2016年08月16日

アメリカの水泳選手たちのカッピング、吸い玉療法

暑い日が続きますがみなさまいかがお過ごしですか。吹田の最高気温は今日は33度。このところ36度の日もあるのですが、7月下旬よりは少し楽に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。身体が慣れたからです。暑熱順化といいます。暑くなって10日〜14日程度たつと暑さで急に体温が上昇しすぎたりすることが減ってくるのです。
7月は暑熱順化がうまくいかない方をたくさん治療しました。鍼灸すると暑熱順化がうまく進みます。

◆結(ゆい)は現在、夏休み中ですが予約の電話は通じます。18日木曜から平常通り開けます。

☆アメリカの水泳選手たちのカッピング、吸い玉療法

オリンピックでのアメリカの水泳選手たちの肌にある赤い丸いあざのようなものが話題になっています。カッピング、吸い玉療法とよばれるもので鍼灸治療の一部なのですが、鍼ではないので資格はいりません。そのためエステなどでも行われています。お相撲の力士が吸い玉の跡をつけているのも昔はよくみられました。過去には水牛の角(つの)を使って行われたこともあり、吸角(きゅうかく)療法とも呼ばれます。

ガラス玉に火をいれて中を真空状態にして、皮膚表面に血液を集めます。そのため皮膚が赤黒くなりますが、たいていは一週間程度で跡は消えます。
結(ゆい)ではコンプレッサーを使って吸い玉を真空状態にしています。

☆鍼灸ドーピングはよく効く、しかも安全

ウィキペディアによるとドーピングは、「スポーツなどの競技で運動能力を向上させるために、薬物を使用したり物理的方法を採ること、及びそれらを隠ぺいしたりする行為」とされています。
ロシアがアメリカの水泳選手たちの吸い玉をドーピングではないかと抗議したようですが物理的方法を厳密に定義するとロシアの主張は正しいことになります。ただそうなるとテーピングもどうかという話になりますし、皮内鍼(置き鍼)をつけて走っている選手もいます。オリンピック委員会は薬物以外は問題にしないようです。
鍼灸を選手たちの能力向上に使うことは一般的に行われていて、薬物と違い安全です。吸い玉は跡が残りますが、鍼灸は跡は残りません。結(ゆい)でもトライアスロン愛好家の方が大会前に必ずいらっしゃいます。「鍼灸ドーピングをやります」と笑いながら治療させていただいています。
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posted by ゆい at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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