2015年12月17日

こわい場所には鍼をしません

結(ゆい)鍼灸院の藤井です。私は患者さんがこわがる場所には鍼をしないことにしています。例えば頭に鍼をされるのがこわい患者さんがいらっしゃいます。

「頭は一番、安全なところなんですよ。頭がい骨というヘルメットのような骨に頭は守られています。鍼はヘルメットの上の皮にするだけです。頭がい骨は硬いので鍼は通りません。それにヘルメットにそって横に鍼をするだけです。」

こういうとたいていの患者さんは、頭に鍼をするのを許してくれます。でも中にはそれでもいやだという方もいらっしゃいます。たいていは別の鍼灸院で頭に鍼をした後、めまいが出た経験のある方です。やり方を工夫すれば、頭に鍼をしてもめまいは出ないのですが、いやがる方に無理強いするようなことはしません。
首がひどくこるのだけれど首、後頭部に鍼をするのはこわいという方もいらっしゃいます。これもなんとかなります。遠慮なくおっしゃってください。言いづらい方はメールかメモをください。

先日は耳が水の中にいるようで、いやな感じがするといって来院された20代の女性がいらっしゃいました。手足も冷え、肩もこります。「年かな」「10代のころはこんなことはなかった」と何度もおっしゃいます。「年は関係ありません」といって治療開始。背中を使う督脈通陽法という私の得意の治療法をしました。背中に棒灸や灸頭鍼をします。
二回ほど治療したら手足も暖かくなり、肩こりもなくなりました。耳も不快感を感じていない時の方が長くなってきました。混んだ電車に乗ると気分が悪くなっていたのがなくなり、バーゲンに行けると喜んでいらっしゃいました。軽いパニック障害のような症状があったようです。何より疲れなくなったそうです。

いつも通り治療をしようとすると、背中を使わない治療はできないかと相談されました。背中側に他人に回られるのがどうも苦手とのこと。治療のために我慢してこられたのですが、ここまでよくなってくれば他のやり方でもなんとかなるのではとお考えになったようです。背中側から鍼をしたり温灸をしたりする治療はやめにすることにしました。
慣れないハイヒールを履いてから脚と腰が痛いという訴えだったのですが、背中や腰に鍼をすることなくちゃんとその場で痛みをとりました。
鍼灸はいろんなやり方があります。患部を使わないでも治療はできます。お尻を見られるのが嫌だからと、痔のことを隠される女性もいらっしゃいますが大丈夫です。お尻に鍼をしなくても治療はできます。

☆幻肢痛(げんしつう)ファントムペインも治す鍼灸

病気や事故等で手足を切断した場合、切断した筈の手や足が痛むという症状があります。幻肢痛とかファントムペインといいます。原因不明とされていますが、鍼灸は幻肢痛を治療することもできます。幻肢痛の方はぜひ鍼灸をお試しください。

◆年内は28日(月)まで開けます。今年の不調は今年のうちに治しましょう。

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

写真は11月末の箕面市勝尾寺の紅葉。サービス精神満載のお寺で池から、雲のような水蒸気がでる仕組みで演出している。
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