今回は夏に耳の調子が悪くなる若者が治った話です。
耳管開放症 夏に悪化するのが治った
20代の男性が○○年7月に来院されました。夏になると耳管が開くのをなんとかしてほしいとの訴えです。両耳の耳管が開き、自分の声が大きく聞こえてしまいます。立ちくらみもよくおこり、鼻炎もあります。
伝統的中医学では気がきちんと頭まで登っていない、清陽(せいよう、清らかな陽気)が頭まで昇っていないために、耳管や鼻がうまく機能しなくなったと考えます。
7年前の夏、ひどい疲労感で耳管も開放するようになり体調不良になりました。調べたところ貧血状態で腎機能も低下していたそうです。それ以来 夏になると調子が悪くなるようになりました。
10日間に3回 治療したところ、簡単には耳は開かなくなり、鼻炎もよくなりました。
結局 半月で5回、その後半月に3回 治療したところ、一週間の内 一度も耳が開かなくなり、鼻炎もよくなったので、治療を終了しアンケートをいただきました。
本当はもう少し 夏が終わる9月末までは治療を続けたかったのですが、海外留学のため8月で治療を終わりました。
◆アンケートのコメント
夏になると、立っているだけでも耳が開いて辛い状態でしたが、ここでの治療でそのような症状がなくなり日常生活はかなり楽になりました。ありがとうございました。
◆自筆のコメントはこちらから

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。