☆肩甲骨内側の激痛が4回で治りました、ついでに前かがみの姿勢も
50代後半の女性が○○年7月初めに背中の痛みを訴えて来院されました。
昨日から、急に左側肩甲骨内側に激痛が走り始めたという訴えです。
じつはこの方は、少し肥満気味で暑がりです。
太っていらっしゃる方は基礎代謝はあまりよくない場合が多く、それでいて暑がりのことが多いのです。想像してみてください。背中とお腹に10キロずつの米袋を抱えて歩いてみることを。誰だって汗をかきます。基礎代謝が低下していて、エネルギー消費が少ない傾向だから身体にためこんでしまい、太ります。
「暑がりは冷やす」というのが暑がりの人によくみられます。暑がりで薄着をしすぎるのです。エアコン等で冷やしすぎて局所的に気が滞り痛みます。この方には鍼と温灸で局所を温通する治療をしました。4回の治療でほとんど痛みがなくなりアンケートをいただきました。
◆アンケートではほとんど完全になおり苦痛がないという回答と以下のコメントをいただきました。
もともと肩こりがある方でしたが、今回は今までにないひどい痛みで肩甲骨の内側に激痛が走るようになりました。(ちょっと咳をしても前かがみになっても)それでいつも事あるごとにお世話になっているこちらに来させていただきました。1回で激痛はおさまり、3回目くらいからこりの部分がやわらかくなってくる感じで、今はほとんど何も感じなくなりました。私が姿勢の悪さを気にしていたので、そちらも治療していただき、今は背中がすっとまっすぐになっています。ありがとうございました。
コメント以上
〔考察〕コメントの「姿勢の悪さを気にしていたので、そちらも治療していただき今は背中がすっとまっすぐになっています。」という点について
この方には督脉通陽法という身体の陽気をしっかり補う温灸法を施術しました。陽気を補うと背筋は自然と伸びます。姿勢矯正は鍼灸治療の中で自然と行なわれるのです。
◆自筆のコメントはこちらから
※夏場の冷え対策
エアコンが効きすぎている場所では首をスカーフか何かで覆って保温してください。首は太い血管が流れていて、体温を放熱しています。「寒い」と自覚する前に保温し放熱を防ぐのがポイントです。
私も新幹線で東京出張する時は首に大きめのハンカチをまきます。ワイシャツの汚れも防げて一石二鳥です。
※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。