2018年03月06日

不安症状が改善しました。老人性うつ病?認知症?

今回は認知症のお話です。
70歳代前半の女性患者が娘さんに連れられて、来院されました。
某大学病院の 老年・高血圧内科に通院され 抗うつ剤 ジェイゾロフトを処方されています。老人性うつ病か認知症かはっきりした診断は出ていないということでした。

ふつうに話はできる状態です。ご家族がお困りなのは、ひんぱんにかかってくる電話でした。女性患者のお連れ合いと娘さんは昼間は仕事に出かけます。すると女性患者さんは何度も2人に電話をかけてきます。たまに電話に出れないことがあると、今度は親戚や知り合いに「棄てられた」と電話をかけるとのこと。数ヶ月前からひどくなったそうです。
「何とかならないか」と当院にいらっしゃいました。ジェイゾロフトで一時的によくなったが、すぐにもとに戻ったとのことでした。
治療中も 何度も娘さんの所在を確認されます。

鍼灸すると うつ病はよくなりますが、認知症の認知機能については なかなかよくなりません。しかし家族がストレスをうける諸症状、不安でしゃべり続けるとか、電話をかけ続ける、あるいは怒鳴ったりするという症状は結構 早くよくなります。つまり介護する側は楽になります。

今回も約20日間に4回治療したところ、電話はほとんどかかってこなくなりました。当初訴えられていた膝の痛みもなくなり、それまで食べられなかった朝食も食べられるようになり治療を終了しました。治療中、何度も娘さんの所在を確認されることもなくなりました。不安でおびえたような顔つきが、にこやかなものに変わりました。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

写真は万博公園の梅です。3月4日 暖かな日曜に撮ったものです。
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posted by ゆい at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ、パニック障害
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