無念の思いで亡くなられた犠牲者方々のために、祈りを捧げます。
私は吹田の自宅で地震にあいました。本当にこわかった。
電車が止まっていたため、バイクで結(ゆい)鍼灸院まで通勤。当時の結(ゆい)は老朽化した木造モルタル家屋の1階でした。ぺしゃんこになっている鍼灸院の様子を想像し、「一から出直そう」と自分に言い聞かせながらバイクを走らせました。
幸い鍼灸院はたいした被害もなく、そのまま営業。ラジオから流れてくる報道は被害の大きさを伝えるものでした。いてもたってもいられなくなりボランティアを志願し、やがて組織することになりました。当時の様子は以下からどうぞ
http://www.yuisuita.com/hobby/post/index.php
http://www.yuisuita.com/hobby/
最近は被災地の受け入れ準備ができてからボランティアに行こうというような報道が目立ちますが、行政がボランティアをさばく意欲と能力がない言い訳にすぎません。まあ無理もありません。行政も日頃からギリギリの人数でやっているのですから。
自分でものを考えられる人間なら、被災地でやることはいくらでもあります。社会福祉協議会や行政が受け入れを拒否していても、民間ボランティア組織が受け入れていることは多いのです。インターネットで探してみてください。阪神大震災から22年、民間ボランテイア組織は、地震を初めて経験するお役所よりも、よほどプロの人材が育っています。
昨年の熊本地震の時は、熊本駅に人材派遣のようなボランティアがいたそうです。各所で活動している民間ボランテイアに、ボランティア志願者をつなぐボランティアです。こういったことはテレビでは報道されません。
緊急時に行政のできることには限りがあります。民間ボランティアの活動を制限せず、民間ボランティアに仕事を託すような相互信頼の姿勢が大切だと思っています。
写真は阪神大震災の少し前に購入したモンベルのムーンライトテントに入って遊ぶ20数年ほど前の息子です。熊本地震 鍼灸ボランテイア、チームオレンジが御船町の避難所前に設営した治療用テント 一番手前の黄緑のテントが息子が遊んでいたものです。よくもってくれています。
モンベルは震災のたびごとにアウトドア義援隊を結成し災害支援活動を行なっている企業です。ムーンライトテントとは月明かりの下でも簡単に設営できるテントという意味です。

◆関西中医研のお知らせ
1月21日(土) 18時〜21時
冨田会員の講義と実技「トラウマ、不定愁訴に対する鍼灸治療、EFT」
《場所》大阪市立総合生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5F) 第5研修室
◆被災地復興バスツアーの紹介
5月の熊本地震の時に呼びかけた鍼灸ボランテイア、チームオレンジに参加された大分の鍼灸師の方が、被災地復興バスツアーをやります。御朱印帳製作のためのクラウドファンディングは成功したそうです。詳しくは以下からどうぞ。
【モニターツアー募集&御朱印帳予約ページ】
https://peraichi.com/landing_pages/view/f2jf0