☆「風邪に抗生物質投与は控えて」 厚労省が手引書
記事を要約すると以下のようになります。以下 要約
厚生労働省の有識者委員会は6日、軽い風邪や下痢の患者に対する抗生物質(抗菌薬)の投与を控えるよう呼びかける手引書をまとめた。抗生物質を使いすぎると薬剤耐性菌が増え、治療に有効な抗生物質が将来なくなる事態が懸念されているため。
一般的な風邪の原因となるウイルスには抗生物質が効かないことから、「投与を行わないことを推奨する」とした。
一方、ふだんより排便回数が1日3回以上増える急性下痢症は、ウイルス性、細菌性にかかわらず自然と良くなることが多い。そのため安易に抗生物質を使わないよう呼びかけている。厚労省によると、薬剤耐性菌への対策を取らなければ、2050年には同菌によって世界で年1千万人が亡くなるとの推計もある。要約以上
今度こそ医療機関の取り組みが変わっていただくことを期待しています。「医師が患者に説明する際に抗生物質は効かないと告げた上で、症状が悪化する場合は再受診するよう指示しておく」とまで書かれるそうですから。
2003年にも日本感染症学会のガイドラインで抗生物質「無効」と書かれてもほとんど変化はありませんでした。薬剤耐性菌の脅威が増大しているのは間違いありません。抗生物質が効かない時は、免疫力を高めるお灸の出番ですが、やっぱり抗生物質は効くほうがいいのです。
お灸については以下をご覧ください。
▼結核と闘うお灸、モクサアフリカの挑戦
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_karakuchi/entry_1231/
風邪に抗生物質が効かないという話は今までもいろいろ書いてきました。以下からどうぞ。
▼不思議な国の不思議なかぜの治し方 2002年
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/entry_1007/
▼風邪に抗生物質「無効」やっと指針 2003年
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/entry_1008/
▼針灸の治療と風邪薬(総合感冒薬)の治療の違い 2000年頃
http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_cold/entry_1002/
日経新聞の記事の写真です。
◆スギ花粉が飛んでいます。花粉症を鍼灸で予防、治療しませんか。詳しくは以下をご覧下さい。
http://hari.yuisuita.com/category/1461803.html
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