2016年10月03日

5ヶ月間続いた咳が治った

9月初めから続く、雨と台風、気圧の変動と高い湿度で体調をこわされる方がたくさんいらっしゃいます。秋は呼吸器系の病気の増える季節です。今回は咳のお話です。

☆5ヶ月間続いた咳が治った

沢口さん(仮名)は20代のOLさんです。○○年1月に来院されました。
昨年9月から咳が出始め、一向に治らないという訴えです。病院で検査しても肺や気管支に異常はありませんでした。腰痛もあったのですが、これは一度の治療でなくなりました。

3回ほど治療して、咳がずいぶん減ったところでアンケートをいただきました。

◆よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。
◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は2である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント

初めて治療を受けた日のあたりが最も咳が辛く、気持ち的にも「このままどうなるのか?と」原因のわからない不安に悩まされていました。
針をしてもらった後、数日は体は少しだるくなりますが咳や鼻の症状が非常に楽で早くねむれるようになりました。
ほとんど咳はなくなりましたが、しっかりと治すためにもう少し力をかして頂ければと思います。いつもありがとうございます。
コメント以上

ここまではよかったのですが、仕事と遊びで無理をしすぎて、数日後に少し再発、結局 アンケートをいただいてから、2週間後に治りました。

◆解説

沢口さんの原因不明の咳は中医学的には、肺の力不足でおこる咳と肝気上逆(かんきじょうぎゃく)の咳が混じりあったものです。
肺の力不足は過労からきていました。長電話すると咳が出てくるのはこのタイプが多いようです。
肝気上逆は西洋医学でいう心因性の咳と似たようなものです。ストレスから気がうまく下に降りなくなります。コメントで「針をしてもらった後、数日は体は少しだるくなりますが」と書かれているのは過度の緊張、交感神経が興奮しすぎているのをやわらげているからです。沢口さんはまじめで一生懸命働く方でした。


◆自筆アンケートは以下から
161003seki.JPG
posted by ゆい at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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