほかの患者さんたちの予約希望をお断りしている中で確保した時間なのですから。
◆最終受付時間を午後7時から6時30分に繰り上げました。6時〜6時30分の受診をご希望の方は、確実に来院できる日を、お早めにご予約ください。当たり前のことですが確実でない予約はお受けできません。
☆PCR検査の拡大を 早期発見、早期保護、早期治療
東京都世田谷区の保坂区長が区独自のPCR検査を現在の1日200〜300から2千〜3千件に拡充する、また人とよく接する職業の人々、医療従事者、保育士、介護従事者、美容師等には定期検査をという方針を発表しました。各地でPCR検査を拡大する動きが続いています。山梨県は8日、新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」で通知を受けたすべての人がPCR検査を受けられるようにしました。陽性者と1メートル以内で15分以上接触の可能性があるという通知を受ければ、症状の有無に関係なくPCR検査を受けられます。岩手県も埼玉県も7月にPCR検査の対象を拡大しています。こうした自治体の動きに背中を押されるように厚労省も7日に「新型コロナウイルス感染症に関するPCR等の検査体制の更なる強化について」という通達を出しています。感染が急拡大している8月になって、やっと出たかという気持ちはありますが、ぜひ具体化していただきたいものです。国は予備費をどんどん使ってください。https://www.mhlw.go.jp/content/000657888.pdf
大阪府は7月1日に検査体制を1日3500件にする目標をすると発表しています。現在は8月7日の2558件が最大です(https://covid19-osaka.info/)
大阪府は人口882.3万人 世田谷区は93.9万人です。9.3倍の人口ですから世田谷区同様に2万件を目指していただきたいものです。感染鎮静化に成功している米国ニューヨーク州の人口は2000万人で大阪府の2.2倍です。ここでは5月17日には1日4万件、6月4日には1日5万件を検査しています(ニューヨーク州におけるPCR検査の現状、島田悠一コロンビア大学医学部 循環器内科 助教授 https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3266)
☆擬陽性は限りなく0に
今でも検査拡大に反対する人がいらっしゃいます。どうすれば感染拡大を防げるかの対案もないままの反対です。検査拡大反対派は擬陽性、陽性でもないのに陽性と判定される人がいることを問題視します。けれど実際は1万人を検査して擬陽性は1人です。
※日本医師会 COVID-19 感染対策におけるPCR検査実態調査と利用推進タスクフォース 中間報告書解説版7/22 7ページ参照
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3169

検査を拡大していく中で、精度を高め、擬陽性は限りなく0に近づけていくことができます。別の検査を組み合わせることもできます。全自動PCR検査装置を使えば精度をさらに上げることができます。
※日本医師会COVID-19有識者会議 COVID-19感染制御のためのPCR検査等の拡大に関する緊急提言8/5 https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3243
※日本医師会COVID-19有識者会議 COVID-19に対するPCR検査体制 8/7
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/3344
☆新型コロナ感染症にかかっているかどうかではなく、感染力があるかどうかが大切
新型コロナ感染症にかかっていても、鼻咽頭・唾液などにウイルスがいなければ陰性とされます。偽陰性です。正確に陰性を見つけることができる確率は97.8〜99.9%です(COVID-19 感染対策におけるPCR検査実態調査と利用推進タスクフォース 中間報告書解説版)しかし唾液やのどの粘膜にウイルスがいなければ、他人に感染させる感染力はほとんどありません。感染拡大防止という目的からすると偽陰性は問題ではないようです。
