2020年05月28日

感染していない人同士の接触をさける政策ではなく感染した人と感染していない人の接触をさける政策を

児玉龍彦先生(東大先端研がん代謝PT)のお話は 納得がいきます。下記のユーチューブ動画は 児玉先生がしゃべっていて経済学者の金子先生(立教大特任教授)が少し質問するという構図です。

児玉先生は台湾、中国、韓国のモデルを「大規模検査、隔離、GPS追跡」という東アジア型と名付け、日本も見習うべきと主張しています。「日本は非常に古い対策モデルから抜け出せていない」という批判もされています。

新型コロナ対策「検査、隔離、GPS追跡」の東アジア型を 日経ビジネス 2020/04/17
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/041701182/

今回の動画で驚いたのは図にあるように今回の新型コロナはIgM抗体の反応が遅く弱いという事実です。新型コロナウイルスはたぶんワクチンがつくりにくいだろう、できるとしても重症化を抑えるワクチンになるだろう、でもワクチン開発に時間がかかっても、抗ウイルス剤でなんとかなる、エイズも抑え込めているということも言われています。
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何より共感したのは「感染していない人同士の接触をさける政策ではなく感染した人と感染していない人の接触をさける政策を」「接触が不可避なところ(病院、介護施設、ライフライン)の感染防止策を」というところです。大規模自粛はそうそう続けられません。大規模検査で感染者をあぶりだし、隔離 治療していくことが経済と感染防止を両立させる道でしょう。
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各大学が政府とは関係なく大規模に高水準の検査をできる精密機械を入れつつあります。写真も一日に500人の精密な抗体検査ができる東大の機械です。「民間のお金で精密検査機器が大学に入りつつある。若い人(研究者)ががんばっているのが希望だ」と児玉先生。専門家のみなさんは もう一度 抗原抗体の関係や免疫について頭の整理をするにも最適な動画です。
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コロナと闘う戦略図〜抗体検査で見えたこと 日本人には類似の「免疫」?【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】20200516

https://www.youtube.com/watch?v=8crwEQN_DbA
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