2018年06月19日

ビックデーターの分析から明らかになった現代女性の低体温と治し方

余震が続きますが、いかがお過ごしですか。今日19日 午前中の患者さんに震度6強の揺れにあわれた箕面と枚方の患者さんがいらっしゃいました。吹田や大阪市内北部の患者さんは、今回の大阪北部地震を「強い たて揺れだったが、阪神大震災よりは揺れの時間は短かった」と感じていらっしゃいましたが、箕面と枚方の患者さんは「強いたて揺れの後に横揺れが来た。長い時間 揺れていて とてもこわかった」と話されていました。地域によって揺れ方も異なっていたようです。

今回は女性の低体温と対処法のお話です。

☆ビックデーターの分析から明らかになった現代女性の低体温と治し方

10代後半から40代の女性3万2,735人のデータから平均基礎体温が36℃に満たない女性が約40%にも上ることがわかりました。現代女性の平均基礎体温は36.5℃でした。月経管理アプリ「ルナルナ」のビッグデータ分析の結果です。
5月に開催された日本抗加齢医学会での産科婦人科舘出張 佐藤病院院長の佐藤雄一氏、順天堂大学医学部小児科学講座らの共同研究グループの発表「ビッグデータ分析により得られた現代女性の平均基礎体温と抗加齢分野での応用」で明らかになりました。日本抗加齢医学会総会最優秀演題賞で表彰されています。
結(ゆい)にいらっしゃる女性患者さんたちをみている私の臨床的実感とも一致します。
体温の低い女性たちはタンパク質摂取量や運動習慣が少なく、朝食を抜いたり、月経異常の割合高かったようです。葉物の野菜サラダばかり食べて、お昼はおにぎり1つに冷たいペットボトルのお茶、PCの前でデスクワークを続けているような女性がイメージできます。昼からは身体がだるくなるので一時的な興奮作用のあるコーヒーや紅茶、チョコレートが大好きです。

☆低体温を克服する方法

結(ゆい)で行っている督脈(とくみゃく)通陽法は身体の陽の気を奮い立たせます。気をめぐらせて肩こり首こり、頭痛や腰痛を治します。各種温灸も使います。しばらくすると低体温がなくなり、1度ほど上昇する女性がたくさんいらっしゃいます。私は肩こりを治すのは当たり前、「肩のこりにくい身体にします」と患者さんに申し上げているのですが、低体温を治すこととつながっています。
体温を上げると身体の機能低下からくる様々な不調を治すことができます。便秘や胃下垂も改善します。耳管開放症も治ります。しつこい後鼻漏(こんびろう)も治ります。

☆自宅で低体温を克服する方法

朝食は温かいものを摂ってください。水分補給は常温の水かお湯やぬるま湯でお願いします。外食の時は水の氷を抜いてもらってください。私もそうしています。最近は 朝食はねぎや各種野菜や納豆を入れた味噌粥(みそがゆ)をよくつくっています。
冷たいものを控えて、できるだけ温かいものを食べるようにしてください。お寿司の時は、汁や温かいお茶、茶碗蒸しをいっしょにとるようにしてください。私はビールも常温で飲むことが多いです。
朝からシャワーではなく、できれば浴槽に入ってください。最近は断熱材を入れて保温力を高めた浴槽もあります。TOTOでは「魔法びん浴槽」、LIXILでは「サーモバスS」パナソニックでは「保温浴槽」と呼ばれています。私も朝と夜 お風呂に入っています。体温を早く上げると午前中からフルパワーで働けます。写真は督脉通陽法で温灸をかけている様子です。
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posted by ゆい at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 女性科
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