2020年04月13日

テレワークで気を付けること

非常事態宣言7日目、自宅籠城6日目 院長の藤井です。通院中の皆様の治療を中断することになり本当に申し訳ありません。4月7日までたくさんのテレワークの患者さんたちを治療させていただきました。その時に気づいたお話です。

◆首コリ肩こりが増した患者さん

40代の男性です。出張がなくなりテレワークとなりました。仕事は以前よりはかどりますが首コリ肩こりがひどくなりました。
理由は単純でした。自宅でパソコンに張り付く時間が増えたためです。椅子の座り心地も関係しているかもしれません。適度に休憩を入れること、身体を動かすことを提案しました。「体操だけではつまらないから音楽かけて好きに踊ってもいいと思いますよ。どうせ誰も見ていませんから」と助言させていただきました。独りだからできることもあるのです。
テレワークのPCが動いているかどうか会社からチェックできるシステムの中で働いている患者さんもいらっしゃいました。いつも見られている緊張からか首コリがアップ、PCから離れたくないためにトイレもそそくさと済ませるといった状態でした。腰も痛くなってきました。
「会社も常時 チェックしているわけでもないでしょう。あなたの緊張もいつまでも続きません。慣れますよ。会社にいる時と同じように、ゆっくりトイレに行ってください。椅子はクッションで調整するか、事務用の椅子を買ってください。事務用の椅子は高さを調整できるからダイニングの椅子よりも長く座っても大丈夫なはずです。」とお願いしました。テレワークのために自宅用のノートパソコンまで会社が用意したと聞いていましたので、テレワークは続きそうです。椅子を買ってもいいのではと判断しました。環境は大事です。
※日経新聞によるとニトリはテレワークの普及に伴い、事務用椅子の需要が高まることなどから収益アップの業績予想をしているそうです。

◆Zoomの交流会、武漢で活躍する張伯礼先生のお話を聞きました、新型コロナ感染症が治った患者さんの養生についても

張伯礼先生(中国工程院院士・天津中医薬大学学長)は天津から武漢に入り、2カ月にわたって新型コロナ感染症の患者さんを漢方薬で治療されています。11日土曜の夜、日本の漢方薬を使う医師や薬剤師の先生方との交流会がZoomで行われました。張伯礼先生は武漢からの参加です。私も評議員の日本中医学会が中心になって準備したものです。中医学に基づいて漢方薬を使う話は鍼灸にも参考になります。70代と思われる張伯礼先生が新型コロナ感染症との闘いの前線に立たれている姿に感動しました。治った患者さんの養生を強調されていました。藿香生気散を使われていました。藿香生気散は鍼灸ならおへそに温灸です。おへそを10分程度 湯たんぽで温めるのを自宅でなさるといいでしょう。
張伯礼先生を報道する人民網日本語版 2020年02月26日の記事は以下から
http://j.people.com.cn/n3/2020/0226/c94475-9662136.html
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◆5月7日分からの電話予約、ネット予約を受け付け中。お休み中も電話は通じます。
◆非常事態宣言のため結(ゆい)鍼灸院は閉めています。5月7日から開けます。
非常事態宣言の時も医療機関は開けることはできますが、外出のリスク、多くの人が自宅にこもる社会的状況等を考えると感染拡大を防止するためにも、いったんお休みした方がいいと判断しました。患者の皆様、スタッフと私の感染防止のためです。ご理解お願いします。非常事態宣言とともにいろいろな要請が政府や自治体から出ると思っていたのが、ずいぶんゆっくりしていてがっかりしています。強い法律がなくても、休業保証さえあれば自粛はもっと進むはずです。
#自粛と給付はセット

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