2020年01月28日

2019-nCoV、新型コロナウイルスによる肺炎予防法 その1

☆有力情報! 文春オンラインに掲載された 新型肺炎 上海在住24年の日本人医師が訴える「中国の決定的な弱点」とは 
この記事は現状を冷静にとらえることができる記事です。ぜひお読みください。
https://bunshun.jp/articles/-/29479
取材された上海東和クリニックの藤田康介医師は日本中医学会の仲間で、私も時々書いている専門誌 中医臨床にもたびたび記事を載せている医師です。じつは大阪大学でも最近 仕事を始められています。AIと医療の関係にも詳しく、昨年 10月に東京で開催された日本中医学会の時もAIに関していろいろ話し合った仲です。

藤田医師は「中国はもともと人の移動が多い国です。しかも旧正月休み(公式には1月24日から30日までが休み、2月2日まで延長されると報じられている)と重なったこともあって、感染拡大のリスクはきわめて大きい。力ずくでも押さえ込まなければならないという判断になったのではないでしょうか。」と今回の武漢封鎖を解説しています。
そして 日本人として行うべき行動について以下のように結論づけています。私もまったく同感です。

「ウイルスの変異におびえる前にやるべきことがある点です。マスク、手洗い、顔洗い、換気、人混みを避ける、しっかり休養を取る。発熱があって体調が悪いのに無理に出社するようなことはしない。こうした基本的な対策を徹底すれば十分です。結局のところ、ウイルスが変異しようがしまいが、個人にはこれ以上の対策はありません。付け加えるならば、他にインフルエンザなどの病気もあるわけです。新型コロナウイルス肺炎が流行していようがしていまいが、そうした予防の重要性は変わりません。」以上

☆2019-nCoV、新型コロナウイルスによる肺炎予防法 その1

結(ゆい)のHPに載せている「インフルエンザ予防の話」は今回の新型コロナウイルスによる肺炎予防にも有効です。ちょっとだけ要約してお伝えします。
https://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/entry_1010/

◆中医学的インフルエンザの予防法は新型コロナウイルスによる肺炎予防にも有効

〇足三里 大椎というつぼにお灸

足三里 大椎にお灸をすれば感染予防効果があります。
中国の六枝特区人民医院では68年の香港風邪(新型インフルエンザの一種)の流行時、80例の患者さんに、大椎の鍼と灸等を用いて、80例に効果がありました。上海でも1万例を実験して、足三里の灸は、インフルエンザや風邪に予防効果があると報告されています。
大椎(だいつい)は首を前に倒した時に襟首のところに飛び出る骨の下にあるツボです。
足三里は膝の外側 膝のおさらの下に手をあてて小指の付近。押して 痛いとかおもだるいとか感じるところあるツボです。

お灸はよもぎの葉を精製したものです。お灸の煙は除菌、抗ウイルス作用を持っているといわれています。中国で新型肺炎(SARS、サーズ)が流行したときも予防にお灸の煙が用いられました。お灸の煙に感染を防止する効果があります。家でお灸をすると身体の免疫力をあげる効果と煙で感染予防をする効果で一石二鳥です。最近は後のつかない、やわらかい熱感のお灸が市販されています。当院でも扱っています。

〇お酢と水を半々程度にまぜ、わかして、酢の蒸気をだします

やかんをストーブにかけても、いいし台所でガスの火にかけてもいいし、要するに 酢のにおいが部屋にたちこめる ようにします。加湿器に酢をいれるのもいいやり方です。 とくに家族の誰かがインフルエンザや風邪にかかった時は絶対におすすめ。うつるのを防ぎます。のども楽になります。

〇酢でうがいをする

水道水もいいけれど、酢のうがいもききます。口もさっぱりして気持ちいいですよ。

〇子どもが発熱した時、高熱をさげるやり方

冷水につけて硬くしぼったタオルで、背中の背骨の両わきを上から下へまさつする。乾布まさつの要領ですが、上から下へ一方通行に行います。きつめにやや力をいれて何回か行います。背中が赤くなるまでやります。

◆こちらも大切!一般的予防法

1.手洗い
しっかり頻繁に手洗いしてください。できれば顔や髪の毛も頻繁に洗ったほうが効果的です。手の皮膚が荒れていないこと、傷がないことが一番大切です。薬用石鹸を使って肌荒れがおこるようなら逆効果。消毒薬を使って肌荒れがおこるようなら使わないでください。

2.うがい
効果は手洗いほどには確認されていません。手洗いは各国で奨励され効果が確認されていますが、うがいは日本で好まれるやり方です。うがい薬は必要ありません。うがい薬と水道水(消毒用塩素が微量に入っています)を比較すると水道水の方に軍配が上がっています。うがい薬がのどの粘膜を傷つける場合があるのが関係しているのかもしれません。

3.マスク
普通のマスクでは風邪やインフルエンザにかかってしまった人が他の人に移さない効果は確認されていますが、感染予防の効果は確認されていません。過信は禁物です。マスクをするなら1日に何回も取り替えてください。マスク表面にウイルスが付着している可能性が高いので、マスク表面はさわらないこと。ひもを持ってはずしてください。使用済みのマスクはふたつきの容器に捨てるか、ビニール袋に密閉して捨ててください。

4.メガネ
普通のメガネでも目の粘膜からのウイルスの侵入をある程度防ぐことはできます。仰々しいゴーグルをつけるのは、はばかられても伊達メガネならOKでしょう。ウイルスは目と鼻と口から侵入してきます。目をこするくせはやめましょう。

5.部屋を別にする
インフルエンザにかかった家族を別室に隔離します。食事も別室でとってもらい家族内感染を防ぎます。別室は時々換気をしてください。かかってしまった家族とは必要最小限の接触にとどめるため、家の中で携帯電話をつかうのもひとつの方法です(ふつうの風邪の時はそこまで気を使わなくてもいいでしょうが)使ったティッシユ等はふたのついたゴミ箱か、ビニール袋に入れて密封するようにしてください。
img_aead21469cb73510dad096b4e4e477e54006813.jpg

posted by ゆい at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187093940
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック